光陽展出品作品が、かなり進捗して来ました。
奥入瀬渓谷の阿修羅と言う場所ですが、名前の通り奥入瀬の中で最も急流となっているところです。
画面中央にある、三畳間程の大きさの岩に木が3本生えています。普通の場所ではこのサイズの岩に生育出来るのは草や苔の類で、偶に運良く木が根付いたとしてもこんな大木には生育出来ません。岩には保水力が無いし、養分も持っていないからです。
奥入瀬の場合は一年中水量が豊富で湿気があるから、岩に大きな木が生えることが出来るのです。しかし、根を岩の中深く生やすことは出来ませんから、木の保持力は低くなります。この絵の遠景に倒木が川を跨いで倒れているのは根が幹を支えきれなくなって倒れたものです。
絵はまだ未完成です。 サイズはF120号 (195×130cm)油彩
大自然の中の神秘性。その中での水は、まるで超能力を持った生き物か。
ますます水の表情が息吹いてきましたね・・・
ブログで拝見できるであろう「この絵画の完成」が待ち遠しく、且つ楽しみです。
この絵が完成して、もし、良い作品だという評価が得られれば、京都と広島の準本展に掲示されます。
もし広島に作品が行くことになったら、お知らせしますからその節は是非ご高覧戴きたいと思います。
たぶん、県立美術館でしょう。ならば、友人の弁護士事務所から歩いて2分です。昼食に彼を誘って、美術館に行きます。美術館付設(いつもエセ美術鑑賞家のオバちゃん連中で、一杯です)の、イタリアンレストランにも、この機会に初に足を運びます。いや、市内の展示場ならば何処でも馳せ参じます。