朝から歩いて歩いて歩き通して、於福の移動距離はifoneの歩行距離では20kmにもなって居ました。
上った階数は一階だけ、だらだらの上り坂はカウントしないらしいです。
着替えをして持参のスコッチを少し飲んだら疲れた体に良く効いたとみえ
目覚めたらディナー時間を寝過ごしてしまいました。
仕方ないから携行食などをぼそぼそ食べて夕食はすませました。
内幸町の店なら真夜中でもルームサービスはあるのでしょうが、ここは上高地ですからね。
朝から歩いて歩いて歩き通して、於福の移動距離はifoneの歩行距離では20kmにもなって居ました。
上った階数は一階だけ、だらだらの上り坂はカウントしないらしいです。
着替えをして持参のスコッチを少し飲んだら疲れた体に良く効いたとみえ
目覚めたらディナー時間を寝過ごしてしまいました。
仕方ないから携行食などをぼそぼそ食べて夕食はすませました。
内幸町の店なら真夜中でもルームサービスはあるのでしょうが、ここは上高地ですからね。
下りの道は梓川の対岸を通ることにしました。
こちら側には木道があったり上ったり下ったり川から大きく離れたりと
かなり往路より時間が掛かります。
行き交う人は欧米系の外国人と日本人が半々くらいです。
声高にしゃべりまくる中国系の方々は全く見かけませんでした。
谷筋の残雪と手前の木の若葉の対比がこの季節の見ものです。
明神池と河童橋の中間点まで来ました。
明神橋を渡って対岸には明神池があるはずです。
鳥居をくぐるとそこは穂高神社の奥宮神域です。
奥宮にお参りするのは自由でお賽銭も入れる入れないは自由なのですが
明神池の方へはいるのにはゲートがあって神官ががっちりガードしています。
そのゲートを突破するには300円の大枚を奉納するというわけです。
坊主丸儲け、といいますが神官も負けては居ないようです。
まあ、神主さんも神社の維持や自分の食い扶持は稼がねばならないでしょうから
お賽銭箱には志は入れましたが明神池への入場代は払いませんでした。
良い景色は他にもあるのですからね。
上高地で良い写真を写すのは大変だと思います。
どこを写してもそれなりに見事な写真になりますがそこはすでに
誰かが傑作をものしているはずだからです。
このカメラ愛好者は何を狙っているのか?
カメラの先には何も見えません。
おそらく声だけ聞こえる小鳥を待っているのでしょう。
道案内版が要所要所にあるのは便利です。
GPSを立ち上げなくても自分のいる場所が分かるのは心強いです。
野生動物に餌を与えるな、と書いてありますがすぐに猿が現れました。
草のみでも探しているのか、昆虫かもしれません。
億の白い天幕は徳沢小屋です、工事中で今期は休業のようです。
河原に現れた猿は石をひっくり返して川虫でも探しているのでしょう。
時々手を口に持って行くのは獲物をせしめたのでしょう。
食べ物が豊富なのか毛艶も良いし肉付きも良いです。
根が地面から持ち上がっていて蛸の足みたいになっている木がありました。
どうしてこんな状態になったのか?
子供ならくぐれそうなほど持ち上がっています。
木が生長してから地面が下がったのでしょうが盆栽ではよく見かけますが自然の作りだすのは迫力があります。
梓川の源流近くでは激しい流れの場所もあって奥入瀬のような感じがします。
奥入瀬に比べると規模は小さいですが、なかなかの風情です。
クマザサの葉は気候が厳しいからかかなり小振りで、笹団子には使えません。
徳沢に着いたのは昼少し過ぎでした。
徳沢ヒュッテは改装中で白いシートで覆われていました。
この辺りの宿は山小屋というよりリゾートホテルの感じです。
宿泊費も一人2万円とかですから高級ホテル並みです。
男女別無しの雑魚寝でも一人1万円だそうです。
カレーライスが千円という看板もありました。
昨夜松本でパンを買い込み、今朝コンビニで牛乳を買い持参したので
我々の昼食は二人でも千円以下です。
水は地下300mから太陽光発電で汲み上げた清涼な水が只で飲めます。
辺りには猿が沢山居ます、野生動物に餌を与えるなと言う表示がありますから
誰も餌は与えていません。
河童橋までは中国語の騒音に身を曝しての苦行の山歩きでした。
勿論河童橋も中国語で溢れていました。
上高地の象徴的存在の河童橋は残念ですが早々に離れました。
アドレナリンを大量に分泌しテンションの上がった連中とは距離を多置くしかありません。
半の少し上流に歩いたら上高地本来の静寂が私を迎えて呉れました。
梓川のせせらぎも聞こえています。やっと落ち着いて歩ける雰囲気になりました。
沢渡の梓パーキングに車を預けて、バスで上高地へ向かいました。
釜トンネルに入る前にもう残雪が見えてきました。
釜トンネルから先へは一般車は入れません。
山が見え始めました。
進行左側に今夜の宿が見えました。
上高地バスターミナルに到着です。
ターミナルには中国語が飛び交っていました、広場にいる人の8割は中国人(台湾かも)と思われるほどのけたたましさです。
実際には1割以下だと思うのですがこの人たちの傍若無人振りはかっての農協ツアーを上回るほどです。
山の静寂を楽しむのは諦めました。
松本の中心街はビルが乱立して雑然としていますが商店街には良い店が並んでいます。
良い店というのはブランド品を扱うという意味ではありません。
けばけばしい飾りや変に高級ぶった店ではなく、ちゃんとした品を置いている真面目な店が多いのです。
山が視界に入ってくるのも好ましいです。
関東平野に住んでいるとまず日常生活では山は見られません。
私は昔の小涌園のいんしょうがあり、ヘルスセンターの箱根バージョンだと思い
行ったことはありませんでした。
ヘルスセンターはユネッサンに返信していてハイクラスの日帰り入浴施設になっていました。
ホテルは道路の下の大きな庭園を備えた個人客に的を絞ったすてきなホテルになっていました。
私はnetでリーズナブルなクーポンを買い求めたので、一泊二食付きで11000円でした。
ディナーの時、隣にドイツ人のカップルが座りました。
3週間で日本の景勝地を回っているのだそうです。