一関市東山町松川にある「石と賢治のミュージアム 太陽と風の家」では千葉利英さんによる切り絵展が開かれています。
切り絵はカッターや定規、模造紙で風景などを表現するもので、もともとは白黒で表すらしいです。
千葉さんの作品は情景に合うように作るものによって色画用紙を決め、写真を撮って一枚の紙をカッターの刃先を細かく使いわけ緻密に仕上げています。
切り絵をはじめてからまだ5年ほどなのだそうですが、展示されている23点の作品の中には同館の作品も展示されており、二色の世界でうまく遠近感や立体感を表しています。
作品のほとんどが寺社や仏閣。茅葺き屋根や山の木々、木造の板張りなど立体的で建造物の影なども細かく表現されていました。
これは奥州市水沢にある正法寺ですが、日本一の茅葺き屋根をもつこのお寺の特徴をうまくとらえています。写真で見るようなこの切り絵に思わず写真撮影が好きなのか聞いてしまいました。すると会社の写真コンテストで優秀賞をとってデジカメを貰ったこともあると笑いながら話してくれました。切り絵の中で千葉さんの切り絵の技術と写真の腕前も見事に表現されていました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます