昨日一関市東山町のげいびレストハウスにおいて市立長坂小学校6年生による「げいび物語・物語 ~ げいびは一日にして成らず~」のオリジナリルの劇と地元の郷土芸能の会「げいび大獅子太鼓」による太鼓演奏が合同で昼夜2回にわたり行われました。
この合同発表会は同小6学年PTAとげいび大獅子太鼓の会、ひがしやま観光センターで組織する実行委員会が主催。
まずオープニングはげいび大獅子太鼓ジュニア(小学2年から6年の児童10名)による演奏です。子どもたちは一人ずつ名前を紹介されると舞台に上がり太鼓を叩きはじめ、躍動感あふれる演奏を披露しました。
げいび大獅子太鼓とは平成2年奈良県を拠点として世界で活躍している飛鳥流 飛鳥大五郎先生の指導により創作太鼓(げいび大獅子太鼓)が誕生し、その太鼓を維持継承するために結成されました。
続いてほとんど知られていなかった猊鼻渓を世に紹介した佐藤猊巌(げいがん)を中心にした劇は6年生担任の千葉憲一先生がひがしやま観光センターの鈴木専務さんから聞いた歴史やエピソードを脚本化し、昨年秋の学習発表会で好評を受けての再演です。
佐藤猊巌先生は東山町長坂に生まれ、漢学・詩文に長じた父、洞潭(どうたん)の指導で幼少のころより経書を学び、盛岡の師範学校(岩手大学教育学部)を1年で卒業。24才で宮城県の鮎川小学校の校長になるなど学問に優れた方でした。
猊巌先生は昭和初期、猊鼻渓を東京日日、大阪毎日両新聞社主催の日本百景に入選させるため投票に必要なはがきを購入しようと募金集めをしたり、砂鉄川に水力発電所建設の話が持ち上がると旧長坂村民と一体となり猊鼻渓を守り抜いたのでした。
また、江刺追分の達人、鈴木朗月先生にお願いし「げいび追分」も作ってもらうよう働きかけました。
現役の船頭さんより指導を受けた「げいび追分」の熱唱です。
子どもたちは「協力」という言葉をキーワードにこの物語を熱演。
父兄の方からはこの劇を通して責任感やチームワークなどひとまわり成長したという声が聞かれました。
公演10日前にはインフルエンザにかかり公演が危ぶまれる事態も発生しましたが、練習の成果を十分発揮し、会場の観客に大きな感動を与えました。
実行委員のSUZUKIです。
雪が降って寒い中、会場までお越しくださってありがとうございました。
200名を超す観客に、子どもたちも緊張しながら演じ切りました。
なかなかできる経験ではないので、子どもたちには良い思い出になりました。
ありがとうございました。
先日はおかげさまで鑑賞することができ本当にありがとうございました。
子どもたちをはじめ先生や父兄の方々が一生懸命取り組んできたこと本当にすばらしかったです。
当日朝早くからの準備だったと聞いています。本当にお疲れ様でした。