本日7月22日(土)より、幽玄洞展示館において「デボン紀の蘆木・鱗木(ろぼく・りんぼく)展」を開催しています。
東山町在住で、岩手県地学教育研究会会員の七田清さんが地元で採集した「蘆木と鱗木の化石」をお借りし展示します。
蘆木も鱗木もデボン紀(4億2000万年前~3億6000万年前)に出現し、次の時代の石炭紀(3億6000万年前~3億年前)になると巨大化し、のちに石炭の源になります。
蘆木というと難しいですが、今も湿地などに生えている「トクサ」のことです。展示している蘆木の化石を見ると、現在のトクサよりもずっと太かったことがうかがえます。
鱗木は、日本最古の陸上植物でシダ植物です。幹の部分が魚の鱗模様になっていることから名付けられ、その模様によって種類やいつの時代のものかが変わってきます。
また、鱗木や蘆木は枝分かれが少ないと言われていますが、鱗木の枝分かれの部分(分岐)も展示しています。
是非皆さん、幽玄洞へ足をお運びください。
展示は、8月22日(火)までです。
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