一関市東山町松川にある「営業しない喫茶店 木偶の棒」にて演歌のDVDを上映しながら手作り真空管アンプで演奏を聴く催しが行われました。
店主の山崎司朗さんはジャズ派なのですが、地元の旅行グループの主催者側からの要望を受けての開催となりました。
以前メリヤス工場だったというお店の外観はこちら。
中に入ると右手にカウンターがあって喫茶店のようになっています。
店主の山崎司朗さんです。
カウンターの前には大きな手作りの波動スピーカーが並んでいますが、工事用のボイド(紙)で出来ているのだそうです。
その奥には防音設備の整った映画館のような部屋があります。
所狭しと並べられた機材の中には70年前の真空管や部品を集めて10月に作ったばかりというアンプもありました。
上を見ると吸音のために紙で出来た卵のパックが天井いっぱいに敷きつめられているのが印象的です。
この日は十数人の人たちが集まり、川中美幸、坂本冬美、五木ひろしほか十人ほどの演歌歌手が歌うDVDを観覧したわけですが、出席した方からは「Zホール(奥州市文化会館)のようだった。」という声もあがりました。
このように山崎さんのお店は昭和40年代にはもう無くなっている真空管や古いスピーカー、手作り波動スピーカーなどレトロな機材でいっぱいです。
その他にもレコード、CD、DVD、ビデオなどもあり、ご自身のものは100ぐらいで1500ぐらいは持ち寄りだそうです。
高校1年の時からはじめたという音づくり。IC時代だから真空管の音を聞きたいし、みんなにも聞かせたい。失われた音を再現したいという強い思いはこれからもたくさんの人を楽しませていくことでしょう!
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