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犠牲になるのは、何時でも・どちらの国でも・
覇者の利害に無縁の民衆!
アメリカ帝国への報復
チャルマーズ・ジョンソン著
鈴木主税 訳
集英社
上記より一部要約させて頂きました☆
冷戦時代の衛星国の経済政策について、
主要な東アジアの依存国・日本と韓国に対してアメリカが強要したのは私有財産制度。
農地改革や国家が主導する経済・保護貿易主義・重商主義・産業のカルテル化については
共産主義の訴求力を弱めると思われる限りで容認した。
これら衛星国を援助し、自国の市場に優先的に参入させることで政治的勢力圏内へと組み込む事に
成功した。
日本ではCIAが与党自由民主党に資金を横流しして衛星国としての政権を安定させ、
軍事面でも一党支配による民主主義が日本の軍事的自立を阻むよう仕組んだ。
当時の日本の指導者層は、
レイモン・アロン(仏)に「恥知らずな凡人」とこきおろされた、東欧支配の為ソ連に利用された
指導者達と同程度だ。
第二次大戦後、分割された朝鮮のうち
アメリカの支配下にあった南半分では、右派勢力が少なく見積もっても三万人の反体制派農民を
済州島で虐殺した。
同時期のチェコのクーデターの方が有名だが、
朝鮮の虐殺も本質的にはチェコのクーデターと同じ。
済州島の大虐殺は、
韓国でのアメリカの傀儡政権による権力固めの手段の一つに過ぎなかった。
チェコのスターリン主義政権と同様、国民からの支持が薄かったこの政権は、
超大国の後ろ盾がなければ政権に就けなかったはずの弱体勢力で、
捕虜国(アイゼンハワー政権がソ連の衛星国をさして用いた表現)の
統治者として利用する為の個性無き官僚の典型だったのだ。
これは、チェコの大統領ゴットヴァルトと韓国大統領李承晩とに共通する。
日本が降伏し、李承晩が南朝鮮大統領に就任するまでの間、
韓国国民は独立後の政府を自らの手で作る為に懸命に努力した。
チェコの人々も
エドヴァルド・ベネシュ大統領の統治下で民主主義政権を作る為に奮励努力し、
其の政権は1948年まで続いた。
しかし韓国国民は超大国の対立の煽りを受けてしまった。
日本を属国化しようとしているアメリカを牽制したソ連は、北緯三十八度線以北の朝鮮半島を
支配下に置き、抗日線のゲリラ戦士からなる共産党政権を樹立させた。
1948年に李承晩への権力移譲後の翌年まで、アメリカは韓国軍と国家警察に対する
作戦指揮権を保持していた。
統治していたジョン・ホッジ将軍等は、北朝鮮との和解を目指していた金九をはじめとする
愛国主義者の尽力を妨害した。
そして協力的な李を支援し、李の新政権のメンバーにかつての日本への協力者を多数据えた。
彼らが根っからの反共主義者だということが決め手となった。
その後、ホッジが指揮する米軍は李の軍隊を訓練し、
政権に異議を唱えた者には「共産主義者」のレッテルを貼って徹底的に弾圧し、
李の政権固めの道筋を敷いた。
日本軍撤退後、済州島の住民は「人民委員会」による自治を開始した。
社会主義志向だったが、共産主義を目指していた訳でもないことはホッジも認識していた。
しかし1948年、韓国の抗日運動記念集会で、李の警察がデモ隊に発砲。
これが済州島全体を巻き込む大反乱となり、住民は韓国の新政権に島を統合させようと
する警察に抗議。
警察は容赦無い弾圧を行使し、僅か数か月間で三万~六万人を殺害、
四万人を日本へ追い出した。
1949年5月13日、韓国駐在アメリカ大使のジョン・ムーチオは
済州島で蜂起した人々や支持者の殆どが「殺害或は捕縛・或は転向を強要された」旨を
ワシントンに打電している。
是は東ティモールに於けるインドネシア軍・ボスニア・コソボにおけるセルビア人の
行動と同様だ。
李の準軍事的自警組織・西北青年団は、北朝鮮からの亡命者で構成される。
彼らはアメリカの資金援助を受けない熱烈な反共主義者達だったが、
韓国での生活を安定させたいとも望んでおり、
多くの記録から、
彼らが済州島の女性を残虐に扱い・家族を殺し・結婚を強要し・土地を奪ったことが分かる。
しかし、この組織の残虐さを熟知していながら、アメリカ軍はこれを黙認していた。
西北青年団のメンバーの一部は今なお島に残り、
リゾート地と化した島で金儲けに励んでいる。
実はこれと似た組織に
アメリカ占領軍が直接資金提供し、右派の準軍事組織として訓練した組織がある。
李範サク率いる韓国青年団がそれだ。
しかし、アメリカ人ジャーナリストは誰一人として済州島の過去に言及しなかった。
1996年、金泳三大統領が済州新羅ホテルでクリントン大統領と首脳会談を行った時ですら
触れた者はいない。
この訪問自体が、1985年、レーガン大統領がドイツのビトブルクを訪れたのと同じく
無神経なものだったのだが、それを指摘する者すらいなかった。
それどころかクリントンは、
李承晩に殺害された人々の遺骨が埋もれる地でゴルフを楽しんだという。
済州島の大虐殺後少なくとも45年間、
国家安全保障法の下、事件に言及した韓国人は韓国中央情報部(KCIA)かその下部組織に逮捕され、
拷問の後に長期間の懲役刑に甘んじることとなった。
1995年、
2人の大統領が反乱罪と収賄罪・殺人罪で逮捕されて漸く、
済州島道議会は大虐殺の調査委員会を設置することが出来、
その調査で1万4504人の犠牲者の名前を確認。
推定犠牲者数は最大三万人、島の人口の約10%に相当する。
島の230の村のうち、約70%が焼き尽くされ、39000戸以上の家屋が破壊されたことが
判った。
1950年6月、北朝鮮の親ソ政権と韓国の親米政権が強化されたところで戦争が勃発。
北朝鮮が韓国に侵攻すると、アメリカは直ちに軍事的介入に乗り出す。
同年秋、アメリカ軍が北朝鮮に侵攻すると、中国が軍事介入した。
この戦争は米軍と北朝鮮との戦いだった筈が、三月からは米中戦争と変容した。
是はそもそも朝鮮民族同士の内戦だった。
かつて日本の植民地主義者に協力したものを含む南側と、
抗戦した者を含む北側の人人との戦いだったのだ。
しかし、北朝鮮側は、アメリカ帝国主義に対する民族解放戦争だったと主張し、
アメリカは北朝鮮が韓国に侵攻した国際紛争と見做す。
私的見解では、
これは朝鮮の地を借りたアメリカと中国との戦争でもあったといえる。
1950年6月、
アメリカが国連安保理議会に北朝鮮に対する軍事介入を提起。
ソ連は国連の中国代表権を否認する米国に抗議して理事会をボイコットしたが、
1950年7月7日、異様な条件下でアメリカ指揮下の統合司令部による韓国の防衛を是認。
アメリカの他15か国の軍隊がこの統合司令部に参加した。
その後、アメリカは国連軍司令部を創設し、その作戦部隊を通じて戦争を継続。
韓国も自国の軍隊を米軍司令部の指揮下に据えた。
よって1950年から現在に至るまで、韓国における国連軍事司令官はアメリカ軍の将軍が務めている。
因みにこの国連軍事司令部は、現在アメリカと韓国以外のメンバーは残っていない。
1953年、
休戦協定締結によって齎されたもののうちには、
韓国軍が軍事作戦上、アメリカの将軍の指揮系統に組み込まれていることが挙げられる。
韓国軍は、一部エリート空挺部隊と特殊部隊を除き、現在もなお米軍の指揮下にある。
済州島の大虐殺の時と同じように。
まとめ・以上 続く★
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小倉 謙 氏
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=968848093170857&set=a.109070729148602.10384.100001370255433&type=3
だれと付き合って、だれと付き合わぬべきか…
もちろん誰とでも付き合うことができるのが最も良いことなのでしょうが、
中には他人の足を引っ張ることに専心している人がいます。
そういう人とは現時点で付き合うべきではありません。
もちろんその人が将来的にそうでなくなったならその時点で付き合うべきでしょう。
精神障害というものをよく観察してみると、多くの場合、
その人の周囲には「付き合うべきでない人」が(かなり近いところに)居ることが分かります。
つまり、そうした人を見極められずその人を引き入れてしまったことに間違いの原点
(原因)を見出すことができます。
...
もちろん、そうした人が「親」だったり「子」だったりすることもあるわけで、
これはこれで対処しなくてはなりませんが、いずれにしても「原因」を特定することは重要です。
近くに「他人の足を引っ張ることに専心している人」がいながらにして、
一生懸命頑張ったってアクセルとブレーキをベタ踏みしているようなものです。
それはジェットコースターのような人生になり、いよいよ燃料(意志)が切れると「うつ」の出来上がりですし、
それに対して恐れを感じるようになれは「幻覚や妄想」に苛まれることでしょう。
では、そうした人物をどのように見分けるか…ということが大事ですが、
この表に記載されている1.1のレベルに居る人には十分な注意が必要です。
本当に十分な注意が必要です。何故なら、極めて狡猾で、見た目は良い人に見えため
軽々と引き寄せてしまうからです。
しかし、1.1のレベルに居る人の行動の結果は必ず「破壊」へと向かわせます。
個人的な付き合いだけでなく、社会の中に入り込んだこうした人物を特定せず、
彼らの狡猾さに騙されそうした人物に権限と権威を持たせるようになってしまうと
社会全体が誤った方向へと導かれていきます。
この表の詳細は下記の本に記載されていますので、見てみてください。
http://dntokyo.com/eshop/products/detail.php?product_id=22
転載以上
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魚は命を惜む故に池にすむに
池の浅き事を歎きて
池の底に穴をほりてすむ
しかれどもゑ(餌)にばかされて釣(つり)をのむ
鳥は木にすむ
木のひきき(低)事をおじて木の上枝にすむ
しかれどもゑにばかされて網にかかる、
人も又是くの如し
世間の浅き事には身命を失へども
大事の仏法なんどには捨る事難し
故に仏になる人もなかるべし。
(佐渡御書 日蓮)
師子身中の虫の師子を食(はむ)等云々、
大果報の人をば他の敵やぶりがたし
親しみより破るべし、
薬師経に云く「自界叛逆難」と是なり、
仁王経に云く「聖人去る時七難必ず起らん」云々、
金光明経に云く「三十三天各瞋恨を生ずるは
其の国王悪を縦にし治さざるに由る」等云々、
(佐渡御書 日蓮)