派遣

お給料が減りそうなので
更年期の女性と派遣会社へ登録に行きました

目的は除菌スタッフ

彼女のお母さんがシルバー人材センターで
除菌スタッフとして働いているから

「楽やから張り合いがないねん」
そう言っているのを聞いて・・

私もやりたいって思って
検索をしてみたら募集していました

が、行ってみると
もう決まっていると言われて

他には交通量調査とかもあると言われて
一応登録をすることにしたんですが・・

登録会で説明を受けて
自分でスマホで色々とするんですが

スマホで自撮りさえわからず
もたもととしてしまっていたら

だんだんと説明をしてくれている女の子の
様子がイライラしだしました

カラコンで両耳にたくさんのピアス

「怖い」

二人であたふたしていました
隣では更年期の女性が

「男性になってるねん」

自分でアンケートに答えるんですが・・
それで女性にしたいのに出来ないそうで

私はメールを送ったのに返信が届かなくて

早く終わるはずが
１時間以上かかってしまった様子

終わってみて
「難しいから、私辞めとくわ」

すると・・
彼女もそうすると言いました

私たちには派遣は難しいのかも


そしてお茶を飲みに行きました
いつもダイエットの話になるんですが

「前に電車で妊婦と間違えられて
席を譲られそうになってん」

更年期の女性はお腹が本当に出ています

『どうしたん』

すると・・
「キッって睨んでな
違いますって言ってん

そしたらな
ごめんなさい　本当にごめんなさいって
謝るねん

横にいた私のお母さんが
すみませんねぇ　違うんですよって笑うねん」

『そうかぁ　永遠に生まれない子供やもんなぁ』


最近お家時間が増えて
ついついお菓子に手が伸びて
太り気味になって来ました

二人で一生懸命働いて
それがダイエットにならないかしらって

一石二鳥を狙っているんですよ

へとへと

更年期の女性と私をいじめていた二人の女性が
喧嘩をしました

そして・・
二人とも辞めると言いました

でも・・
私は一人の女性を引き留めてしまったんです

その女性は辞めるつもりで2日間ズル休みをしたんです

更年期の女性と近所の神社でお散歩していたら
その休んでいた女性がベンチに座って居るのを見て
話しかけてしまったんです

普段全然彼女たちに意地悪されて無視されているのに


「どうしたん」
そう言うと・・

『私辞めるんです。今までひどいことしてごめんなさい』

そう言うので
「もう一人の女性に指示されてたんやろ
あなたは一生懸命しんどいこともやってたのみんな見てるで
お金があるなら良いけど、こんな時期に新しい仕事見つかるかわからへんし
考えなおしたら」

そう言うと・・
『いいえ、本当にひどいこといっぱいして・・
自業自得です。辞めます。』

そう涙を流して何度も謝ってくれました

けれど、二人で説得をしたら
もう一度頑張ってみると言ってくれました

更年期の女性は何だかもやもやしていたみたいです
許せるはずがないのもわかるんです

そして
いつもは更年期の女性と二人でしたいた重たい仕事に
彼女も参加してくれるようになりました

すると・・
もう一人のYさんが

『もしかして、私一人ぼっちなん
3体1」

そう言って仕事をせずに私たちに攻寄って来ました
そして・・

『私は全部彼女に指示されて動いてただけで
私は悪くない
悪いのは全部彼女やねん』

いじめていたのに、しんどい仕事いつも更年期の女性一人にさせていたのに
自分が手が痛いと言って楽な仕事一人でさせてもらっていただけなのに

一人でするの嫌だと言って
昨日まで私たちをいじめていたYさんは更年期の女性にちょっとだけ
謝って

『これからよろしくお願いします』
そう言い放ったんです

そして案の定
今まで仲の良かった彼女をいじめだしました

私も更年期の女性も普通に仕事をするつもりでした
いじめるなんて初めから頭にありません

でも
自分がいじめていたからいじめられると思い込んで
必死に助けを求めてやってきます

更年期の女性に
『昔は仲が良かったやん』

そう言ったそうなんです

じゃあ、ここ3年くらいはどうやったんって聞いてあげたら良かったのに

こんなに手のひらを返して、ウソ泣きをして・・
二人にはさまれてへとへとになっています

更年期の女性は優しいのであんなにひどいいじめに遭っていたのに
優しい言葉をかけてしまっています

そのたびに私は
「あかんやろ」そう言います

優しいのは良いことだけど
彼女は人にせいにして反省していません


私はもう一人の彼女の見方をしています

彼女はYさんの事は言わずに
自分のことをひたすら謝りました

でもYさんは自分は悪くないと彼女の悪口をずっと話続けています

けれど
職場のみんながYさんが更年期の女性の悪口を言いふらしているのを聞いていました

こんな女性何かのきっかけが有れば
また翻るに決まっています

見事なほどの変わりぶりなんです

もう一人の彼女の事は私もまったくと言ってわかりません
けれど・・

彼女の方が信じられると
私は彼女を守ってあげようと
そう決めたんですよ

花の子ルンルン

本屋さんで久しぶりにスピリチャル系の
本を買いました

というか、普通のエッセイ本

「無心セラピー」
辛酸なめ子さん

始めて読む作家さんだったので
ちょっと読みにくいところもありましたが・・

くすっと笑えるところが面白くて
手が出てしまいました

子供の頃の日記の話で
彼女が花の子ルンルンと一緒に
お花を摘みに行く夢日記の話

虹色のお花を摘んだそうです

その話に私は驚きました

子供の頃も現在も
アニメの登場人物が出るような夢を
見たことが無いんです

だって・・
人間じゃない顔をしているんだもの

でも、子供なら見ても仕方ないのかしら


他にも
インド旅行のお話で

インドはトイレが少なくて汚いこと

海の家の５倍汚いんだとか

ぐじょぐじょかビショビショなんだそうです

日本のトイレに感謝したい気持ちになりました

まだ途中ですが
ゆるーく面白い

通勤途中の電車の中で
読んでいます

普段は絵本を図書館で借りて読んでいますが
やっぱり本は楽しい

コロナで少し暇なので
読書をたくさんしてみようかしらって
そう思ったんですよ

お花見

近くの神社でお花見をしました

更年期の女性と少し高級なスーパーで
たけのこご飯のお弁当を買いました

レジの横に積まれていた
かりんとう

つい手が出てしまい
二人で半分こしたんです

神社の裏手に公園があります
日陰のベンチでお弁当を食べました

昼下がりの公園には
お母さんと子供がいっぱい

おひとりさまもちらほらいらっしゃいました

風が強くて
花吹雪がとってもきれい

彼女はお決まりの炭酸
私はビールを飲んで

職場のことをぺちゃくちゃと話していました


しばらくして
向かいに座っているおばあさんがやって来ました


「私絵を描くんですが
桜が散っているのがきれいだったので・・

絵のモデルになっていただけないですか
写真を撮らせてもらってもいいですか」

そう言われて
しばらくすると・・

更年期の女性の組んでいた足が反対ですと注意されて

なのに
撮った写真を見せてもらうと

本当に遠くからだったので
顔の判別もつかないくらい豆粒みたいな二人

けれども
おばあさんは
「ありがとう」と言い

笑顔で去って行きました


家に帰ってから
かりんとうをお母さんに渡すと

「懐かしいわ」
更年期のお母さんはおいしいと言ったそうです

そのかりんとうは薄いぺらっとしたもので
今まで見たことが無い感じで
おいしそうに見えたんですが・・

私には苦手な味でした

でも、じぃさんもおいしいと言ったんです

二人とも歯がない

この薄さが良かったみたいです

「懐かしいわ　何年ぶりやろう
おいしいわ」

少し高かったけれど
喜んでもらえて

良かったわって思ったんですよ