浅草ビューホテル近くの秋田郷土料理の「あらまさ」にうかがいました。
同店は年中無休とのこと。
1/1~1/3の期間は通常の営業時間とは異なり早くからお店が開いています。
カウンター席に案内していただき連れと横並びに座りまずは生ビール。
中は550円、小は350円です。 お通しは油揚げ入りのきんぴらごぼう。
ご店主様よりお年賀の干支の器をいただきました。
いわしさしみ@500
河岸がお休みということもあってかこちらは普通。
(ノブロー) 正月から刺身か、嬉しいだな。
秋田銘酒 新政 純米吟醸(グリーンラベル)720ml@2500
こうなるとやっぱり日本酒。こちらはモンドセレクション受賞。
四号瓶売りのもので、リーズナブルなものを選びましたがなかなかウマイ。
スイスイいけちゃいます。
(ノブロー) ランちゃんもお正月に日本酒飲んでるだかな?
鍋は一人前半の量ですが、二人前でお願いすることもできます。
切りたんぽ鍋(一人前半)@3500
比内鶏、せり、せりの根、舞茸、人参、葱、ごぼう、里芋、こんにゃくなど、
けっこうボリュームを感じます。
比内鶏は正肉の他にレバーなどが入っていました。
醤油ベースのスープに比内鶏からの出汁が加わり、なんとも深みのあるスープに
仕上がっていきます。
お隣に座られていたご夫妻の奥様が秋田出身の方で私達がきりたんぽ鍋が
煮えるのを待っているとお声をかけてきてくださり雑談とともにいろいろと
レクチャーしていただけました。
切りたんぽ。
奥様のお話によるとうるち米を半殺しの状態に潰し、棒につけて焼いたものを
「たんぽ」と言い、これは切ってあるので「切りたんぽ」とのこと。
野菜とともに煮て食べるか、〆にいただくかはお店の方と意見の分かれる
ところでしたが好き好きで良い様子でした。
茶色く細長いものがセリの根になります。
奥様曰く、せりがはいっていないときりたんぽ鍋とは言えないとのことで
秋田市内のご実家では鶏とごぼうで出汁をとり酒と醤油1:2の割合でスープを
作り、きりたんぽ鍋、年越しそば、お雑煮、までこの味でいただくそうです。
また、ご夫妻は年に一度だけお正月の3日に来店なさるとのこと。
それは交通事情にもよりますが3日に届く新政のお酒があるからだということ。
その年の干支の絵馬が四号瓶にかかった「新政 新年純米しぼりたて生原酒」
だったと思います。
元日零時から搾り始めて出荷されるため到着が3日になるわけです。
ご夫妻のご好意で私達もご相伴に与りましたが、実にフレッシュで香りも良い。
新政のヌーボーです。
このお酒はメニューにはありませんがお店の方に届いているかどうかを聞けば
出していただけるとのこと。
また来年お会いしましょう。と一足お先に店を退店。
やっぱり下町は情のある方々に出会える機会が多いなぁ。
きりたんぽ鍋はもう少し正肉部分が欲しかったことと切りたんぽ自体の味わいに
いまひとつ感があったのですが、ご夫妻様との思わぬ出会いにおしゃべりも
はずんで身も心もポッカポカに温まり満足できました。
お会計は、2人で、上記お料理とお酒で合計8560円なり~。
秋田郷土料理満足度数は、★★★☆ 消極的に好きです。
※ピンガさん情報によると同店の稲庭うどんもおすすめとのことです。
あらまさ
〒111-0035 東京都台東区西浅草2-12-8
TEL 03-3842-2656
営業時間/ 月~土17:00~23:30(L.O.23:00) 日・祝・祭16:30~23:00(L.O.22:30)
定休日 年中無休
1/1~1/3の期間は15:00~21:00、要ご確認ください。