棗は輪島の一貴さん
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好みではなかったけれど
お取引のあった岡本八造商店さんの160周年のときに ・・・
リーガーロイヤルで記念のパーティーがあって
その時の 社長さんの御挨拶が
150周年の時は 何もしなくても売れた時代で
それから10年
いまは 皆様お道具やさんに頑張っていただかないと
売れない時代になりましたと ・・・
あれから20数年
いまは もっと売りにくく お道具のお値段も安くなりました
職人さんがお気の毒なくらい
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蓋置は 半七さんの蔦
半七さんは 阪急百貨店の北川さんがたくさんお持ちです
自宅がお近くで 取引があるので新物がはいります
茶杓は
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仙叟宗室の270回忌 遠忌茶会の配りもの
50の内
3年前に京都で見つけて
思わずつかんでしまった
お道具やさんが
何で この茶杓を買うんだろうと 不思議に思われたでしょうね
年末に来られた時に お茶碗を見ていただいて
それで 納得
このお茶碗 見たことがありますと言われましたけれど
箱がそっていなかったそうです
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20年も前から 手元にあった永寿さんのお茶碗
今年も使いました
お道具オタクの私としては
これはロマン以外の何物でもないと
60数年の時を経て
同じ場所から それぞれの人の手に渡ったものが
ここに 揃っているという ・・・
家元さんの茶杓は 桑の蟻腰で 華奢な茶杓です
唯 拝見に出すときに 御園棚のような 塗の板のうえだと
横になってしまいます
それぞれのお道具に 出会いや 物語があって
飽きない世界です
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