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型物香合 交趾の菊カニ

2021-04-15 01:28:10 | 道具

炉が最後で 皆さん 怒涛のように炭手前をされます

初炭 後炭

そうなれば 盆香合だと 後炭のようにお水も次ぐし

両方のお稽古になるかと思い

昨日から 盆香合のお稽古をしています

 

香合は 交趾の菊カニ

 

 

大阪堺の湊焼 

いまは もう廃絶の楽焼の窯元です

楽三代 道入の弟の道楽が 堺市湊で開いた窯が湊焼

とても古い窯です

 

交趾の菊カニは香合番付表の 前頭です

 

 

 

関脇に 染付の菊カニがあります

交趾よりも 染付が上なんですね

 

どういう分け方が よくわかりませんが見ていると面白いです

先日使った 有馬筆は二段目の前頭

 

やはり 交趾の大亀が最高峰でしょうね

日本に3個 世界に3個かな ?

藤田美術館には黄色 野村美術館には緑 紫は個人蔵 

表には出てきませんけれど 国内にあるようです

 

お道具には魔力があるようで

それを手にした方の逸話が色々とあります

三十六歌仙の益田鈍翁さんのように ・・・

長年あこがれ続けた この香合を手に入れた藤田傳三郎という方は

今の金額なら9億で 落札し その10日後に亡くなられたとか ・・・

執念ですね その思い よくわかります

それが今も 藤田美術館にあり たまに 外へお出かけしています

不昧公展 や 茶の湯展 で 拝見しました

 

昔の財閥の方は 今の日本の美術界にすごい貢献されてますね

 

余談で

お茶道具ではないですけれど

大原美術館のエルグレコの受胎告知

日本にあることが 奇跡といわれていますけれど

あの絵の買い付けのお話も面白いです


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