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S2000と茶の湯 日々是好日

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ぶつぶつと 私の備忘録

高麗 砂手御本筒茶碗 

2024-12-15 22:36:37 | 道具




 
砂手御本 筒茶碗
 
御本というのは お手本のことで
希望のお茶碗の絵を書いて 韓国へ発注したもの
 
まるい斑点のような景色を御本とも言いますが
 

 
砂手というのは 砂気の多い陶土で作られた茶碗のことを言います
 
こちらは砂手と言われる 高麗です
 
筒茶碗で そこがつるっと まんまる
陶芸の先生がおっしゃるには
削るカンナが日本の物では
こんな風に削れないという事でした
 
どんなカンナかな ? と
何度も そこをなぜていらっしゃいました
 

 
箱はこんな感じで 桐箱です
桐も古いです
 

箱の底が二重 丸紐
 

 
アナのサイズ3ミリ 
通す紐がありません
どうやって通したのかな ?
 
これは 遠州流さんの 江戸時代の箱です
今のお道具は 普通の箱になっています
 
古いお道具は 面白いです
箱一つでも その時代が分かるというか
人の手を渡るたびに 仕覆や札や箱が増えていくのに
 
これは 箱一つですので
どなたかが 長らくお手元に置かれたお道具かも
付属品が少ないですから
 
 
 
 

蕎麦茶碗 干した茶碗順番に片付け 今回は高麗が多い

2024-12-15 22:33:20 | 道具


5日たったので
楽を最後にして 固いものからお片付け
今度 何時出番があるかわからないので
しっかり干しておかないといけません

 

こういう状態にして 保管
 

 
二重箱の外は 大宗匠で裏千家の紐
 

 
中は園能斎の箱で 紐は園能斎の紐
ご自分の色の紐をお持ちの宗匠もおられたようですね
 

 
箱に入れる前のひとそろえ
 
初めは園能斎の箱だったのを
お道具やさんが 箱を整えて 鵬雲斎宗匠に書付をお願いされたのでしょう
 
買う側としては 園能斎の箱だけでもいいようなものですが
その分 お値段が高くなりますよね
 

 
目跡の付け方が 作った方の その時の気持ちが表れるそうです
 

 
ゆったりした気持ちの時でないと こういう風な目跡にならないそうです
 
目跡というのは 焼かれた陶磁器が地面やほかの作品にくっつかないよう、 陶磁器同士や地面の間にかませた粘土の痕跡 です。釉薬が熔けてもかませた粘土のおかげで作品が熔着するのを防いでくれます。作品の上に次の物をのせるときにも貼り付けます。
貝殻の中に粘土を詰めて その上に作品をのせて焼くこともありです。
お茶碗の高台に 貝殻のあとが残ったものも目にすることがあると思います。
 
陶芸をされる方なら よくご存じだと思います
私も昔はしておりましたけれど
ちっとも 上手にならないので 止めてしまいました
窯焚きだけは 上手でしたが
 
山に陶芸の窯が投げっぱなしで 炭と藁に埋もれています
 
 

 
焼き物をされる方に見ていただきましたけれど
 
私にはよくわかりませんが
 
でも とてもいい茶碗だとほめていただきました。
 
道具は出会いで
高麗茶碗 好きです


お道具はサボして 収納 いつ終わるのかお片付けが

2024-12-02 23:33:20 | 道具



わかいときに 先生のお宅のお手伝いで
お道具をサボしてと言われて さぼす ?
はじめ分かりませんでした
普段あまり使わない言葉ですから
 
曝す こんな字を書きます
 
風にさらす 乾かす という意味で
お道具を使った後にさぼす と 
 
我が家は今そういう状態です
 


仕覆は茶碗と一緒にしておかないと 入れ替わるときがあります
 
軸は一番に片付けました
 

 
倉庫にあった千歳棚 初めて使いました
おめでたい名前
 

 
水指も 寿
加州 山崎宗元の雲華です
重たい 多分乾くのに時間がかかるでしょうね
 
蓋置は香雲の三鈴
 

 
棗は 植田近直の中次
印籠蒔絵師 江戸時代の人です
 

 
皆さん頑張って拝受されましたので 身内ばかりのお茶席で
覚入さんや惺入さん
蕎麦や半使 で
しっかりお茶練りました
お薄も同じお茶碗で ・・・
 
当分 乾さないと 
 
 
 
次はクリスマス茶会と干支送りで 宗旦忌も
みんな一緒くたで 辰やウサギのお道具出しましょうか
 
障子張りも 庭掃除も終わって 今年は楽です

道具の後始末 ・・・

2024-10-27 18:21:36 | 道具



 
干してたお茶碗
床の間に積んだ空箱
それぞれに 古くなった薄紙は新しくして
上紙もよれよれになったのは
新しくしたり アイロンしたり
 
今年は楽・萩・志野・粉引がありませんでしたので
干す時間も短めで大丈夫
 
特に志野や粉引は乾燥が不十分だと
変なにおいが残ったり カビが生えたり
萩も汚れを吸いますから
要注意
 

 
沢山茶碗を出した時に
外れていた共布の持ち主探し
 

 
今回は 清閑寺と中村東洸さんが合いました
 

 

 
箱に収めて
 

 
上紙も新しくして
 

持ち帰った棗の箱
 

 
紐の結び方も ?
 

 
上紙はアイロンで伸ばします




破れたものは新しく変えて
 
入れなおして
 

 
綺麗になりました
 
まだまだ 片付きません
明日はお煎茶の稽古日で
明後日からは城山茶会の準備です

炭の入れ替え 箱炭斗を整えました 入れ方は ?

2024-06-15 20:17:33 | 道具



先月は炭手前をしませんでした
 

 
今月は 皆さん交代で円草のお点前で
時間が長いので
他の方は 夏手前か炭手前 あと ノートづくり
 
我が家の大円盆は大きいです
少し扱いずらいですけれど
これしかないので
今更 最近の新しいお盆を買うのももったいないし
生徒さんには 最近のお盆は小さいとお話して
このお盆でお稽古していただいております
 
初期の 圓能斎好みの大円盆
今はないので 持ってる方は大事にしなさいと研究会で言われました
昭和50年代に買ったお盆です
 

 
炭を洗って
 

 
水屋の炭入れにも追加して
 

 
箱炭斗のすみの粉を捨てて 洗って
 
   
 


炭を入れます 片側に 胴炭 管炭
半分に 風炉なら2列 ぎっちょを 
炉なら一列
中寄りに輪胴
炉の時は この輪胴の上に 香溜め壺が乗ります
最近は 缶入り とか プラに入っているのが多いですね
 


実際 乾燥するので 密封容器のほうが 便利いいですけれど
見た目は やはり壺のほうが
今ある壺を大事に使っています
 

 
火箸は上が 長火箸
下が 水屋火箸
使う頻度が多いので 糸がほつれたりして修繕しながら使っています
 
竹の皮は虎屋さんの羊羹包の竹の皮
水につけて しわを伸ばして 保存してあります
糸は南三陸でいただいた漁網の修理用の糸 丈夫です
 
水屋火箸は 長火箸よりも先の筋が多いので
火入れの灰は この火箸で筋を付けます
 

 
8月はお稽古お休みなので 前半の炭はこれで何とか行けそうです