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S2000と茶の湯 日々是好日

裏千家のお稽古 日々の出来事 大好きなS2000
ぶつぶつと 私の備忘録

お茶碗以外の茶事の道具は

2025-02-06 19:03:12 | 道具


濃茶の茶入れ
 

 
大きめです
お客様5人でしたので
 
箱は
 

 

 

 
茶入れの箱も 組んであります
 

 
漆壺齊の椿と水仙
 
 
 
 

 
四代 漆壺齊です
 

 
水指は三田青瓷 陽刻紋
 

 
兵庫県三田市で昭和初期まで焼かれていた青瓷です
 

 
寸松庵旧蔵の赤楽 お福
 
 

 
 
平安時代の三色紙 升色紙 継色紙 寸松庵色紙
 
堺の南宗寺の障子に36枚張られていたうちの
12枚を佐久間将監真勝が得て
大徳寺の龍光院の隅っこに
茶室を建てたのが 寸松庵
 
そのために 寸松庵色紙と呼ばれるようになったそうです
 
茶室の名前ですね
 
龍光院さんには
小堀遠州が作った国宝の茶室 密庵があります
国宝の天目茶碗もあります
お宝 満載の非公開のお寺です
 
300年近くそこにあり 非公開だったのが
2017・19・22 に 表に出てきました
今後 出てくるかどうかはわかりません
 
MIHOの時に行けなかったので
22年の京博は行きました
30分も眺めて
 
地味だけれど 小粒のお星さまの様にキラキラして
見る角度で きらめきが変わります
 
見に行けそうなときは
お道具の追っかけです
 
ブロ友さんからの情報で
岡山県立博物館に
卯花墻が来ています
和物茶碗で2個しかない国宝茶碗
志野の小ぶりの可愛らしいお茶碗です
 
もう一つの国宝は
光悦の白楽 不二山
サンリツ服部美術館にあります
1年に1回公開という事ですが
昨年はなかったような ?
 
行きますよ 岡山
バスにするか 車にするか
バス往復だと3時間半ぐらい時間が取れて
車なら  5時間ほど時間が取れて
 明るいうちに帰れそうです
休日割引利用して 車かな ?



茶事のお道具 地元道具を中心に

2025-02-06 18:49:07 | 道具

 


待合の汲みだしは蓋物で
お盆はお煎茶の長盆を
 

 
小さな織部の蓋物で 甘酒を
 

 
村瀬甲二さんの作品です
 
濃茶のお道具は
 
茶碗  不昧公所持 高麗 水魚 
    刷毛目 銘白波  玄々斎
 
茶入れ 金華山
茶杓  若緑  淡々斎
水指  三田青瓷
建水  干支
蓋置  青竹
 
お薄席
茶碗  古出雲・楽山・布志名
棗   四代 漆壺齊
茶杓  忠次郎 黒柿
水指  李朝小壺
 
炭道具
釜   美之助 真形
炭斗  木幡高貴作 芦組平 嘉隠?写し
火箸  美之助
灰匙  中川浄益 小判型
環   角谷一圭
灰器  万古 楽助 数印
香合  寸小庵旧蔵 乙御前 楽焼
 

 
高麗  銘水魚
 
水魚の交わりという言葉があります
お互いにとって欠かせない交わり
離れがたい 非常に親密な関係


 

 
不昧公は杉がお好みで
蓋の表面は少し面取りがしてあります
柾目の杉
 

 
箱も1枚の杉板で 木目がつながっています
サイドも 組み込んであります
 
こだわりの材料ですね
 
お道具を見るときは箱も大事です
 

 
玄々斎 刷毛目 銘 志ら浪
 
このお茶碗の箱は 中に和紙が張ってあります
 

 
手持ちの道具で
中に紙がはってある箱はこれだけです
 
水魚と志ら浪が濃茶茶碗
 
お薄のお茶碗は
 

 
古出雲焼
 

 
布志名焼
 

 
楽山 空味さんの 根引き松
 
箱を見ているだけでも 面白く
勉強になります

半使茶碗 はんすちゃわん

2024-12-20 22:36:16 | 道具



半使茶碗というのは高麗茶碗で
古いものから 比較的新しい時代まであるようです
 
日本から依頼して作られた 御本の茶碗とか
それを 朝鮮からの使節団が日本に持ち込んだので
半島の使節団 ハンス 半使
 
形も色も様々
 

 

 
これも半使茶碗です
 

 
こういう箱は 眼鏡箱
元箱と書付箱が二つ入ります
 
書付箱の蓋は 向い桟箱
四本の桟がついたものを四方桟箱
 
坐忘斎お家元の箱は向い桟箱が多いような気がします
お好みでしょうか ?
 
元箱には 蓬雨ニ来る と書いてあります
意味は ?
 
箱一つ見ても 色々と勉強になります

淡々斎好みの千歳棚 姿がいいですね

2024-12-20 22:26:13 | 道具


初めて出した千歳棚
 

 
おめでたい名前なので 
先日の引継ぎの時に
初めて出しました
 

 
水指も 雲華の寿
加州 山崎宗元
 

 
棗は江戸時代の印籠作家
植田近直 菊中次
 
菊とボタンはオールシーズン使えるそうですよ
 
 
蓋置は 三鈴 久宝さんです
 
お祝いですから なんとなく目についた
おめでたそうな道具を出してみました。
 
12月は暇なはずが
次々と用事が入ってきて 
片付けかけたお茶碗も
来客があり せっかく出してるからと
お茶を点て 
いまだに 棚に楽茶碗が並んでいます

不昧流不昧会 管田庵茶会に行ってきました 

2024-12-15 22:39:18 | 道具



松江市の文化振興課主催のお茶会でした
 
なかなか お茶会に貸していただくことができない場所ですので
1席13名 4席
 
私たちは12時15分の案内で 16名でした
 

 
お山の上にあります
下の駐車場までご当主の有澤氏が迎えに来てくださって
上まで ご案内がありました
 

 
こちらが御成門で不昧公が歩かれた道
 

 
観光客の方は 白の看板があるほうの道を歩かれます
 

 
門を開けていただいた先は
 
紅葉がきれいでした
 

 
先に見えているのが 有澤邸 管田庵
 

 
雨が降ったりやんだり
 

 
途中で池があったり
 

 
道が悪く 着物は3名
その中に私も入りましたけれど
スニーカーを履いて 野袴と雨コートで
完全武装
スニーカーよかったですよ
帰りのスーパーのお買い物も
そのままでした
 

 

 
この先が管田庵茶室 
1畳台目 隅炉 中板
 
その先に上にあるのが
 

 
大きな お湯殿
奥の右側が サウナになっています
 
鷹狩のあと こちらで汗を流して
下の茶室で一服 
 

 
ドウダンツツジの大木 250年くらいたっているそうです
 

 
管田庵の茶室の写真は

2022年の今日会のお手伝いの時の写真です
 
お茶席は 不昧公のお軸で 時代の竹の一重切り
花は四箇村とコバノズイナ
 
四箇村椿は こちらから お城に帰る途中で見つけた椿です
四か所の村を回った中で この椿が一番だと
それでついた名前です
 
江戸でのお好みが獅子王
地元では四箇村
 
何方も白一重 中輪以上 大輪未満 の大きさの花です
咲き方は違いますけれど
とても大切にされていた椿のようです
 
我が家の獅子王 今年初めてつぼみが付きました
とても楽しみです