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S2000と茶の湯 日々是好日

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ぶつぶつと 私の備忘録

研究会 炭手前のお道具は 

2021-03-21 22:53:08 | 道具

 

 

週末の研究会

昨年はすべて中止で ・・・

今年は お弁当無しの半日 花月はすべて中止

 

初日の しょっぱなの炭手前

社中で受けると なかなか大変なので

今回は 幹事会のメンバーと

 

今日 お道具を出してみました

炭取りは 平と唐物と 迷って 

 

 

 

平炭取りは もともと蔵にあったので 素材が分かりません

 

指物師さんのお名前 小綿さんはこの辺りにある苗字です

地元の人かな ?

 

 

木通の蔓かしら ?

 

よくわからないので

 

 

唐物を使うことにしました

 

環は 細いのと 太いのと お釜に合わせてみないと

 

 

灰匙は これしかないので

浄益の小判型

 

火箸は美之助

 

灰器は 万古の楽助

 

香合はなけなしの中から

迷って ベタな道八の染付

 

 

柳の絵があるので 水ぬるむで ・・・

 

お客様との 問答がしやすいお道具がいいですね


大炉の片付け

2021-02-26 21:55:31 | 道具
 

今週で大炉のお稽古が終わりました

来週からは茶室で吊り釜です

 

今日は 母屋に運んであった道具を

とりあえず 茶室に ・・・

 

炉の周りに 新聞を広げて

 

五徳は 灰を落として 熱湯で洗って 乾かしておきます

炉縁は 軽くふいて

お釜は 残り火で 乾かしてあります

 

 

灰は 全部は上げずに 残りは 真ん中を高くして 残しておきます

底が深くて 灰を上げるのも 保管場所も 大変ですから

 

十数人が それぞれ初炭後炭をすれば 灰の量もすごいです

途中で 一度出しましたけれど ・・・

 

大炉は 炭手前が変わっていますので

1年一度 一応はしておかないとね

 

昔と違うのは 後掃きの仕方と 後炭の炭の量 少なくなりましたね

 

お点前が 変わったときは告知してほしいですよね

いつの間にか 変わっていると その都度 新しい本を買わないと

生徒さんに 間違いを教えることになりますから

 

炉の蓋をしたら

明日は 畳の入れ替え

 

その次は お雛様を出さないと

ここは 4月3日がひな祭りですから まだ大丈夫です

本来 立春が過ぎると出すようですが

2月は お稽古で使いますので それが終わってからですね


大炉の道具

2021-02-05 14:27:04 | 道具

今月だけ 大炉

逆勝手のお点前とあまり変わりませんけれど

炭手前が違います 羽の使い方 灰のまき方

 

手前座の周りが建具ですので 低い風炉先を置きました

 

炉縁は 北山杉の磨き丸太ときまっています

釜は広口釜

 

大蓋用の蓋置

 

 

柄杓の時は 縁外3目

蓋の時は 縁内5目

 

蓋が大きいと 竹の蓋置だと張り付いてしまいます

何度か 釜の中に落ちたことがあります

やはり 焼き物ですね

 

 

水指は 赤膚焼 遠州七窯のひとつです

 

筒茶碗は萩 野坂康起さん

棗は槍梅蒔絵

 

最初のお稽古はお薄から

 

こちらに来るまでは 奈良の秋篠の先生に習っていましたので

阪奈道を挟んで 反対側に赤膚焼がありました

大昔に買ったお道具が 今でも使えます

 

ちょっと メモ

遠州七窯は 奈良の赤膚 京都の朝日 滋賀の膳所焼

         静岡の志戸呂焼 大阪の古曽部焼  福岡の上野焼 高取焼

 

福岡は 二つもあるんですよね 

やはり 秀吉さんの時代に朝鮮から連れて帰った陶工さんたちが

開いた窯なんでしょうね  海が近いですから

どちらも 茶陶です


蓬莱飾りのその後 ・・・ 熨斗鮑の修理

2021-01-29 21:23:14 | 道具
 
 

 

蓬莱飾りを ようやく片付けて

こちらでは 目にすることがないので 見に来られる方があって

お正月のお餅を炭にかえて ほぼ1か月

 

洗い米はもったいないので 炊いて食べます

おいしくないけれど

 

昆布はお出汁に

海老や炭は片付けて

熨斗鮑はパリパリで 壊れ物です

 

こんなに曲がって 触れば 割れてしまいます

 

タオルの上で 水を振って

 

上から 軽く押さえて伸ばします

いまはビニールのいいのがあるようですけれど

これは 鮑ですので 濡らすと ヌルヌルします

切れたところは セロテープで貼って

 

 

 

掛け蓬莱は 茶色の部分を取って

緑のきれいなものを 小分けにして

欲しい方に分けます

 

天の岩戸を開けさせた アメノウズメノミコト(天鈿女命)が

踊るときに 襷にしたのが ヒカゲノカズラだと古事記の中にかかれているそうで

縁起ものですね

京都のお稲荷さんや神社では 神事に使われるところもあるようで

神事には 欠かせない植物という事です

 

日本神話も読むと かなりはじけてますね

天の岩戸の前で踊った天鈿女命の様子が かなり・・・ ムムム


風炉先屏風と結界の違い

2021-01-28 22:21:25 | 道具

先日の初釜の時に

新しく入られた方で うちの初釜が初めての方が

結界を見て あれは何ですか ? と

ほかの生徒さんに尋ねられたそうです

 

 

 

私も何気なしに結界を置きましたけれど

普通のお教室だと 風炉先屏風ですね

結界はあまり目にすることがないかもしれませんね

 

うちは 毎年大寄せのお茶会をしておりましたので

その時は結界を使います

 

結界は お客様と迎える側の境目

区切りのつもりで置いております 

何処の場所にでも置けるように

1本 足つきで 単独で使用できます

 

広間の区切りにでも 都合の良い道具です

 

手桶の先にあるのが結界

 

ただし 青竹の結界は外で使うものだそうです

 

 

風炉先というのは 2枚折れで 広げないと 立たないですね

 

普段なら 手前の炉の点前座の前には風炉先屏風を置きますが

今年は建具を外しておりますので風炉先無しで

臨機応変です


 

広間で 襖や障子がある場所では 必ず風炉先屏風が必要です

これは お約束

高さも色々ありますけれど 台子の時は 背が高い風炉先で

寸法も決まっています

 

いつもの年なら 台子ですので背の高い風炉先です

来月からの大炉は 風炉先が必要です

低いのにしようかな ?

 

蜜を避けて という事で

間の建具は 外したままですから