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S2000と茶の湯 日々是好日

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ぶつぶつと 私の備忘録

今週のお軸 お雛様です

2024-03-07 23:32:00 | 床・軸




 
やはり 茶室の床は落ち着きます
 

 
お雛様のお軸です
 
佐々木弘綱 
この方は 幕末から明治にかけての国文学者さんです
 

 
 
ももさくら おりにあひても むかしたれ いもせのかみを まつりそめけむ
 
もも斜く羅 乎りにあ飛ても む可し多れ いもせ乃可みを まつ理そ免氣舞
 
最後の舞が 変体仮名のお手本のむにはないのですけれど
ほかに読みようがなくて ・・・ 
 

 

楼蘭椿と黒文字
 

 
花入れは主人作
珍しく 白竹です
 
初めはつぼみでしたけれど ひらいてしまいました
花を覚えるには 開いたほうが良いのですけれど
お茶会やお茶事は
いまにも開きそうな ふっくらしたつぼみがお約束です

藤田友閑の帰雁 花はクリスマスローズと寒咲アヤメと黒文字

2024-02-21 23:27:51 | 床・軸



ニュースで 白鳥が帰りだしたとか
今年は 少し早いような気がしますけれど
これも 暖冬のせいかもしれません
 
昨年は3月に出したお軸ですけれど
今年は 大炉の時期にかけてみました
 

 
お軸は 藤田友閑の帰雁
 
藤田友閑 (1600~1677) 頃
 
松花堂昭乗の弟子
 
400年近く それほどの時を超えてきたかと思うと
感動ですね
わたくしの手元に来るまでに
どのような人の手を渡ってきたのか
それなりに大切にされてきたからこそ
今 ここにあるのでしょうし
 
帰雁の歌は
もともと 平安時代の女流歌人 三十六歌仙の一人の伊勢という方が
読まれた歌が 元です
 
今から1200年も前の方です
 
はるかすみ たつを見すてて ゆく雁は 花なき里に住みやならへる
 

春かすみの立つのを見捨てて 帰っていく雁は 花の咲かない里に住みなれているのかしら

 

友閑の歌は

 


帰雁 雁かねは 世を 諫はや帰るらむ
あだ 菜の花に 心と無しなと 友閑
 
雁はもう帰ってしまうのか
菜の花がきれいに咲くのに 心惹かれないのか
 
とよんでいます
 

 
表具の裂地もいいです
落ち着いた色ですし
 

 
花は黒文字 寒咲アヤメ クリスマスローズ
カンザキアヤメが次々と咲いてくれます
暖かくなると 椿ではなく 寒に咲く花もいいですね
 
 

 
この白のクリスマスローズ
植えて40年 ほとんど増えることなく 一株だけ 
花はちゃんと咲くようになりました
 
紫は種が飛んで 小さな苗ができてます
 

 
花入れは湯町窯さんの 扁壺

2月のお軸は菅公 カンザキアヤメも咲きました

2024-02-15 22:01:04 | 床・軸




梅の季節で お軸は菅公
 
京都から大宰府に左遷(流刑)されるときに
大切にしていた梅の木に語り掛けた歌で
その後 あとを追いかけて 大宰府まで梅が飛んできたというお話
 
東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ
 
飛梅伝説が有名な 菅原道真
 
大宰府で不遇の内
2年後に死を迎え
死んだのち 怨霊となり
そののち 学問の神様にまでなった人物です
 
安倍晴明の本では 怨霊で登場しましたけれど
 
東風ふかば の詩は有名ですけれど
 
このたびは ぬさもとりあへず たむけやま もみじのにしき かみのまにまに
 
この歌も好きです
 
 
田向山は お茶杓の銘にもありますし 田向風炉というものもあります。
秋しか使えませんけれど
 

 
土佐光長
 
多分 襖か屏風の絵を外して お軸にしたのでしょうね。
本紙はかなり古いですけれど
表具は新しく いい表具がしてあり
とても良い裂地が使ってあります。
 

 
大柄で 何という裂かな ?
 

 
黒文字とカンザキアヤメと日の丸
 
花入れは安来の錦山窯の辰砂
寛次郎さんのおひざ元です。
 
何回も九州に行ったのに
太宰府天満宮はご縁がなくて 行かなかった 行けなかった。
何時か 行ってみたいと思います。

今週のお軸 都初雪 椿は四箇村 良く咲いてくれます

2024-02-11 22:56:34 | 床・軸


 

 
八田知紀の和歌 1799-1873(寛政11-明治6)
 
この方の和歌が 静岡県立美術館にありますけれど
読み方が 出ていません 同じ歌なんですが 
読みにくい 癖のある字です
 
都初雪
ひましき      悲まし起
とほきあづまの  と保支あづまの
   うけて         う希て
ふるかきの     ふ流可起乃
け〇す        計〇春
はつゆき       者つ雪
 
変体仮名 まるでパズルです
1年に一つ 読める字が ・・・
 
この方の書き方は
 
墨の濃淡 
大きな字の横に 小さな字
長く伸ばした横には ・・・幅のある字
 
バランスと 濃淡 ギリギリ我慢して四行書いて
五行目で墨を付ける
きれいだなあ と思います
 
もうすこし 読みやすく書いてほしいですけれど
 
表具は昔のなので 揉み表具
今は揉みが出来る職人さんが少なくなり 裂表具よりも貴重になっているよです。
 
揉み紙は 顔料や金銀泥を色違いに2層塗り、揉んでできた亀裂に下の色が現れてひび割れのような文様が出ます。
その後の処理もあり 相当に手間のかかる紙のようです。
又妙才のお軸を購入するときに
ただの紙かと思ったら
お道具やさんが 揉み表具でっせ と どや顔で進めてくださいました。
いわれるまで 知識なし ❓
 
家にある軸を そう思って見てみると 何幅かありました。
 
 

 

 
紅梅と四箇村椿
 
花入れは松尾重利さんの辰砂




大炉の季節です 節分で大津絵

2024-02-02 14:07:50 | 床・軸



 
大炉は十一代玄々斎が創案されたと伝えられています。
2月の厳寒期に限定して開かれ、少しでも暖かさを感じてもらいたいという、おもてなしの心を表しています。
6畳で 逆勝手がお約束。
珍しいのでしょうね。
表千家の方も 不昧流の方も 初めてだとおっしゃいます。
 
通常の炉に比べ、4寸大きな一尺八寸(約54.5センチ)の炉です。
広口のお釜を使い お茶碗も 冷めにくい筒茶碗を良しとされます。
 
運び点前だけですので 蓋置は竹ですが
竹だと大蓋の裏にくっついて 何度か釜の中に落としました。
 

 
平たくて 大きな蓋置です。
 

 
ちゃんと大蓋用で売っていました。
 
三間続きの中の間ですので 窓も床もなし
壁床にしてあります。
 

 

 
大津絵の鬼。
 
これは古いほうのお軸で
 

 
新しいお軸には
大津絵の筆の初めは何仏 と 書かれています。
 
大津絵の絵師たちは一年の最初にどの仏の姿から描き始めるのであろうか と
松尾芭蕉が読んだ句です
 
 
 

 
花は蠟梅と水仙。
とても良い香りがします。
 

 
花入れは吉羽與兵衛さんの砂張です。
 
銅にスズ,鉛を加えた合金で,たたくとよい音を発するため
響銅(さはり)とも佐波理(さはり)とも言われます。
 
花入れは行扱いですので 薄板は蛤です。