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57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

全日本選手権が神戸にやってくる!

2018年08月15日 | 全日本選手権2018
レーシングカートの甲子園、全日本選手権が、今年も神戸スポーツサーキットにやってきます。8月25日(土曜日)26日(日曜日)の二日間。
日本最高峰のカートレースが神戸で観られます。もう来週土曜日なんですねぇ。

主催は日本自動車連盟。天下の『JAF』なのですよ。
ぜひ多くの方に実際のカートレース、それも日本最高レベルのバトルをご覧いただきたい!!
次世代のモータースポーツを担う若者たちが、神戸に集まります。

昨年はカデットクラスで地元神戸の中村海斗くんが優勝しました。

こんなに近くで優勝ドライバーと遭遇できたりします。

彼らの中から、間違いなく、スーパーGTやF-1にチャレンジする人が出てくるのです。
その才能を間近に観られるチャンス。
さて、カートレースを楽しむためのポイントをまとめてみましょう。
****
全日本カート選手権とは

日本を東西の2地域に分けて戦われるカートレースです。(クラス最高峰のOKクラスは全国統一です。残念ながら神戸には来ません)今回の神戸は、西地域第5戦。
最終戦は11月。鈴鹿国際南コースで東西統一戦が行われます。
入賞者には着順に応じてポイントが与えられます。
年間を通じて最も多くのポイントを獲得した選手が「シリーズチャンピオン」となります。
カートレースは、年齢や使えるエンジン、タイヤなどでカテゴリーが分かれています。
これは後ほど説明しましょう。
(基本的にカートレースはドライバーの技量を競うものです。車は、ほぼイコールコンディションで競われると思ってください。そのためいわゆる団子レースになることが多いのです)

神戸スポーツサーキットのご案内

観覧席は2箇所あります。一部屋根付き。

(写真は昨年のピット屋上の観覧席)
当日は、熱中症対策を万全にしてくださいませ。帽子は忘れずに。
折りたたみ椅子を持っていくと便利です。

昨年の入場料はパンフレット込みで、500円!!

(昨年のパンフレット。これが入場チケットがわりでした。)

マジ、安い!! たった、ワンコインで日本最高峰のレーサーたちの走りが観られるのですよ。
カートレースの良さは、他にもあります。


ごらんのとおり、観客とレーサーやメカニックとの距離が圧倒的に近い!!

カデットクラスのレーサーたちはまだ小学生。なんとも可愛いです。

神戸スポーツサーキットは自販機と、シャワートイレも完備しています。
軽食も販売されていますが売り切れる場合があります。

(写真は名物メカニックのSさん。とっても気さくな方ですよ)

一番近くのコンビニは、神戸市営地下鉄 伊川谷駅ちかくのセブン・イレブンです。サーキット周辺には、スーパー、コンビニなどはありませんのでご注意を。
***
レースのスケジュールを知っておく。

8月25日の土曜日は練習走行となります。
走ってみて、マシンの調子をメカニックに伝えるドライバー。
マシンを調整するメカニック。それを何度も繰り返す様子が、すぐ近くで観られるのもカートレースならではです。
決勝は翌日8月26日(日曜日)朝8時半からです。
カートレースは
①練習走行
②タイムトライアル
③予選ヒート(レース形式)
④決勝ヒート
の順番で進んでいきます。特に予選ヒートは、レース形式で行われます。
当日のスケジュール表をパンフレットやHPで確認しておくといいと思います。
今、目の前で、どのクラスの、どのヒートが行われているのか? 知っておくと楽しめます。 
(次回へ続く)

***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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海斗くん大バトルの渦の中。ジュニアカート選手権第2戦中山 予選

2018年05月28日 | 全日本選手権2018
ジュニアカート選手権2018 FP-Jr 西地域第2戦 予選


5月20日の全日本カート選手権、ジュニアカート選手権第2戦の動画が、ようやく公開されました。
まずは、結果を見て見ましょう。


僕が応援している中村海斗くん。ゼッケン44番
決勝順位は9位フィニッシュ。
う~ん、残念。

とおもいつつ、このレース結果をじっくり観察しました。
ちょっと待ってくださいよ。
レース当日のプログラムは、タイムトライアルから始まります。
そこで、中村海斗くん、0,33.260-
なんと2位のタイムを叩き出しています。
予選ヒート最前列をゲット!
僕は当初、決勝ヒートの動画を見ていました。
しかし、カートレースファンにとって、今回注目すべきは、予選ヒートでしょう。
まずは、予選ヒートでのローリングスタート。
一度、スタートのやり直しがありました。
全日本のジュニア選手権という大舞台。
ここで、若いジュニアドライバーたちはどんな心境だったか?
そしてコントロールタワーから日章旗が振られてレーススタート。
海斗くん、ここでは冷静にスタートを決め、まずは3位をキープ。
とっ、その直後、1台がスピン!!隊列が乱れます。
海斗くんは、ジュニアの先輩たちから、2コーナーのインを刺され、徐々に順位を下げていきます。
そして運命の12週目。
海斗くん、彼には珍しく、果敢に4コーナーのインに飛び込んでいきました。結果は予選8位でフィニッシュ。
予選ヒートの最終ラップ、凄まじいトップ同士のバトル。これぞモータースポーツのフェアなバトルです。
第三者の立場からみて、この予選ヒートは、本当にすごいレースでした。
バトル中のバトルが見られました。
各ドライバーのファイティング・スピリットが表に出たレースです。
***
昨年から僕は中村海斗くんご一家に何度も取材させていただきました。

海斗くんの性格も徐々にわかってきました。
彼はとってもおっとりした性格。
けっして、闘志とか、情熱を表に出すタイプではないんですね。
彼の練習走行やSLレースを、僕は神戸スポーツサーキットで何回も見ています。


「なんて、スムースな走りなんだろう」
「なんて、スマートな走りなんだろう」

ライバルたちの後ろにつけていても、コーナーを立ち上がると、
『あれっ、いつのまに?』
という感じで海斗くんが前にいるのです。もう、そのまま逃げ切り、どんどん差をつけてチェッカー!
そういう無理、無駄なバトルをしない『スマートでスムース』な走りが海斗くんの真骨頂なのです。
しかし、今回の予選ヒート。
僕は海斗くんの成長を感じました。
全日本の強豪たちがひしめく「ジュニア選手権」
そのなかで、もう、お行儀のいいレースをしていては年上のライバルたちに勝てない、と感じたのではないか?
これはあくまで僕の勝手な推測です。
その思いが、めずらしく「ファイトむき出し」で4コーナーへの突っ込み。『トライ』につながったのでしょう。
その海斗くんの背中に僕は拍手を送りたくなりました。
なお、カデットクラスからジュニアに上がると、フロントフェアリングの取り付け方が、もう大人たちと同じになります。
このフェアリングが、なかなかの曲者です。

前の車にぶつかったりすると、沈み込む仕組みになっています。
レース終了後の車検で、フロントフェアリングが正しい位置にない場合、
オフィシャルから
『どっかにぶつかりましたね』という裁定が下ります。
その場合、走行時間に10秒加算されてしまいます。
1位でチェッカーを受けても油断はできないのですよ。
全日本選手権というのは、若い優秀なドライバーを育成する場であると思います。上のクラスにステップアップするほど、どんどんシビアな戦いになっていきます。
バトルをしている相手に接触せず、ライバルの車を抜いてゆく、という極めて高度なテクニックを要求されるのです。
ここで、参加選手の決勝ベストラップを確認してみてください。
驚くべきは、1位の佐藤凌音くんから、9位の中村海斗くんまで0,33.1-という”おんなじ”タイムであること。
なんと、コンマ1秒の中に9人がひしめいているということです。
ぶつからないで、どうやって抜けっていうんですか?!
12歳から15歳未満のまだ子供達が、こんなハイレベルな走りをしていることに改めて驚かされます。
***
レースは残酷です。
レースは結果が全てです。
でも、今58歳のオジさんがいえること。
人生は勝つことだけじゃない。
むしろ、負けや失敗を体験することで、次のステップへの、たくさんの収穫が得られるのです。
若い少年少女たちが、たくさんの失敗をして、たくさんのことを学べる場所。
それがモータースポーツの良さなんだ、と僕は思います。

***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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シーズン開幕!!ジュニアカート選手権2018

2018年04月04日 | 全日本選手権2018
ジュニアカート選手権2018 FP-Jr 西地域第1戦 決勝

4月1日の日曜日
カートの全日本選手権およびジュニアカート選手権が開幕しました。


応援している中村海斗君、ご一家。
昨年のカデットクラス から、今シーズン、ジュニアクラスに上がってきました。
(当該年度12歳から参加可能です)

そのシーズン開幕初戦は琵琶湖スポーツランド
で幕を開けました。
結果が発表されています。
タイムアタック(タイムトライアル)の結果がすごい。


トップの選手と最後尾19番の選手までのタイム差『0秒667』
予想をはるかに超えるほどのハイレベルの戦いになりましたね。
レースの模様は動画配信されております。
トップ集団の激しいバトルが印象的です。


中村海斗君は参加19人中、最年少のまだ11歳。(今年12歳になります)

それでも、開幕初戦、6位完走15ポイントを獲得しました。
この集団の中で、今後のレース、海斗君がどんな成長を見せてくれるのか。楽しみにしています。

***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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