☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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「TAR/ター」

2023年05月16日 | ★★★★

【TAR】
2023/05/12公開 アメリカ 158分
監督:トッド・フィールド
出演:ケイト・ブランシェット、ニーナ・ホス、マーク・ストロング、ジュリアン・グローヴァー

旋律
栄光
絶望
狂気

STORY:女性として初めてベルリンフィルの首席指揮者に就任したリディア・ターは、類まれな才能に甘んじることなく、常に努力を重ねて現在の地位を掴み取ってきた。今や作曲家としても活躍し、自伝の出版も控える彼女だったが、新曲が思うように作れず生みの苦しみを味わうとともに、マーラーの交響曲で唯一残っていた第5番の録音が目前に迫り大きなプレッシャーにも晒されていた。そんな中、かつてターが指導した若手指揮者の自殺が明らかとなり、これを境に彼女と周囲の歯車が急速に狂い始めていくのだった... (allcinemaより)


ベルリンフィル初の女性マエストロととなり、頂点を極めた孤高の天才リディア・ターが、様々な重圧と謎の陰謀の前に次第に追い詰められていくさまを描いたサスペンス・ドラマ。監督は『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』のトッド・フィールド。

面白かったどうかという次元じゃない感じの作品。全体的に淡々とした展開で158分もあるんだけど、時間を感じさせず最後まで見入ってしまった。やはりケイト・ブランシェットの熱演というかある意味で怪演が見事だったと思う。彼女じゃなかったらつまらなかったんじゃないかなと思うほどさすがの演技だった。

女性として初めてベルリンフィルの首席指揮者に就任したター。ここまで来るまでは才能とかなりの努力を重ねて登り詰めてきたけれど、やはりプレッシャーは相当なもの...。輝かしい未来が待っているかと思いきや、ある出来事がきっかけで彼女の人生が狂い始めていくというもの。いやー怖い怖い...少しずつ少しずつターが追い詰められていく様子に目が離せなかった。周りの人たちの変化もじわじわと...。順風満帆でも何が起こるかわからないものだ...。

寝てる時に冷蔵庫の音や小さい音が気になって眠れないシーンはわかるーって思いながら観てたり 笑。小さい音が気になって眠れないほうなので確認しにいくシーンは共感した←レベルが違うって

これは劇場鑑賞向きの作品だと思う。音にこだわって作られている感があるので、大音量のオーケストラの音からほんの小さな音まで幅広い。最後まで緊迫感をもって観られることもあるのでおすすめ。

鑑賞日:2023/05/14


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