【THE GIRL NEXT DOOR】 2010/03/13公開 アメリカ 91分
監督:グレゴリー・M・ウィルソン
出演:ブライス・オーファース、ダニエル・マンチ、ブランチ・ベイカー、グレアム・パト、リック・マーティン、ウィリアム・アザートン
少女は、嬲られ続けた
1958年、アメリカ。郊外の閑静な町。ある夏の日、12歳の少年デヴィッドは一人の少女メグと出会い、心惹かれる。彼女は両親を事故で失い、妹と共に隣家のチャンドラー家に引き取られて来たのだった。しかし、やがてデヴィッドは、隣家のルースおばさんがメグ姉妹を虐待していることを知ってしまう。しかもそれは、どんどんエスカレートしていくのだったが…。(allcinema ONLINEより)
ホラー作家ジャック・ケッチャム原作を映画化した作品。
アメリカで実際に起きた事件をモチーフにしたお話なのですが、同じ頃で『アメリカン・クライム』という作品も姉妹の姉が虐待を受ける内容でした。元は同じなのかこの頃はこうした虐待が多かったのか・・・いずれにしても精神的に辛い作品なことは確かです。
主人公のデヴィッドの回想シーンとして始まり、彼が少年時代に経験した辛い出来事は大人になった今でも彼を苦しめている...というもの。
いやもう・・・虐待というか拷問というか、ほんっとに観てるのが辛かったですね。ターゲットとなるメグは、両親を事故で亡くし妹と共にルースおばさんの元に引き取られるのですが、最初はきつく当たるくらいで何とか我慢できるぐらいだったんですが、次第にエスカレートしていって地下室に縛られて虐待を受けるほどに発展してしまうのです。
このルースおばさん、もう人間とは思えないですね。悪魔意外の何者でもないっ。地下室でメグを虐待し、恥ずかしい目に合わせてそれを息子たちに見せてる時点でイカレてる。息子たちもこれが悪いことと知ってるのに母親に逆らえない。肝心のデヴィッドもその場にいるのに何もできない。
デヴィッドは何度かメグを助けようとするのだけれど、やることが全部裏目に出てしまい余計にメグを苦しめることになってしまう。自由に動ける時に逃げだせば良かったのにと思うのですが、足の不自由な妹を置いてはいけないので逃げることもできなかったのが悔やまれます。
こんな恐ろしいことが実際にあるなんて恐怖ですね。ホントかどうかわからないけど焼かれちゃうシーンは一番ゾッとしたわ。これホラーになってますけど違いますね。ホラーとしてはくくられてはメグがかわいそう。
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