【WHITEOUT】 2009/10/31公開 アメリカ PG12 101分
監督:ドミニク・セナ
出演:ケイト・ベッキンセイル、ガブリエル・マクト、コロンバス・ショート、トム・スケリット、アレックス・オロックリン
Story:アメリカの南極観測所“アムンゼン・スコット基地”。キャリー・ステッコは、この極寒の地で働く唯一の連邦保安官。事件など起こりようもなく、せいぜいが雑用ばかりの退屈な日々を送っていた。ところが、冬を控え、あとは数日後に迫った最終便で帰国の途に着くだけと思っていた矢先、他殺体の発見という驚くべき事件に遭遇する。それは紛れもなく南極で起きた最初の殺人事件だった...
南極観測所で起きた殺人事件に遭遇した女性捜査官が過酷な環境と帰国まで3日というタイムリミットが迫る中、犯人をさがすというお話。監督は『60セカンズ』『ソードフィッシュ』のドミニク・セナ。
『ホワイトアウト』というと織田裕二主演の作品が浮かびますねぇ。こちらは顔が大変好みのケイト・ベッキンセイルが主演のお話。でも今回はあまりキレイに映ってなかったなぁ。で、南極が舞台のお話って私が観た限りではB級作品なんですよねぇ・・・まぁそんなもんかなぁ。それよりも南極観測所に連邦保安官がいるとは知りませんでした!
殺人事件が起こり犯人探し・・・物語としては想像できる展開だしよくあるお話ですね。だけど極寒の地での出来事なのでそれを含めたコワさがプラスされたのは良かったかなと思います。
ピッケルを持って襲ってくる犯人に追われる主人公、外に逃げ出すのもコート着て手袋はめてと逃げるのも一苦労。しかも外は命綱を付けないと飛ばされちゃう。この辺りは普通に逃げるのとは違ってハラハラドキドキものでした。そして、ケイトさんが手袋を忘れて外の金属の手摺りを掴んでしまったシーンはイタタタターでした。皮がぁ~っ・・・。その後の処置も映ってはいないけれど想像できるだけにゾッとした~っ。
折角の犯人さがしも登場人物が把握できてないので、犯人のひとりがこいつ!と言われてもふーんってな感じでした。極寒の南極で、殺人事件、閉ざされた場所や環境、精神的にも追い詰められていくなどなど面白い設定ではあるんですが、真っ白に吹雪く南極だけが印象に残る作品でした。作り方によっては面白くなったかもしれませんね。