☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

映画とLIVEのミーハーな感想とたまにお出かけ日記♪
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「七つの会議」

2019年02月04日 | ★★★★

2019/02/01公開 日本 119分
監督:福澤克雄
出演:野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、藤森慎吾、田雄介
朝倉あき、岡田浩暉、立川談春、勝村政信、世良公則、鹿賀丈史、橋爪功、北大路欣也

正義を、語れ。

STORY:都内にある中堅メーカーの東京建電。定例の営業会議では営業部長・北川の激しい檄が飛び、厳しい叱責にみなが震え上がる中、のんきにイビキをかいている万年係長のぐうたら社員・八角民夫。そんな彼が年下のエリート課長・坂戸をパワハラで社内委員会に訴えた。すると委員会が下した裁定は意外にも左遷という厳しいものだった。北川の信頼も厚いエースへの思いがけない処分に、社員たちの間に動揺が広がる... (allcinemaより)


池井戸潤のベストセラー小説を映画化したエンタテインメント・ミステリー。
中堅メーカーを舞台に、ある不可解な人事を発端に会社の暗部が徐々に浮かび上がっていくさまを描く。監督は『祈りの幕が下りる時』、TVドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」などの演出を手がけた福澤克雄。

池井戸潤原作の作品はほんと面白い!!
「下町ロケット」「陸王」、映画では『空飛ぶタイヤ 』も観ましたがどれも見応えある物語ですが、今作も最後まで引き込まれて観てしまいました。

原作は例によって未読なので予告編だけの知識。萬斎さん演じる八角がなぜあんな態度をとるのか気になってました。しかも八角に関わった人たちは失脚したりして...一体....。すると、冒頭のパワハラ以上のとんでもない事態が待っていたという.....。ラストに八角が言っていたことがすべてだわ。

今までのドラマでも出てくるネジやバルブがカギとなり...。しかもドーナツもそのひとつになるとはね。それに俳優陣の顔芸が見事で、特に香川さんはすごいとしかいいいようがない 笑。超シリアルな展開なのに思わずプッと吹いてしまうすごさはさすがです。

下町や陸王などにも出演してた俳優さんたちがちょこっと登場したりと超豪華で登場するとおー!とテンション上がっちゃった。ただね談春さんが.....下町のあのイメージがあったからえーーって感じ。

二転三転する展開と日本企業の悪い体質がこれでもかと描かれている所が映画として見応えあると同時に、実際にもあることが悲しい。
でもお硬い物語で、ミッチーがミッチーらしい役どころと経理の子とコンビで真相を探る流れはホッとするところも。観終わった時にドーナツが食べたくなりました!!

鑑賞日:2019/02/02
※TOHO cinemas free passport #9


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17 コメント

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昨日~ (cyaz)
2019-02-04 12:20:51
yukarinさん、こんにちは^^

僕も昨日観ましたが、なかなか観応えがありました!
原作は未読ながら、なぜ野村萬斎の起用だったのか、
映画を観て納得のいくところでした。
まあ、それにしてもオールキャストの凄さ!!
ただ、今までの池井戸潤原作ドラマキャストがごった煮で(笑)
色んなドラマシーンが見え隠れして(笑)
こんにちは! (BROOK)
2019-02-04 12:57:59
これは面白かったですね~♪
キャスト陣の熱演もさることながら、物語の展開も非常にスピーディーで見入ってしまいました。

真相が近付くにつれて、誰が黒幕なの?…まさかそう来るのか…と。
いやはや、見応え充分の作品だったと思います。
良かった! (mobile)
2019-02-05 10:46:58
冒頭の営業会議からグイグイきます!・・・『サラリーマンあるある』だけどコレはキツいよなあ、業績未達のとき『年間目標を死守しろ』と言われて、これまでの不足分を積み上げた売上目標(もはや達成不可能)を立てさせられた経験は殆どの営業担当サラリーマンなら身に覚えがあるはず。ゲロを吐くまでイジめられるミッチーに自分の経験を重ね合わせるヒトは多かろう、です。
-------☆☆☆-------
あっと驚くストーリー展開もさることながら、この豪華な役者陣の顔ぶれはどうよ!個性豊かな面々の演技がガチンコでぶつかり合う様は凄まじいパワーで観る者に迫ります。サラリーマン必見の映画です。
-------☆☆☆-------
 いま読んでいる本の一節がこの映画にピッタリなので、それをご紹介します。
-------☆☆☆-------
 しかし、いまの世の中を見てごらんなさい。いまは嘘をつくなという道徳が衰えている。平気で嘘をつくのが当たり前になっている。会社企業の道徳が衰えて、多くの企業がまったく道徳を考えず、儲ければよいという風潮になっている。
-------☆☆☆-------
 ところが雪印食品は嘘をついたためにつぶれてしまった。狂牛病騒動で、輸入した牛肉を国産牛肉と偽って、買い取り制度を悪用して国に買い取らせた。親会社の雪印乳業も、その前に牛乳で食中毒事件を起こして、嘘の弁明をして、社長が辞任した。会社ぐるみでおこなった嘘がいくつもばれてしまったわけです。
 雪印といえば一流会社です。社長や専務は、よい国立大学、私立大学を出た秀才に違いない。そういうエリートがやっている会社が、嘘でつぶれた。嘘をつくということが、いまや社会で当たり前というふうになっている。
 ある政治家は秘書の給料を自分の費用に流用していたのに、嘘をついていたのがばれて祝を失った。どうも政治の世界では流用するのが当たり前になっていたんですね。だから嘘をついたという感覚がない。嘘をつくのが常識になっている。
 役人の場合もそうでしょう。鈴木宗男さんに取り入って処分された役人は、さきほどの言葉で言えば阿諛追従をしていた。エリートのキャリア官僚が鈴木宗男さんにおもねった。あんたが悪い、そんなことをやっちゃいけないとは言わない。言わないばかりか、自分も悪の片棒をかついだ。そこには、ひどい倫理観の欠如があるように思います。
 日本の社会全体が、嘘をつくのが当たり前であると思うような社会になってしまった。こういう道徳的な頽廃は、日本を滅亡させることになりかねません。日本人は、嘘をついてはいけないという道徳をもういちど回復する必要があると痛切に思います。
 梅原猛の授業『道徳』(朝日文庫 / 2007年10月30日第1刷発行)から抜粋
-------☆☆☆-------
 日本人の心に道徳は回復するのか?この映画を観たひとりひとりに考えて欲しい問題です。
Unknown (FREE TIME)
2019-02-05 22:39:57
こんばんは。
私も「七つの会議」を鑑賞してきました。
まさにTBS製作の池井戸作品を地でいく内容でしたね。
特にスクリーン狭しとばかりに繰り広げられる、各登場人物の顔芸は圧巻でした。

あと談春さんですが、5年前に放送された「ルーズヴェルト・ゲーム」では、今回以上の悪役キャラでしたよ。
Unknown (ふじき78)
2019-02-06 00:31:05
でも、ミッチーは謎の解明はいいけど、もう少し仕事しろよとは思った。
cyazさんへ (yukarin)
2019-02-14 14:46:58
期待どおりに見応えありました。
とにかくキャストが豪華でしたよね。
やはり原作者のすごさですね。
それぞれのドラマのキャストが大集合でおいしいですね。
BROOKさんへ (yukarin)
2019-02-14 14:48:26
はい、面白かったです。
2時間を切っているのにこれだけの見応えさはすごいです。
最後まで引き込まれて観てしまいました。
mobileさんへ (yukarin)
2019-02-14 15:04:19
物語はフィクションでもリアルなサラリーマンの実情も描かれていましたね。
とにかく個性的な俳優さんばかりで演技も物語も見応えありました。
ご紹介いただきましたお話もこの作品と似てますね。
どこの会社も同じなのかと思ってしまいます、、、
FREE TIMEさんへ (yukarin)
2019-02-14 15:06:14
池井戸作品は本当に面白いですね。
キャストも制作陣も素晴らしいです。

「ルーズヴェルト・ゲーム」は観てないのですが、悪役キャラの談春さんが気になりますーっ
ふじき78さんへ (yukarin)
2019-02-14 15:07:02
んふふ、ミッチーダメ出しされちゃった 笑

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