わたし、まだ、録音したの聞き途中なので、そのまま書いていきます。
きょうは読売新聞、その他タイガース関連の本などあれこれありますが、
今、名古屋なので、読売新聞はその記事載ってなくて断念です。
そのうちお取り寄せでもします。
「すっぴん」のつづきです。
ファニーズはピーがリーダー。マネージメントできる人間がいなかったから。
自分たちでやっていた。
サリーとプレイボーイズのころはサリーがリーダーやってた。
ファニーズ時代はビートルズやストーンズのコピー、デイブクラークファイブの曲とか。
ビートルズよりストーンズの方が多い。
ストーンズは舞台でやると乗るから。
ビートルズはメロディきれいだし。リズム的にはストーンズの方がおもしろい。ドラムでいうとちょっと単調だけど。
Time is on my side
タイガースはコーラスがレンジが広い。かつみのハイトーンとサリーの低い声。これがよく通る。これが一番の特色だと思う。
ストーンズではコーラスの良さがあまり出せないから、そういう意味ではビートルズの方がいいかも。でも、ビートルズよりレンジはもっと広いです。
あれだけ低い声出せる人はいないと思うし。
ヒューマンルネサンスなどきくと、ユカイさんいわく「地獄から出てくる声みたい」
どんなドラマーにあこがれてたかというと、ジャズバンドにバンドボーイで行ってたので、ジャズを考えてた。大阪でやってた、ふるやたかしとザ・フレッシュメンというジャズバンド。
今でもふるやさんは健在。
あとはピアニストの大塚よしあきさん。
これからどうするんだ?と聞かれて、ロックやりますと言ったら、ロックじゃ飯食っていけないぞ、と。
でも、京都で待ってますんで、やめさせていただきます、と言ったら、やめるなよ、いろよ、お前歌歌えなんて言われた。
もともとジャズに憧れてて、バディリッチとか、あこがれてた。
リンゴスターも雰囲気があって好きです。
デビュー曲僕のマリー
大阪で人気が出たとき、内田裕也さんがスカウトしにきて、東京に出てくるきっかけとなった。デビューは渡辺プロ、すぎやまこういち、橋本淳というユニットで。すぎやまさん橋本さんで作詞作曲家という路線で。
すぎやまさん、やる気十分だったみたい。そのときは僕は全然思わなかった。お前らで勝手にやれ、みたいな感じで、第三者的に見られてた感じがしたけど。
まだすぎやまさん健在で話を聞くと、
「君たちを見たとき、やりたいと思った」と言われるので、やっぱりうれしいです。
あのとき、ビジネスライクにされてるのかと思ってたら、レンジの広さ、高音低音、真ん中が沢田で、いいグループだと思って、やりたかったと。
バンドとしてみんなが華があるところがすぱらしいと、ユカイさん。
シーサイドバウンド
これが大ヒットで、明るくて太陽を感じさせる曲ですね。
躍りながら演奏して歌うんだから大変だと思いますよ。僕はうしろに座って見てるだけですから。あー、ようやってるわ、と。
今回も僕はうしろで見てますから。往年のような動きはさすがにできないと思いますけどね、僕は、躍りにいこうよと言われても行けないんですよ。
後ろにいなきゃいけないから。
ちょっとクラシック系なんですよね。当時は歌謡曲だと思ってたけど、それではない、クラシックもベースにおいてる、それが同じGS、または歌謡曲の人たちとはちょっと違う。
ビートルズの雰囲気も入ってて、それでいて日本人が日本語で歌ってるわけだから。イタリアンとフレンチがいっしょになったようなものですね。
日本の和風のだしだけじゃなくて、そういうものが加味されてる感じで、久しぶりにすぎやまさんに会ったとき、そんなことおっしゃってました。
君だけに愛を
ユカイさん、この曲なんてプレスリーを彷彿とさせますね。
これは歌謡曲でもないし、リバプールでもないし、アメリカンでもない、日本人が西洋的なものを受け入れて消化してくるものが中に入ってると思います。だから、僕はこれがGSの代表だと思います。
アイドル的な人気も確立された曲で、単に歌ってるだけじゃなくて、沢田のパフォーマンスがすごいですよね。
指差しながら歌うという、彼はそういうところ天才的ですよね、僕は後ろから見てて、ようやるわ~と。当時から、僕はそこまでできないぞ、と。
彼自身もそういうこと考えてるんでしょうね。根っからのショーマンですね。
花の首飾り
120万枚売れた。カップリングで、ひとつが沢田、ひとつがかつみ、かつみが初のリードボーカルをしたという記念すべき曲なんです。
いちばん売れたわけですけど、両方A面でやったんですが、基本は、花の首飾りがA面。その屈辱を沢田は感じて、それから一生懸命がんばった。
ジョンレノンがポール・マッカートニーのyesterdayを聞いてがんばったのと同じですね、そういうのがバネになるんですね。
花の首飾り
タイガースの曲でとても好きです。すぎやまさんも自分でいちばん気に入ってるそうです。奥さんもそうおっしゃってました。今でも心の若い人です。だから今でも、ドラゴンクエストみたいな活躍があるんですね。
非常に若々しいですよ。写真撮るぞって言ったら、ピースってするんですよ。もう80いくつですけど、気持ちが非常に若い。
ユカイさん、世界がほくらを待っているに出てましたよね。そのときの方が老けてましたよね。
タイガースのすごいのは、沢田が花の首飾りではコーラスをやっているということ。関係者でも沢田が歌うと思ってたんです。そしたら大逆転があって、そんなふうになったんですよ。補作したなかにし礼さんも、沢田が歌う、やった~なんて思ってたら、それがこの歌のキーが高いんですよね。
だから、これまでリードボーカルやってないかつみが、ってことになったんですよね。そういうことはかつみは知らないと思います。他のメンバーもほとんど知らないと思いますけどね。
そんなふうなことを、僕の本のなかでいろいろ書いてます。本人が知らない、すぎやまさんも知らないこと、またかつみもメンバーも知らないこと、いっぱい書いてます。
花の首飾り物語、29日に出ます。これはいろんな方に話を聞いて本にまとめた、それだけじゃなくて、時代的に時間的にさかのぼったり横に伸ばしたりして、空間を使った形で、それがどこから来てるか、どういう影響関係があるのか、たとえば「白鳥の湖」から来てる、じゃあそれはなんだったんだ、それは羽衣伝説から、それは三保の松原の話、それから鳥と人間の話、ちょっと踏み込みすぎかと思うんですけど、そのへんは退屈なら飛ばしていただいて。
ほとんど50年近いですが、これを残しておかないと、じゃあ作詞者はどうなったんだとか。
今、明治時代の音楽をやってますが、自分自身では、当時の作詞や作曲者の名前がわからなかったりするんです。それはそのときにきちんととどめておかなかったから、今わけがわからなくなってしまってる。そのわけのわからない名曲を訪ねて、みたいなね。
僕らにとっての名曲、花の首飾りだから、今、関係者、なかにし礼さんも補作で。19歳の女子高生だった菅原房子さんが作詞だけど、なかにしさんが補作、すぎやまさんが作曲、そういうものをきちんと残しておかないといけない。
幸い、なかにしさんも70いくつで高齢、すぎやまさんは80いくつだから、いらっしゃるからここでやっておかないと。僕らだっていなくなるかもしれないですし。僕が先にいくか、他のメンバーが先にいくかわからないけど、今死んでも、あーそうかって、そんなに意外な感じはしない年齢になってきたから。
そういう意味で、今まさに40年ぶりにみんなでそろってステージに出られるように、この曲も関係者が健在でいらっしゃるうちに書かなきゃいけない。そういう想いで書いたんです。
これも足かけ4年やってるんですよ、それで一冊の本になった。途中、なかにしさんにインタビューを申し込んでた。また病気になられて、再起が危ぶまれてたんですけど、見事に病気治られて、戻られたんです。それで実現して、10月にインタビューしたばかり。その前は2年前とか。時間的にラグがあるんですが、このラグを経て、読んでみて、なんだ~つまんないと言われるかもしれないけど、僕としてはやれるだけのことはやったつもりで一生懸命書きました。
ここで、お便りをはさんで、一息です。
きょうは読売新聞、その他タイガース関連の本などあれこれありますが、
今、名古屋なので、読売新聞はその記事載ってなくて断念です。
そのうちお取り寄せでもします。
「すっぴん」のつづきです。
ファニーズはピーがリーダー。マネージメントできる人間がいなかったから。
自分たちでやっていた。
サリーとプレイボーイズのころはサリーがリーダーやってた。
ファニーズ時代はビートルズやストーンズのコピー、デイブクラークファイブの曲とか。
ビートルズよりストーンズの方が多い。
ストーンズは舞台でやると乗るから。
ビートルズはメロディきれいだし。リズム的にはストーンズの方がおもしろい。ドラムでいうとちょっと単調だけど。
Time is on my side
タイガースはコーラスがレンジが広い。かつみのハイトーンとサリーの低い声。これがよく通る。これが一番の特色だと思う。
ストーンズではコーラスの良さがあまり出せないから、そういう意味ではビートルズの方がいいかも。でも、ビートルズよりレンジはもっと広いです。
あれだけ低い声出せる人はいないと思うし。
ヒューマンルネサンスなどきくと、ユカイさんいわく「地獄から出てくる声みたい」
どんなドラマーにあこがれてたかというと、ジャズバンドにバンドボーイで行ってたので、ジャズを考えてた。大阪でやってた、ふるやたかしとザ・フレッシュメンというジャズバンド。
今でもふるやさんは健在。
あとはピアニストの大塚よしあきさん。
これからどうするんだ?と聞かれて、ロックやりますと言ったら、ロックじゃ飯食っていけないぞ、と。
でも、京都で待ってますんで、やめさせていただきます、と言ったら、やめるなよ、いろよ、お前歌歌えなんて言われた。
もともとジャズに憧れてて、バディリッチとか、あこがれてた。
リンゴスターも雰囲気があって好きです。
デビュー曲僕のマリー
大阪で人気が出たとき、内田裕也さんがスカウトしにきて、東京に出てくるきっかけとなった。デビューは渡辺プロ、すぎやまこういち、橋本淳というユニットで。すぎやまさん橋本さんで作詞作曲家という路線で。
すぎやまさん、やる気十分だったみたい。そのときは僕は全然思わなかった。お前らで勝手にやれ、みたいな感じで、第三者的に見られてた感じがしたけど。
まだすぎやまさん健在で話を聞くと、
「君たちを見たとき、やりたいと思った」と言われるので、やっぱりうれしいです。
あのとき、ビジネスライクにされてるのかと思ってたら、レンジの広さ、高音低音、真ん中が沢田で、いいグループだと思って、やりたかったと。
バンドとしてみんなが華があるところがすぱらしいと、ユカイさん。
シーサイドバウンド
これが大ヒットで、明るくて太陽を感じさせる曲ですね。
躍りながら演奏して歌うんだから大変だと思いますよ。僕はうしろに座って見てるだけですから。あー、ようやってるわ、と。
今回も僕はうしろで見てますから。往年のような動きはさすがにできないと思いますけどね、僕は、躍りにいこうよと言われても行けないんですよ。
後ろにいなきゃいけないから。
ちょっとクラシック系なんですよね。当時は歌謡曲だと思ってたけど、それではない、クラシックもベースにおいてる、それが同じGS、または歌謡曲の人たちとはちょっと違う。
ビートルズの雰囲気も入ってて、それでいて日本人が日本語で歌ってるわけだから。イタリアンとフレンチがいっしょになったようなものですね。
日本の和風のだしだけじゃなくて、そういうものが加味されてる感じで、久しぶりにすぎやまさんに会ったとき、そんなことおっしゃってました。
君だけに愛を
ユカイさん、この曲なんてプレスリーを彷彿とさせますね。
これは歌謡曲でもないし、リバプールでもないし、アメリカンでもない、日本人が西洋的なものを受け入れて消化してくるものが中に入ってると思います。だから、僕はこれがGSの代表だと思います。
アイドル的な人気も確立された曲で、単に歌ってるだけじゃなくて、沢田のパフォーマンスがすごいですよね。
指差しながら歌うという、彼はそういうところ天才的ですよね、僕は後ろから見てて、ようやるわ~と。当時から、僕はそこまでできないぞ、と。
彼自身もそういうこと考えてるんでしょうね。根っからのショーマンですね。
花の首飾り
120万枚売れた。カップリングで、ひとつが沢田、ひとつがかつみ、かつみが初のリードボーカルをしたという記念すべき曲なんです。
いちばん売れたわけですけど、両方A面でやったんですが、基本は、花の首飾りがA面。その屈辱を沢田は感じて、それから一生懸命がんばった。
ジョンレノンがポール・マッカートニーのyesterdayを聞いてがんばったのと同じですね、そういうのがバネになるんですね。
花の首飾り
タイガースの曲でとても好きです。すぎやまさんも自分でいちばん気に入ってるそうです。奥さんもそうおっしゃってました。今でも心の若い人です。だから今でも、ドラゴンクエストみたいな活躍があるんですね。
非常に若々しいですよ。写真撮るぞって言ったら、ピースってするんですよ。もう80いくつですけど、気持ちが非常に若い。
ユカイさん、世界がほくらを待っているに出てましたよね。そのときの方が老けてましたよね。
タイガースのすごいのは、沢田が花の首飾りではコーラスをやっているということ。関係者でも沢田が歌うと思ってたんです。そしたら大逆転があって、そんなふうになったんですよ。補作したなかにし礼さんも、沢田が歌う、やった~なんて思ってたら、それがこの歌のキーが高いんですよね。
だから、これまでリードボーカルやってないかつみが、ってことになったんですよね。そういうことはかつみは知らないと思います。他のメンバーもほとんど知らないと思いますけどね。
そんなふうなことを、僕の本のなかでいろいろ書いてます。本人が知らない、すぎやまさんも知らないこと、またかつみもメンバーも知らないこと、いっぱい書いてます。
花の首飾り物語、29日に出ます。これはいろんな方に話を聞いて本にまとめた、それだけじゃなくて、時代的に時間的にさかのぼったり横に伸ばしたりして、空間を使った形で、それがどこから来てるか、どういう影響関係があるのか、たとえば「白鳥の湖」から来てる、じゃあそれはなんだったんだ、それは羽衣伝説から、それは三保の松原の話、それから鳥と人間の話、ちょっと踏み込みすぎかと思うんですけど、そのへんは退屈なら飛ばしていただいて。
ほとんど50年近いですが、これを残しておかないと、じゃあ作詞者はどうなったんだとか。
今、明治時代の音楽をやってますが、自分自身では、当時の作詞や作曲者の名前がわからなかったりするんです。それはそのときにきちんととどめておかなかったから、今わけがわからなくなってしまってる。そのわけのわからない名曲を訪ねて、みたいなね。
僕らにとっての名曲、花の首飾りだから、今、関係者、なかにし礼さんも補作で。19歳の女子高生だった菅原房子さんが作詞だけど、なかにしさんが補作、すぎやまさんが作曲、そういうものをきちんと残しておかないといけない。
幸い、なかにしさんも70いくつで高齢、すぎやまさんは80いくつだから、いらっしゃるからここでやっておかないと。僕らだっていなくなるかもしれないですし。僕が先にいくか、他のメンバーが先にいくかわからないけど、今死んでも、あーそうかって、そんなに意外な感じはしない年齢になってきたから。
そういう意味で、今まさに40年ぶりにみんなでそろってステージに出られるように、この曲も関係者が健在でいらっしゃるうちに書かなきゃいけない。そういう想いで書いたんです。
これも足かけ4年やってるんですよ、それで一冊の本になった。途中、なかにしさんにインタビューを申し込んでた。また病気になられて、再起が危ぶまれてたんですけど、見事に病気治られて、戻られたんです。それで実現して、10月にインタビューしたばかり。その前は2年前とか。時間的にラグがあるんですが、このラグを経て、読んでみて、なんだ~つまんないと言われるかもしれないけど、僕としてはやれるだけのことはやったつもりで一生懸命書きました。
ここで、お便りをはさんで、一息です。