あしたをつかめ

千秋楽の南座、もうひとつの話題を。

この日は、わたし19列。澤會さんで取ったお席で、お隣は偶然お知り合いの方。
そのまたお隣に若いお兄さんがおひとりで座られた。
ジュリーのファンっぽくもないし、直美さんのファンかなぁ、なんて思いながら見ていると、幕があく直前にノートを取り出し、なにやらメモをとりはじめた。しかも時々、イラスト付き。

最初の幕間に明るくなってもまだ書いてらっしゃるの。舞台のイラストみたい。
わたしのお隣の方が、思い切ってご質問。
快く答えてくださった。

それによると…

テレビの取材なんだって。わたしは、御園座の宣伝かと思い、「CBCテレビさんですか」と聞いてみた。
「いえ、NHK教育テレビです」
「教育テレビ」
思いがけない答えにびっくりしてると、
「大道具の取材してるんです。幕の向こうで何をやってるのか、なんてのも見せてもらおうと思ってるんです」

なんでも大道具さんのおひとりに密着して、そのお仕事を紹介するって番組なんですって。

「あしたを…」とおっしゃったんで、きのう調べてみました。
NHK教育テレビで調べてみると
どうも「あしたをつかめ」という番組のようです。
番組紹介ページを見ると、「ひとりの若者に実際の仕事ぶりを見せてもらい、10代20代の若者に将来の夢を持ってほしい、という趣旨の番組らしいです。

そのお兄さんは、「1月の放送です」と教えてくれました。
なかなかおもしろそうですよね。

だって、幕が下りて次の場面に移るまでに、トントントントン工事してる音が聞こえてましたからね。あの裏で何をしてるか見られるんですよ
楽しそうでしょ

京都のタクシーで

千秋楽の朝、京都で乗ったタクシー。
「南座へ行ってください」と言うと、運転手さんは「あ、今、藤山直美と沢田研二だね～」

「よくご存じですね～」ってことから会話が

その運転手さん、なんとジュリーのお兄さまが某ホテルにお勤めしてらした頃、お仕事でおつきあいがあったらしいのです。（ホテルにお勤めの前には○○○のお店におられた、とか）

そして、ご自分の親友の方が、ジュリーの母校の中学校で、ジュリーより１年下にいらっしゃった、ということで、
「ジュリーはかなりヤンチャしよったらしいよ」と…。
「○○中のやつらと、ようケンカしよったらしいで」…。
へぇ～
この前、裕也さん関連でもそんなウワサ聞いたばかり。やっぱり、ホントにコワイ

「そやけど、ジュリーはええよ、やっぱり、歌がええわ」

「うちらの世代はみんなジュリーの歌好きやからな」

「こんどワイルドワンズとやるって言ってたなぁ」（詳しい）

「タイガースはもうやらへんのかな、岸部一徳も役者になってしまったもんな、もう歌は歌ってへんやろ」
わたし「一徳さんは歌ってらっしゃらないかも。タローさんはバリバリやってらっしゃいますよ」
「お～、森本太郎な、青い鳥や」

な～んて言ってる間に南座の角に着いてました。

時間が逆戻りしちゃいましたが、素敵な千秋楽の朝は、思いがけずジュリーの話題から始まったのでした。