浅野ゆうじの独り言

社会・政治に関連する本の感想や日々の出来事についての私なりの考え方を書いています。

「市民感覚」「国民目線」という誤謬

2012-09-18 09:05:06 | 日記・エッセイ・コラム
 政治の世界が混乱しています。
 佐伯啓思先生の記事を読ませていただいても。『混迷』通り過ぎて『常軌を逸している』状態はまさにその通りだと思います。「常識」を逸脱した状況で何も生まれない、仮に生まれたとしても大きな反動が生ずることは、歴史が証明しているのではないかとも思うのです。必ずしも「常識」=「国民目線」「市民感覚」とならないことを政治家がしっかりと理解していないのではないか、区別をはっきりさせないとその行動の歪みは必ず生まれるでしょう。
 「政治は壮大な実験だ」では済まされないのです。あらゆる情報や状況を踏まえ、議論の中で、その場で最善の選択を真摯に考えていかければならないのです。組織を無視した自分中心の考え方、ショー化した政治、無責任な有識者の発言の氾濫、素人感覚が政治における市民目線だと勘違いする人たち、どれをとっても何も生まれないというのが結論ではないでしょうか。
以上


最新の画像もっと見る

コメントを投稿