浅野ゆうじの独り言

社会・政治に関連する本の感想や日々の出来事についての私なりの考え方を書いています。

地域性が薄れる岐阜市議選

2023-04-20 06:57:33 | 活動日記
 今日の岐阜新聞にも記事が載っていましたが、大選挙区においては、地域性が薄れていくような気がします。
 中核市である岐阜市は、定数38の大選挙区(一つのの選挙区で38人を選ぶ)であることから、もともとは新人が出やすい環境にあります。なぜなら、中選挙区(一つの選挙区に数人の少人数の定数)や小選挙区(一つの選挙区に一人の定数)では、新人の当選確率は下がります。岐阜市においても、各校区の活動による議員の地域性は強く、今でもその活動主体は、残っています。しかし、この3年間のコロナによって、地域行事の減少や自治会加入率の低下などの地域のつながりが希薄化しています。さらに、若い世代の交流は、都会化され地域にはない状況にあります。また、経済面でも、地域に存在したお店が高齢化の進展とともにどんどんシャッター化し、交流の起点がなくなっています。
 こうした状況が、議員活動においては票の獲得という面で、極めて難しい状況を作り出しています。議員の活動は、顔を出すことから始まりますから。
 今回、38の定数に対し53人の立候補者は、候補者の内容においても、まさにその流れを表しているのではないかと思います。
 地元で生まれ、主たる活動地域は地元です。これは現職にとって強弱はあってもほぼ共通であるといえます。ただし、議員の仕事を考えた場合は、地元の活動ばかりではなく、岐阜市全体の視点で意見を言っていくことも大切です。
 今までの皆さんの行動変容がどのように働くか、票が読めず苦戦が続いている状況です。



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