浅野ゆうじの独り言

社会・政治に関連する本の感想や日々の出来事についての私なりの考え方を書いています。

お詫びと近況

2013-07-31 10:14:09 | 日記・エッセイ・コラム

 久々のブログ記事のスタートになります。ブログサービスのトラブルのためログインできず記事が書けませんでした。読んでいただいている方は少ないと思いますが、多少なりとも興味を持っておられる方々にはお詫び申し上げます。コールセンターにようやくつながり復活することができましたので、私なりの意見を書いていきます。

 参議院選挙も事前の予想通り自民党の圧勝に終わり、ここ最近の国政選挙において、風による一方方向への傾斜が果たしてよいことなのか不安を覚えてしまいます。数の力だけで政治が一方的な傾きをもって進んでしまうことには違和感を覚えますし、参議院があまりにも党派にこだわり議論が進められているとすれば、二院制のあり方自体が問われることになるでしょう。

 一方で、決断し政治を進めることも大切です。そのためにも決断の過程をしっかりと説明していくと同時に、個々と全体が融合した決断であってほしいと願っています。

以上


ジェフリ-・サックスの本を読んで

2013-07-03 11:51:26 | 国際・政治

 正確には読んでいる途中なのですが、ジェフリー・サックスの「世界を救う処方箋」に書かれた考え方について述べたいと思います。

 アメリカの政治経済に対する危機感を持って書かれた本ですが、アメリカと同一歩調で進んでいる日本にとって、他山の石としなければならない考え方を示しているような気がしてなりません。アメリカほど貧富の格差が広がっている日本とは思っていませんが、競争社会を前提にした自由経済至上主義的な流れが強まっている危機感を私たち自身が持たなければならないと言えます。

 前にもこのブログで書いたマイケル・サンデルの警鐘とも言うべき考え方からすれば、私たち自身が知らず知らずにむしばまれつつある道徳心、それはジェフリー・サックスが言う政治のうえでの公平性がないがしろにされつつある状況と同じような気がするのです。

 民主主義は多数決が原則となりますが、数の論理、強者の論理だけで政治が行われるものではありません。少数であっても弱い立場の人たちへの配慮があってこそ民主主義の政治が成り立津ことを認識する必要があるのかもしれません。

 国民に義務を課すような憲法論議の前に、社会保障を含め、課税や配分などを見直す税制制度を抜本的に見直す必要があるのではないでしょうか。それこそ私たちの愛国心が試されるわけです。

以上