さてさて。お待ちかね、次は名古屋Blue note。
搬入を終えてから長い待ち時間。
どう過ごすかは各々でした。
直人とゆうだいさんは手羽先で一杯だけビール飲んだ後、風味堂さんの弾き語りをBlue noteで聴いてたとか。
一生はそのままBlue noteでライブを堪能。
私と拓は同じくBlue noteでライブを見た後、CLUB QUATTRO と OZON
を観に。
でもCLUB QUATTROは入場規制がかかってて入れなかったんだよね。
さすがフェス。すごいわー。
たまたまタイミングが合わなくて、OZONも演奏終わっちゃってたんだよね。
結局、Blue noteで聴いたPredawnさんのみ聴けました。
ガットギター弾き語りの女の人で、素敵な歌声とギターに思わず眠くなってしまう感じ。
以前教えてもらってたピアノの先生の言葉を思い出しました。
「音楽を聴いて眠くなるなんて、最高に素晴らしいことなんだよ。
それだけ自然な呼吸だったってことだから!」と。
会場のお客様の1/3がうとうととしているのが分かりました。
あちこち歩き回って、盛り上がって、ちょっと疲れてるお客様に彼女の歌は
最高の心地良さだったんだと思う。
旅も3日目になる私も、すごーく気持ちよかった。
もったいなくて眠いの我慢して聴いてました。
彼女の英語は血が通っていた。意味、じゃなくて感情が英詩にのっていたなぁ。
わたしもあんなふうに英語曲を歌えたらなぁ。
ああ、気持ちよかった。。。。
名古屋に来ることが決まったあたりは、さすがにBlue noteに怖気づいていたのですが
もうね、関係ない、ってわかったから。
それよりもライブできることに心構えと準備をしようと決めたわけです。
Blue noteのすぐとなりに朝日神社って神社があって、お告げはもらわずともご挨拶はさせていただこうと
手を合わせてお参り。
「本日となりの名古屋Blue noteで演奏させていただきます。
ご縁あってこの地に参りました。どうぞよろしくお願いいたします。」とだけ。
お参り終わって鳥居をくぐった後、なんだかちょっとだけ怖かったその朝日神社が
全体的にぽーっと光るような気がして。
お告げはいらない。霊感も封印。
とはいえ、センサーは健在。
これはどんなシステムなんだろ???
霊感を封印することで逆に勘が研ぎ澄まされてくようでした。
目の見えない人がより多くの情報を知ることができるような、そんな感じ??
そうして準備に取り掛かったわけです。
対バンさんたちがほとんどメジャーなアーティストさんだってことで。
もちろんそういう緊張もないわけじゃなかったけれど。
コンセントレーションがとてもうまくいったと思います。
しかし、楽屋がきれーー!
ワイングラスからティーカップ、冷蔵庫からスタッフ用楽屋、アーティスト用楽屋と
分かれてて。会場のモニターもしっかり完備されている。
さすがBlue note。
とうとう迎えた本番は、本当に、気持ちよかったです。
照明が最高。音響も最高。そして霊感を封じた私はセンサー感度抜群。
バンドの音が全部聞こえました。多分あれは耳で聞いてたんじゃないな。
音と一緒に各メンバーの感情も流れ込んできたから。
同じように、お客さんのそれも流れ込んでくるようでした。
もう、なんだろう、どうしようもなくお客さんに親近感を感じてしまう。
世界中の名だたるアーティストたちが、ここで演奏してきた。
その人たちがこの場所に残していった思い、緊張、熱狂、テンション、歴史。
なんだかそれら全てが私の背中や足元をそっと後押ししてくれてるみたいでした。
何が見えたわけでも何が聞こえたわけでもない。でもそう感じたの。
そんなみんなの、音楽を深く深く愛する気持ちが幾重にも重なって私に降りてくる。
すごく、力強くて、とても楽しかったんです。
昨日の三国ヶ丘の楽しさとはまた別の楽しさ。
濃厚で純粋なワインのような、そんな芳醇な時間がそこにありました。
もちろんね、無名の私たちですから、
前に演奏されてたジルデコさんの時に比べてお客様は半分以下にも減っていたよ。
途中で席を立ったお客様が5人ほどおられた。
つまんなそうにしていたお客様もぽつぽついた。
でも、もう、それでもいいんです。
ここでこうやって自分たちの音楽を奏でられる貴重な時間をめいいっぱい活かすだけ。
そうやって歌って奏でているうちに、少しずつ、私たちに耳を心を傾けてくださる方々が増えてきて。
最後には鳴り止まない拍手をたくさんたくさん、いただきました。
にわかに信じられなかった。
メンバーが楽器を置いてはけ口に向かっても鳴り止まなかった。
それどころか、スタンディングオベーションをしてくださってる方が3人も!
脱ぎ捨てたショールをステージに忘れてきてしまって、取りに戻ったときも拍手は続いていて、
あまりにもったいないことでもう一度生声で叫びました。
「ありがとうございました!」と。
あの時あたたかい拍手を下さった皆様、SexRexを観てくださった皆様、
本当にありがとうございました!!
また、またここで演奏できたら。いいな。
格式が高いからとか有名になれるからとかじゃなくて、
純粋に音楽を愛するスピリッツがあそこにはあった。
人生を楽しみ尽くしたいろんな人種の方々のPower of Loveがそこにあった。
もっと成長できた私で、もう一度このステージに立てたら。
次はどんな風景が見られるんだろう。
そんなご縁があるといいなと願いつつ。
SexRex、初Blue noteライブでした。
応援してくださった皆様、ホントにありがとう。
おかげさまで自分たちの全力を出して演奏できました。
そして、ここまでSexRexをSexRexとして成り立たせてくださった、
かつてメンバーだった皆様、サポートメンバーだった皆様、
関わってくださった全ての方々。
いつもお世話になってる皆様。
本当に、ありがとう。
これからもこの経験を糧に、もっといいライブや音楽を
お届けできるようにしていこうと思います。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!