リカリズムな日常

6拍子に彩られた破天荒な毎日

うつつのゆめ

2009年11月19日 | プライベート
道端にごろごろ転がるびんの中
わたしはたゆたっている

いつ車に轢かれ、はじかれるかもわからないのに
この甘苦いワインゼリーの中
たゆたっている

ここでは、危険が危険でなく、
夢とうつつの境があいまい

気合で蓋を開けろ。
生きる気力を示せ。

どっかの神様っぽい人は言うんだろう
どっかの自分自身は言うんだろう

タロットカードをひけば出てくる、「皇帝」の逆位置。
老人のゆりかごのように、右へ左へ、決められないまま
古い知恵がこびりつく


あのこのように生きたいと願う
あの場所に行きたいと願う



なのに
まるで運命を試すかのように
いつの間にかびんの中

がんばりすぎると、すぐここに戻ってきちゃうンダヨナ…

見落としてるものは何
忘れてるものは何
狭いとこだから探すのに苦労しない
何も、見当たらないんだけどナァ


断ち切るための歌なのか

つなぐための歌なのか


我々は進みだしていたのではなかったのか
百鬼夜行に参加して
命からがら得て帰った甘露をあけたら
このびんの中だった、としたら

大笑いだ


まだ時間はある。

さがせ
さがせ