顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

フラッシュバック

2011-08-08 19:37:17 | Weblog
「手術怖くないですか?」と聞かれます。
「大丈夫ですよ。」と言ってはいましたが、インプラントの手術を目前に控えて、怖くなってきました

今までの出来事が、走馬灯のように思い出してきます
術後の痛みやしんどさ、顔の腫れももちろんですし、歯を失った喪失感、顔の変形などメンタル面もありますが、私1回死ぬかと思うくらい怖い経験をしたからです

1回目の腫瘍摘出の手術(2008年1月)のとき、全身麻酔で手術室で抜管されたとたんに急に息ができなくなり、すごく苦しくて苦しくて「私このままだったら死ぬ。」って直観的に思いました

酸素飽和度も下がったみたいで、機械が鳴り出し「やばい、下がっているよね。」・「原因は何?」みたいに私の頭の周りで話しながら、慌てて先生方が処置(吸引)してくれましたが、処置までの時間がものすごく長く感じました

手術でどうやらかなり出血したらしく、喉の奥に血液の塊があり、そのために気道が塞がれていてみたいで、それが苦しさの原因でしたが、もともと口の中の手術をした苦しさもあるので、二十苦ですよね

幸い、意識が吹っ飛ぶことはなかったのですが、そのせいか、あのときの出来事は鮮明に覚えています
苦しくて苦しくて、頭を左右に振ったこと、その度に看護師さんに抑えつけられたこと、あまりの苦しさでこのままでは死ぬかと思ったこと、今でも思い出して、手術室などの閉鎖した空間に行くと、フラッシュバックを起こしそうです

フラッシュバックは時間とともに改善されてきます。今の私の日常生活では思い出しませんし、口腔外科の外来に行くときにも思い出しませんが、昨日くらいから少しずつ思い出してきています

今回のインプラントの手術も手術室で行います。前にたくさん手術をした病院とは違うけれどね

インプラントの手術云々より、フラッシュバックを起こさないかが、心配です。。。

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1 コメント

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はじめまして (黒犬)
2011-08-11 11:13:28
「セメント質骨形成線維腫」で検索していたらたまたまこちらのブログにたどり着きました。
私は30代前半の女性ですが、この病気の疑いがあって9月に手術で摘出する事になりました。
まだ摘出してから病理検査しないとはっきりとした事はわからないのですが、ひとまず摘出する事は決定です。
聞き慣れない病気なのでいろいろ不安だったところにこちらを見つけ、ちょっとだけ仲間がいたと思うと気が楽になりました。

また色々質問してしまうかもしれませんが、宜しくおねがいします。
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