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(旧)yoyo的日記

台湾での生活について、シェルターから受け入れた黒猫姉妹について、台湾で暮らして10年のyoyoが書いています。

流行りの「五穀米」?

2009-04-10 | 台湾事情
実は少し前から気になっていたのですが、日本ではけっこう雑穀ごはんがブームですよね?日本の友達でも食べてる人がちらほらいたりして、聞いてみると「おいしいよ♪」というので、私もいよいよチャレンジしてみようかと。美味しくて健康にも良くてダイエットにもいいらしいなんてすばらしい食材じゃないですか~

それで、今朝さっそく近くのスーパーに行ってみました。今回のお目当ては「五穀米」。十六穀米とかもありますが、初心者の私は五穀米からだんだん慣れて行こう、と思ったわけです。この時点で、台湾でも確か売ってるのを見かけたことがあるし、食べてる友達もいたから、こっちでもわりとブームになってるのかも♪、と思っていました。

さて、スーパーについてみると、おや意外に少ない・・・。
「五穀米」と「十穀米」と書いた1.5kg入りの袋が各一種類ずつしかありませんでした。ほとんど選ぶ余地なく、なにも考えずにそのまま五穀米のほうを購入。ちなみにお値段は179元(500円くらいかな)でした。安いですね~。


家に帰ってみて、袋に書いてある「おいしい炊き方」などを読もうと思ってよくよく見てみると・・・、あら?表の「五穀米」の横に「11種天然全穀類」と書いてあります。
11種類??「五種類の穀物をブレンド」してるから「五穀米」なのでは??

・・・どうやら違ったようです(^^;
どうも私がこちらのスーパーで見た「五穀米」「十穀米」は単なる名称で、「定義」ではなく、結局全部「雑穀米」ということのようです(笑)次回からは何が入っているのかをもっとよく見てから買わねば

で、11種類もいったいなにがはいってるのかと言えば、裏の成分表によると「玄米、キビ、ソバ、大麦、小麦、白米、 オーツ麦、はと麦、アワ、オニバス(私も初めて聞きましたがハスの一種のようです)、黒米」と書いてあります。なんか日本のとずいぶん違うような?日本でも雑穀米をしょっちゅう食べたわけじゃありませんが、ソバとか入ってましたっけ?

とにかく、同じ「五穀米」と書いてあっても、いろいろと日本と違うなー!とちょっと久々にカルチャーショックを体験してしまいました(笑)
次回はこれを炊いてみたらどうなるか、をレポートします

元宵節

2009-02-11 | 台湾事情
1月25日の大晦日から始まった旧正月。こちらでは2月2日までの9日間お休み、という人がほとんどでした。旅行へ行く人もあれば、家でマージャン大会三昧の人もおり、本当ににぎやかでした。
日本と同様、現代においては「松の内」とされるのはせいぜい最初の4日間くらいになっていますが、正式には旧暦の1月15日の「元宵節」(小正月です)をもってお正月は終わり、ということになります。
その元宵節は、今年は2月9日の月曜日でした。

台湾では、元宵節はまた「燈籠祭」の日となることが多く、私も燈籠祭のメッカの一つ、龍山寺へ行って見ました。

というわけで冒頭の写真になるわけですが、これなんだかわかりますか?
いや、「牛」なのはわかると思うんですけど(たぶん)・・・。
実はこれ、友達に聞いたところ「牛魔王」だそうです。牛魔王って『西遊記』に出て来るキャラクターの一つで、孫悟空の義兄弟にあたるとか。あーそういえば、そんな人(牛)もいたような・・・って感じですかね(^^;

干支はもともと中国起源のもので周辺の国々へ伝播した物なので、今年、こちらでももちろん「丑年」ですよ。だから牛モチーフの燈籠が多いのです。可愛いものもたくさんありましたが、なんだかこの「牛魔王」がひどく印象的でした

台湾の「消費券」

2009-01-23 | 台湾事情
日本はやっと「新年明けまして・・・」が落ち着いたところですが、こちら台湾では年末まっさかりです。ただ、やっぱすっごい不景気ですねー。日本みたいに多くの企業が国内の需要供給システムで回っているのと違い、台湾はかなりが海外の大きな企業の下請けというか、小さな部品を作ったりしているので、日本よりもアメリカの金融恐慌の影響は大きく受けているように思われます。

そこで、この台湾の不景気を打破する経済政策の一つとして打ち出されたのが「消費券」というものです。昔、どこかの国でも「地域振興券」という名で似たようなことをやりましたが、ブツはたぶん似たようなもので、クーポンというか商品券というか、なものが18日から配布され始めました。(上の写真)

「地域振興券」というのは、「15歳以下の子供のいる世帯主」であったり、年金の受給者であったり、あるいは生活保護を受けている人であったり、とつまりは「本当にお金の必要な人に二万円ずつあげましょう」的な政策であったようです。でもまぁ「15歳以下の子供」がいてもとても裕福なおうちもあれば、子供もいないし、生活保護も受けてないけど、でも振興券がもらえればかなり助かる、と人もいるでしょう。だから、結局「不公平感が出た」わりには「さして経済効果はあがらなかった」というのはまぁかなりわかりやすい結果です
これと違い、台湾の「消費券」は基本的に「すべての国民」に配布され、さらに「一人3600元」とかなり良い金額であること(今日本円が高いのでレートしては一万円弱くらいですが、でも物価の差を考えれば日本円で2~3万もらえる感じです)、また配布を「一年で一番お金のかかる旧正月直前」に持って来たこと、がなかなかナイスな戦略のように思えます。例えば一家四人いれば、4万円ぽんと入るわけです。最近、旅行会社が「消費券3600元分で行ける二泊三日の海外旅行」なんていう企劃も打ち出して、秒速で売り切れたそうですし(旧正月に海外旅行する人も多いですからねー)、いい感じで経済効果が上がっているようです。

日本の「地域振興券」(の失敗)を参考にしたようなので、金額だけでなく、配布方法や配布時期もかなり考えられた政策だと思います。このままうまくいくといいですね。馬総統も「美男だけで役立たず」というイメージを挽回したいでしょうし

台湾結婚式事情3~披露宴は収支決算

2009-01-13 | 台湾事情
さて、神様の前で永遠の愛を誓う、という「式」は希薄なものの、披露宴では日本よりはるかに「西洋式」のメンバーが揃えられます。披露宴の入場シーンでは、まずは「花童」(flower girlです。花を持って可愛く着飾った子供たち)が入場し(下の写真)、その後には「伴娘」(bridesmaid、花嫁の親友が付添人となります)と「伴郎」(groomsman、同様に花婿の親友が付添人に)がそれぞれ2~3人ずつ入場。この人たちは、朝からの「儀礼」にも参加し、終始花婿花嫁の周りでお世話をしています。
最後にやっと真打ちの花婿花嫁が登場です。

昨日の記事で「披露宴では友達パワーがすごい」と書きましたが、この付添人たち、というのが日本ではあまり見かけないものですがけっこう重要です。日本と同様、披露宴の中盤で主役の二人がすべてのテーブルを回るのですが、別に日本のように「キャンドルサービス」するわけではなく、みんなと「かんぱ~い」とお酒を飲みます。このとき、たいてい友達テーブルでは「花婿をつぶしてやろう」と妙なお酒を用意して待ち構えていたりします(さすがに親族テーブルではそんなことはないですが)。花婿は二次会もあるのでここでつぶれるわけにはいかず、付添人が彼の代わりに犠牲になってお酒を飲みまくることが多いです(笑)西洋では、この付添人は主役二人を悪魔や悪い物から身体を張って守る役目、という意味合いがあるのですが、まぁそれに近いっちゃ近いですね。

披露宴が滞りなくおわると(途中で花婿花嫁が歌を披露したり、ゲームがあったり、とにぎやかです)、二次会に移動し、ここではたいてい花婿花嫁はつぶれるまで飲まされます。「初夜」とか全然関係ないですね

さて、タイトルの「収支決算」とは何のことなのか?
台湾においては、いったん「招待状」を配られてしまうと、日本のように「御欠席」に丸をつけて終わり、というわけにはいきません。もし、都合が悪くて出席できなくても「紅包」(ご祝儀)だけは渡さなければいけません。つまり、招待状を受け取ったら、お金は必ず出て行くもので、拒否権はこっちにはないことになります
なんでこんな不合理なシステムになっているのかというと、彼らにとって「ご祝儀」は「義務と権利」だからです。ご祝儀を渡す側にとっては、これは「ほぼ100%戻って来る」お金です。例えば、Aさんの結婚の際にBさんが「6600元」(これはけっこう大きい紅包になります)ご祝儀を出した場合、数年後のBさんの結婚の際にはAさんは必ずこれと同額かそれ以上を返さなければならない、ということになっています。つまり、「将来返してもらうお金」なので、拒否権がないのです。そして、もし私が台湾人であった場合、この年になっても結婚しないでいると(笑)、親からは「もう今までずっと他人にご祝儀を払ってきたのにそれが全然回収できない」と文句をいわれたりすることになるわけです。なんというか、「貸したお金が焦げ付いた」銀行みたいですね。そういうふうに親に文句を言われるという話を聞くと本当に「収支決算」だなーと思います。面白い

台湾結婚式事情2~いわゆる「式」はない

2009-01-12 | 台湾事情
さて、前回は結婚式の前哨戦「婚紗」について書きましたが、今回はいよいよ式当日です。式の日取りが決まると、「喜帖」(シーティエ)と呼ばれる招待状が配られますが、日本のように「御出席・御欠席」の返信用ハガキがついている、ということはもちろんありません(あれ、日本だけですかね?やっぱり)。普通は電話等で「出席するわ」という確認をとります。

ここで「式」と言ってはいますが、実はおもしろいことに一般の台湾の人においては私たちが思うような「結婚式」というのは存在しません。あ、ただし、キリスト教の人たちは違いますよ。こちらはキリスト教人口が日本よりは多く、かつ敬虔なクリスチャンも多いので、基本的に「教会で式を挙げる」のは本当のクリスチャンだけです。
では、その他の台湾人はというと、別に彼らは「寺廟」(台湾の一般的な宗教は儒教や道教がミックスされた民間信仰です)で結婚式を挙げるわけではありません。行われるのは実は「儀礼」と「披露宴」だけなのです。

当日、まず花婿は花嫁を迎えに行きます。(家が離れているときには新幹線で行ったり、あるいは花嫁が前日から花婿の家の近くのホテルに宿泊して迎えを待っています)そして花婿は花嫁を自宅に連れ帰り、花婿の両親に対して二人で挨拶を行い、その後、花婿のおうちの「神明卓」(日本の神棚や仏壇みたいなもの。ご先祖の位牌があり、観音様や馬祖などの神像もあります)に対して儀礼を行います。おおざっぱに言えば、これで儀礼は終わり。つまり、「神の前」で誓いをするのではなく、ご先祖様と両親に対して誓いをすることがメインなわけですね。

この儀礼が終わると、夜は披露宴。日本では披露宴はその名の通り親族・友人に自分の伴侶を披露する場なわけですが、けっこう「親戚一同」がメインじゃないですか。おじさんのスピーチがあったりして。しかし、台湾においては親戚はむしろ蚊帳の外で、とにかく友人のパワーがすごいです。司会も友人が行うし、あちこちで友人が新郎新婦にお酒を飲ませまくるし、お祭り騒ぎっぽい感じになることが多いですね。日本のように、友人がそれぞれパフォーマンスを披露したりすることはあまりないんですけど。

披露宴は日本のように席がびっちり決まっているわけでもないし、時間もたいてい遅れて始まります。かなりルーズですおとといの披露宴では「6時から」と書いてあったけど、実際は8時になってからやっと始まりました(いやここまで遅れるのも珍しいですけど^^;)席が決まってないのは、実は「出席者数」が完全には把握できてないからです。もちろん大雑把にはわかりますが、招待したAさんが自分の彼女や彼氏などを連れてくることも普通にあり(別にその彼氏・彼女が新郎新婦とほとんど面識なくても問題なし)。その場合は事前に「彼女も連れて行くけどいい?」とかは確認していますが、それでもやはり当日の数の変動はかなり予測不可能です。
なんでこれでOKなのかというと、お料理が中華式だから。つまり丸い回るテーブルで、大皿にもったお料理が出て来るので、一テーブルで一人や二人増えても、あまりたいした問題にならないわけです。おおらかです

上の写真は「湯圓」。披露宴の三品目のお料理は必ずこれです。

まだ書ききれないので、あと一回だけ書きますね。次回は「披露宴は収支決算」

台湾結婚式事情1~結婚式前哨戦「婚紗」

2009-01-11 | 台湾事情
昨日は台湾の友人の披露宴に参加してきました。別に初めて、というわけではなかったのですが、ちょうど会場でアメリカ人の子と「台湾の結婚式」について語り合ったりしていたせいもあって、つくづく「日本と違うなー」と思ったので、ちょっと書いてみることに。

会場で花嫁を見てびっくりしたんだけど、めっちゃやせてました。台湾の女の子は結婚式のために日本の子以上にめちゃめちゃダイエットするんですよ~。というのも、結婚式当日の美しさ以前に「婚紗」というものがあるから。これはですね、婚約して結婚式の日取りも決まると、婚紗屋さんに行って好きなウェディングドレス+数着のドレスを選び、日を選んで撮影し、「婚紗」アルバムを作成するわけです。こう書くと「ふーん」って感じですが、このアルバム、激高い、かつ大掛かりなものです。普通、婚紗屋さんのカメラマン+メイクさん一行と丸一日の「ロケ」を行い、いろんな場所(台北の景色のきれいな場所や二人の思い出の場所等。何カ所も場所を変えます)何千枚も写真を撮りまくります。その中からめぼしい物を何十枚か選んでそれをゴージャスな大きなアルバムにまとめるわけです。中の写真は日本人だったら「ひょえー」というような激ロマンチックなものが多いです(^^; 例えばこんな感じ↓


(写真は台北で人気のCatheline Wedding Photo Studio からお借りしました)

まぁ、「非日常」ですし、ものすごくきれいに撮ってもらえるので、女の子としてはこれがぜひやりたい!と思う気持ちもよくわかるし、一生残るこのアルバムのために過激なダイエットも厭わない、ということになるでしょうねぇ。しかし、これすごく高いんですよ。平均では20万円くらいです。でももちろん着るドレスの数が多かったり、選ぶ写真の数が多かったりするともっともっと高額になるので、30万くらいというのもわりと普通に聞きます。このアルバムは披露宴の会場の入り口にばーんと置いてあって、みんなに披露するのですが、よく聞くのは結局結婚して数年経つともうすっかり物置の中にしまわれて見る機会なんかないんですって。それでもやっぱりみんな撮らずにはいられないし、そんなクライアントのために、「婚紗ストリート」と呼ばれるずらずらと婚紗屋さんが軒を連ねる通りも台北だけでも数カ所あるのです。

書ききれないので、次回は「結婚式と披露宴」について改めて書きます。

台湾野菜事情:カボチャ

2008-11-01 | 台湾事情
一日遅れましたが、昨日はハロウィンでした。
台湾でのハロウィンはというと・・・もちろん何もしない普通の日です。おそらくほとんどの台湾人は昨日がハロウィンだと気付かなかったと思います。まぁそんなもんですよね。

でも、イベント好きな私は今年こそカボチャ料理を作るぞ!と心に決めていました。
というのも、去年もそう思っていたにも関わらず、カボチャを見つけられなかったからです。
以前にも台湾のナスは日本のと激しく違う、と書きましたが、カボチャも識別できないほど違います(^^;
こんな感じ↓

写真はhttp://www.pala88.com/node/4251からお借りしました♪

これじゃあ、ランタンを作れませんが・・・(作ってないけど)
普通の、というか日本で私たちが思う形のカボチャもありますが、この長いのもかなり一般的です。去年は野菜を売っているところでカボチャを探した際、この長いタイプしかなかったため、これがカボチャだと気付かなかったのです(^^;
今年は市場でちゃんと探し、台湾ではちょっと珍しい丸くてオレンジのカボチャを購入しました。台湾ではそもそもカボチャもカボチャ料理もそれほどポピュラーではないようで、市場のようなローカルなところではカボチャはほとんど見かけませんでした。

さて、今日はネットで見かけて食べたいと思っていたカボチャのコロッケに挑戦!
まずは一口大に切ってレンジでチンしたのですが、ほとんど柔らかくならない・・・。
日本のより果肉が固いのかぁ、と、蒸してみることに。
うん、時間はかかったけど柔らかくなりました。そしてなぜかとてもジューシーです
台湾のカボチャ、どうやら日本のものよりずっと繊維質で水分が多いようで、加熱しても日本のように「ほくほく」な感じにはあまりなりませんでした。
「これはまずい」と思い、ほくほく感をだすためにじゃがいもを投入。
つぶして中にチーズを入れて丸め、衣をつけて揚げました。
こんな感じ

味は悪くなかったけど、こちらのカボチャ、どうやらあまりコロッケ向きではないようです・・・。そしてじゃがいもを追加したために当初の予定よりもずいぶん大量に出来てしまい、このコロッケのタネをどうしたものか・・・ しばらくこればかり食べる事になりそうです。

台湾民宿事情

2008-09-25 | 台湾事情
ここ数日、急に思い立って二泊三日のプチ旅行をしてきました。泊まったのは「民宿」です。実は台湾では、ここ数年「民宿ブーム」が起こっていますが、こちらの民宿と日本のそれとではかなりおもむきが異なっているように思えます。

そもそも日本における民宿とはなにか、と見てみると、おそらく、
1、自宅の一部を旅行者に開放したものであり、小規模である。
2、家族経営で、家族的な接客サービスをセールスポイントにしている。
3、ホテルや旅館などに比べ、一般的に郊外にある。
4、本来農業や漁業との兼業が多く、安価で新鮮な食材による食事を売りにしているところが多い。

こういった特徴が思い浮かび、さらにこれらの特徴で、和式が「民宿」であり、洋式が「ペンション」ということのようです(「ウィキペディア:民宿」を参照)。
4に関しては今や専業の方や、サラリーマンをやめて民宿/ペンションの主人に、という話も聞くので、一概に兼業とは言えないと思いますが、それでも「地元の食材で作るおいしいご飯」はかなり民宿においては大事なポイントです。

しかし、台湾においての民宿は「小規模」で「家族経営」であることは確かですが、基本的にご飯はついていません(多くの民宿は観光地にあるので、すぐそばにたくさんレストランがあります)。つまり、「民宿=ご飯が売り」では全然ないということです。では民宿とはなにか、というと、一般的に「安価、小規模の旅館」でしょうか。

ご飯が売りではないので、こちらの民宿の多くは「部屋の内装」がセールスポイントになっているところが多く、ヨーロッパ風だの地中海風だの、ゴージャスだったり、独創的だったりして、日本のような「素朴で家庭的な」雰囲気とはずいぶん違いますねぇ
さて、今回どこへ行ったかというと、台湾北東部の宜蘭県羅東(Luodong)というところです。宜蘭は2006年に「雪山トンネル」という台湾で一番長いトンネル(なんと12kmもあるんですよ!)が開通して、台北から1時間足らずで行けるところになり、台北のベッドタウンになりつつあります。

今回泊まったのは、この羅東の郊外のペンションですが、お部屋はこんな感じ・・・


(写真は宜蘭民宿紹介サイトからお借りしました)
ね、ゴージャスでしょう?

台湾の民宿は一般に専業の人が多いのですが、ここの民宿のご主人はもともとお茶を作っている農家の人で、今も民宿のすぐそばはお茶畑が広がっています。夜はご主人の作ったウーロン茶を入れてもらっておしゃべりしたりして、とっても楽しく過ごせました。

泊まったお部屋は別棟になっていたので、すごく静かで本当にのんびりできました。ここはお風呂がとっても素敵なのですが、さらにすばらしいことに飲み水だけではなくお風呂のお水も水道水はまったく使っていなくてぜんぶ山の自然なお水なんです。だから、お風呂のお水もなんとなく柔らかい感じで、一日何度も入っちゃいました。

こちらの宿の「櫻悦」という名前はこちらの宿のまわりにたくさんサクラの木があるからなんだそうです。サクラのシーズンにまた行ってみたいなぁ。
あ、そうそう、こちらの宿には半分野良の猫ちゃんもいましたよ。元気で可愛い子でした♪


近くには2時間くらいで歩き終われる遊歩道もあり、ものすごくきれいな川の水とおいしい山の空気をたっぷり楽しめましたよ。(→冒頭の写真が遊歩道の紹介です)

宿の情報:http://www.villa-home.com.tw/villa-home/

武界

2008-08-02 | 台湾事情
今、私は台湾の中部、日月潭でフィールドをしていますが、チャンスがあって久しぶりに近くの村へ出かけました。出かけたのは、武界(ブカイ)という村で、台湾の原住民のブヌン族が住んでいます。
私の研究している邵族とは違い、もっと山の上のほうで暮らし、農業に従事している方が多く、穏やかで明るい性格の人が多いですね。
上の写真を見てわかる通り、武界は高い山に囲まれたちょっと「秘境」的な雰囲気のところで、バス等もなく、特に台風後の今は道も悪いので誰かに迎えに来てもらわないとなかなかたどり着けないところです。

たどり着くのはたいへんですが、すばらしく美しく、空気の良いところで、いつ来てものんびりした気分になり、いやなことも忘れてしまいます。
またここは日本時代の名残も深いところで、日本時代に台湾全土に電力を供給するための水力発電の工事をしたところですし、また高地にも関わらず日本時代に作られた立派な灌漑設備があるために今でも水田があります。


日月潭は今や私の第二のふるさとのようなところですが、武界もフィールドに疲れると癒されに行きたくなるところです。

☆今回の写真は同行されたY先生に提供していただきました

壁の癌・・・

2008-07-10 | 台湾事情
今回は台湾の住宅事情の記事です。
湿気が多く、そして建築工程も日本とはちょっと違う台湾の住宅においては、「壁癌」(ビーアイ)と呼ばれる現象がよく見られます。「壁癌」になると、表面のペンキがはがれ、中のセメントがむき出しになってしまいます。

部屋の中でもよく見られるものですが、うちの場合はベランダの天井部分にできてしまいました。
最初はこんな感じ↓


でもだんだんひどくなり、最終的にはこんな感じに↓
(これはべろんとはがれていたのをこすり落とした状態です)


こんなにひどくなると、上から時々壁の塊が降って来るんですよ↓


こうなると危ないですよね?この下にはちょうど洗濯機もあるので、洗濯物をまわしていて、こんな塊が上から頭を直撃したら・・・
「日本人留学生、台北のアパートで孤独死」みたいな記事に・・・(涙)

で、大家さんに相談しようと思っていたところ、「こんなのは自分でも直すことができるよ!」と友達が。え?君、左官屋さんだったの?
違います。台湾ではけっこうみんなこういうDIYは自分でやっちゃう人が多いみたいですねー。→こんな「自分で壁癌を処理する」ブログも。

で、セメントがちょっと落っこちて穴があいたところにセメントを塗り込んで穴を塞ぎ↓


一日置いて乾いたところでペンキを塗って元通り♪↓


ほんとに自分で直せるんだ~とびっくりしました。
「ペンキとか塗ったことないの?」とかえってびっくりされましたが、いや、日本ではこういう壁癌ってあんまり見たことないし、室内の壁だと普通壁紙が貼ってあるしねぇ?
台湾人、たくましいです。私も適応できるようにがんばっていきたいものです