(旧)yoyo的日記

台湾での生活について、シェルターから受け入れた黒猫姉妹について、台湾で暮らして10年のyoyoが書いています。

台湾でぎょうざを作る

2009-05-31 | 日記
台湾に住んでもう10年近くになりますが、実は台湾で自分でぎょうざを作ったことがありません。なぜかというと、安くておいしいぎょうざがどこででも買えるから。
こちらでは「ぎょうざ」といえば、それは水餃子のことです。日本で私たちが一般に食べる焼き餃子はこちらでは「鍋貼」(guo tie)と呼ばれていますが水餃子ほどポピュラーではなく、また私は焼き餃子で言えば日本のほうがおいしいと思いますねぇ。

こちらでは水餃子屋さんがどこにでもあるし、そこでは生(というかお店で包んで冷凍してあるもの)の餃子も売っているので、それを買って帰って自分でゆでて食べる、というのが一般的。あまり日常的におうちで餃子を包んだりするような感じでもありません。
でも、なんだかむらむらと「焼き餃子」が食べたくなったのと、あと「我が家の味」が懐かしくなったので、作ってみることに

皮はスーパー等では売ってなくて、「伝統市場」と呼ばれるローカルな市場で売っています。買いに行ってみると一袋がこんなにたくさん(^^;

100枚くらい?これで60元(=170円くらい)とはお買い得ですね。
しかし、量よりももっとびっくりしたのが皮が全然違うこと!水餃子は皮のプリプリ感が命なので、皮は日本の焼き餃子よりもちょっと厚め、という認識はあったのですが、こんなに違うとは!

この写真でわかるかどうか微妙ですが、「え、何枚かひっついてる?」と思うくらい分厚いです。これでどうやって包むのか?これで端っこはちゃんとくっつくのか??と思っていましたが、そういえば以前フィールドのほうでおばさんが包んでいるのを見たときにたしか伸ばしながら包んでいたな、と思い出しました。というわけで、皮の端の部分を薄くなるように指で引っ張って伸ばしてから具を包んでみると、なんとなく大丈夫そう。
これで正解かはわかりませんが、包んでみました。

冷凍できるので別に100個作っても構わなかったのですが、用意した具の関係で40個くらいになりました。
ちなみに我が家の具は野菜が結構いっぱい入っています。

台湾の水餃子は普通「キャベツの水餃子」と「ニラの水餃子」で、それぞれキャベツと豚のひき肉、ニラと豚のひき肉、しか入っていません。日本ではけっこう白菜とか入れますよね?台湾の方が味がシンプルでその分、皮のぷりぷりと肉汁のうまみが勝負という感じでしょうか。

皮がずいぶん違う感じで、焼き餃子でうまくできるかどうかわからなかったので、一応水餃子と焼き餃子と半分ずつ作ってみました。焼き餃子もけっこういい感じにできましたよ!


(食べている途中で思い出して写真を撮ったのでこんなに少ないですけど、もっといっぱいゆでたり焼いたりしましたよ
でも、やっぱり日本のあの薄い皮のぱりぱり感とはちょっと違うややもちもちとした食感になりました。我が家の餃子は隠し味にちょこっとお味噌が入っているのがポイントなんです。久しぶりに我が家の味が食べれてうれしかった~~~

チマキを作りました♪

2009-05-27 | 日記
今年も「端午節」(端午の節句)の季節がやってきました。端午節は台湾の「三大節」の一つ(あとの二つは「春節」と「中秋節」)で、端午節が来ると「本格的に暑くなるなー」という感じです。今年の端午節は明日の5月28日(旧暦の五月五日なので太陽暦では毎年多少ずれがあります)で、確かにじっとりと暑くなって来た感じです。

さて、毎年いろんな人からチマキをもらって台湾各地のチマキの味を楽しんできました(去年と一昨年はこんな感じ)が、今年はいっちょ自分でも作ってみたい!という気になりました。お友達のお母さんが作ると言うので、「お手伝いさせて!」とお願いしてみると快く承諾してもらいました。

さて、昨日の朝早めに行ってみると、もうすでに主要な具材は準備されていました。

ここのおうちのチマキは一般に「北粽」と呼ばれる台湾北部の作り方ですが、チマキはそれこそ「おふくろの味」(あるいは「おばあちゃんの味」かも)的なものなので各家庭で入れる具は微妙に違います。今日作るチマキには、豚肉、しいたけ、ピーナッツ、栗、しょっぱい卵の黄身、貝柱、桜えびなどなどが入っていました。具沢山ですね!わくわく

さっそく昔ながらの木の甑でもち米を蒸します。今日は私が多めに持って買える分を入れて、「40個分くらいの感じ」の量だそうです。

蒸し上がったもち米は、調味料と豚の煮汁などとともに炒めます。

炒め終わって、お米がつやつやな感じになったらいよいよ包み始めます!

笹の葉で三角形のポケットを作って、最初にそこにご飯を入れ、それから具材を一つ一つ入れて行き、最後にまたご飯を入れてくるっと包むのですが、これがなかなか難しい。ぼろぼろこぼれます (^^;
でも5個、10個と作るうちにだんだん上手に大きく包めるようになりましたよ!

包み終わったチマキは、こんなふうに吊るしてある糸に縛り付けます。

これで10個ワンセットのチマキができあがるわけです。

包み終わったチマキは10個ごと先ほどの甑を使ってまた蒸します。30分くらい?
蒸し上がったら出来上がり♪

できたては格別の美味しさ!20個ももらって帰ってきました。さて、誰に配ろうか。

また来年も包んでみたいものです

元気すぎるバジル

2009-05-18 | 日記
5月も半ばになり、日本は新緑が美しい頃でしょうか。
しかし、新型インフルエンザ、すごいことになってますね。130人・・・最近用事があってちょっと帰省しようかと思っていたのですが、微妙な感じになってきました・・・ ちなみにこちらではまだ確定した病例は出ていません。誰もマスクなどせず街を闊歩しています。

先月、本格的にベランダの食べられる植物を充実させようと思っていろいろ買ったことを書きましたが、いくつか買った中でも、生長著しいのがこのバジルです。

ものすごい肉厚の大きな葉っぱがもそもそと密生しています。
サラダ等で食べるくらいでは全然追いつかない感じで、なんだか上の葉っぱが大きすぎて下の方の葉っぱにお日様が当たってないような気もするので、今日は一気に食べることに。

量を沢山食べるにはやっぱりバジルペーストを作るのが一番でしょう。
松の実も最近買えたので、この肉厚の葉っぱを20枚近くちぎり、松の実もたっぷり使ってフレッシュなバジルペーストができました。
お昼はこのバジルペーストを使ったスパゲッティとトマトとバジルのスープ。

余ったペーストはパンに塗って食べてもめちゃめちゃ美味しかった~