(旧)yoyo的日記

台湾での生活について、シェルターから受け入れた黒猫姉妹について、台湾で暮らして10年のyoyoが書いています。

matansun

2007-08-27 | 台湾事情
残暑お見舞い申し上げます。
っていうか、こちらでは「残暑」ではなく、まだまだ「盛夏」な感じですが(^^;
今日はまた殊の外暑く、キッチンの蛇口をひねると、「おふろ?」みたいなお湯が直接出てきます。

さて、8月の短期フィールドを終え、一時台北に戻ってきました。来月も行くので、本当はずっとあちらにいたいのですが、いろいろ用事もあるので、そういうわけにもいきません。

今回、私のフィールドの邵(さお)族の村では、matansunという儀礼が行われました。邵族は旧暦の八月一日(今年は来月の11日にあたります)がいわゆる「お正月」で、このmatansunは、その一ヶ月前からの準備開始の儀礼にあたります。

matasunは「みんないっしょに」という意味ですが、この日は頭目の家の前で儀礼を行い、儀礼が終わると頭目が男たちを率いて山に入り、お正月の間たっぷり食べれるように狩りをするわけです。

残念ながら現在の邵族は普通の漢民族と大差ない生活をしているため、実際に狩りをするわけではありませんが、それでもこの儀礼は残っているわけです。おもしろいですね。

日月潭

2007-08-15 | 文献・学術
久しぶりに台湾中部の日月潭でフィールドワーク中です。
台風が接近中のため、雨がちなお天気ですが、いつもの激暑いフィールドよりもすごしやすいかもしれません。それに、雨が上がった後の日月潭の美しいこと!
雨上がりの日月潭は霧が出て、周囲の山にかかり、とても風情があります。フィールドワーク中は楽しいことばかりではありませんが、この景色を見ているだけで毎日かなり癒されます。
次回は、今回行われた儀礼について少し紹介します。

台湾ひっこし事情その3

2007-08-08 | 台湾事情
ちょっと所用があり、ブログ更新が滞っていましたが、無事に引っ越し完了しました!
日本の引っ越し屋さんはわりと丁寧でもくもくとお仕事する感じですが、台湾の引っ越し屋さんは「力技」な感じです。私の今回の荷物は段ボール50個で小型トラック1台半分くらいだったのですが、四人のスタッフが来てくださり、がんがん荷物を運び出して行きました。
こちらの引っ越し屋さんというのは、主に腰と背中の筋肉で荷物を運ぶので、冷蔵庫も洗濯機も一人で背中にかついで運んでしまいます。みんなすごくマッチョです。台湾では狭い階段で五階までエレベーターなし、などというアパートがけっこう普通にあるので、そういう場合も背中にかついで五階まで一人で運んでしまうんですよー。

というわけで、私の(日本式に)きちんと段ボールにつめられた荷物たちはわずか30分ですべて運び出され、新しいアパートへ移動。移動時間40分を入れても、結局2時間弱で引っ越しが終わってしまいました。
朝の6時から引っ越しを始めたので、8時にはもう新しいアパートの近くに朝ご飯を買いに出たくらいです。早いですね~~。

ちなみにこちらでは「朝の6時から」などという引っ越し時間はそんなにおかしくはありません。日本だと「近所迷惑では・・・」とか思いますけどね。特に夏の台湾では、午後からスコールが降ることが多いので、引っ越しは午前中に終わらせるのがベストなのです。
それに、まもなく台湾の「鬼月」(旧暦七月。あの世の扉が開き、霊魂たちがこの世に帰ってくる月です)で、一般的に鬼月の期間は台湾の人は引っ越ししたがらないので、今は鬼月前に引っ越しを終わらせてしまいたいみんなの引っ越しシーズンで引っ越し屋さんは大忙しのようでした。だから朝早くから初めてできるだけ数をこなそうとしたのでしょうね。