
富山県で水球の指導にあたっているスロボダン。セルビア&モンテネグロからの国際交流員。
彼の母国セルビアモンテネグロの水球は、オリンピックを含め世界大会では常に優勝争いをしている。シドニー五輪では銅メダル、アテネ五輪では銀メダル、昨年のモントリオールでの世界選手権では見事金メダルに輝いている。このことからも、セルビアの水球レベルの高さが伺える。選手はもちろんのこと、指導者のレベルも世界のトップだろう。
スロボダンは富山に来て3年目。日本語もかなり上達し、その指導力にもパワーが増してきた。言葉のコミュニケーションに慣れてきてはいるものの、その反面、伝えたいことをよりスムーズに伝えることができたら・・・、と悩みも増えてきているようだ。
彼は、今後もずっと日本にいて日本語を上達させ、もっともっと次元の高い指導がしたいそうだ。
今の契約での日本滞在期限は今年の8月まで。その後は日本で仕事に就き、ビザを取得することで、富山での指導を継続したいと意欲を見せてくれている。
スロボダンが来てからは、ジュニア選手の育成形態はずいぶん雰囲気が変わったと見ている。富山の水球界にとって、彼はなくてはならない存在となっている。
何とかいい職が見つかればいいが