yotchaブログ【ベーシスト、キーボードプレイヤー、ピアノ調律師、よっちゃことフジタヨシコのブログ】

6月の最高気温39.8度を記録した昨日、熊谷の保育園で仕事だったわけなんだけど、一部の園児が帰宅し始める3時半スタートの約束で向かっている途中ラジオで記録を聞いて、お～お～なんてこったい・・・と思いつつ駐車場に停めて園庭に入ると、照り返しにくらくらっと来ましたです。
しかし室内はエアコン無しでも、思ったほどは暑さを感じない・・・昨日は湿度が50％台と低めだったんですね。
でも、窓を開けていると隣室に残った園児のざわざわが回り込んで来て、調律に集中できる状態では無かったので困っていたら、保育士さんが窓を閉めてエアコンをつけてくれました。
園の方で節電のため今のところエアコンはつけない方針だったら、それに従うしかないと覚悟はしていて、首に巻く冷感タオルなど用意して行ったのですが不要でした。
夕方5時過ぎに2台目の部屋に移動してからは、エアコンはつけず天井の扇風機だけ。
熊谷の街中はかなりのものだったでしょうが、郊外にあってまわりを田んぼや畑に囲まれた園では夕方には涼しい風が入って来る。
園舎にはツバメがいくつも巣を作っていて、せっせと餌を運ぶ親鳥の姿やヒバリの鳴き声などに時々和みながら、無事に2台終了。
それにしても、体感温度はやはり湿度でずいぶん違うものだとしみじみ思った。
今週月曜に同じ園に行った時は、気温は30度強程度でも湿度が最高78％までいって、その日の方が汗ダラダラで辛かった。

この熊谷の園では、玄関ホールに市が数日前に園庭で計測した放射線量、地表付近と地表50センチの2種類がきちんと掲示されていました。
姪の迎えで行っているさいたま市の保育園では、未だそれはなされてない。
4月1日時点の情報で作成された厚労省の「心配ありません」などという内容のパンフが置いてあるだけ。
今調べたら、各区2ヶ所での計測結果がホームページでは公開されるようになってましたが、すべての学校、園で測定し公開するべきでしょう。
今後全校に広げると書いてあったけど、他の市に比べて対応が遅いという印象です…情けない。

10日ほど前から咽喉が少し痛くて風邪かな～悪化したら困るな～と思いながら葛根湯＋ビタミンCで様子見つつそこそこ忙しく仕事をこなしていて、途中からは漢方薬局で処方してもらった川きゅう茶調散を飲みつつ早寝も心がけていたのだが、先週火曜日、鴻巣熊谷2台のハードなお仕事日の午後から急激に悪化。
その晩はまだ熱が上がらなかったのだけど、翌朝いきなり38度で昼過ぎには8度6分を記録して、医者へ。
出来るだけ漢方だけで治したかったのだけど、この熱の出方だとインフルの検査もせんとしゃあないなぁと。
昨年11月にワクチンは受けているものの3ヶ月過ぎると効力が落ちるという説もあるし、先週あたりB型が流行ってきてるということだったし。
咽喉の腫れもなく高熱と頭痛が主症状とあって、医者もインフルエンザくさいねーと言ってたんだけど、検査は陰性だった。
普通の抗生剤と鎮痛解熱剤と鼻水の薬をもらって、大人しく飲んで寝てたら翌日には7度台前半に下がった。
金曜はなんとか7度弱になり、予約の歯科医院へ。
咳やくしゃみが出るようだったらパスかと悩んだのだけど、ブリッジの出来上がりの日だったので、ここで延期してさらに1週間仮歯は耐え難く、なんとか治療が受けられる体調になったので新しいブリッジの仮止め。
2日間じっと寝てたら、腰の調子がかなり危うく夕方は急遽予約を入れて鍼治療。
夜は本当は和太鼓の2回目の稽古の予定だったけど、残念ながら延期にさせてもらった。
そんでもって、土曜は顧客のバイオリン奏者のリサイタルを母を伴って観に行くことになっていて、クラシックコンサートも咳やくしゃみが出るようだとアウトなので午前中の体調をギリギリまでみて何とかダイジョブそうと行く判断をし、車で虎ノ門のJTホールへ。
行きは首都高、帰りは一般道で皇居の周りをしばらく走るルートだったので景色が楽しめて母も喜んでおりやした、久々の親孝行プレイだった。
昨年、陸前高田市でコンサートをやったヴァイオリニストのリサイタル、被災地への深い祈りのこもった演奏会でした。
夜は、近所で中学の同級生と飲み会。
近所の気安さもあってついつい飲みすぎちゃって、翌日午前中の仕事がキツかった～（汗）。
と、そんなわけで久々に高熱を出したわりにはすぐに動き始めちゃって、今日はやっと完全オフだけど、まだやはり本調子ではなくて鼻水はアレルギーとは違う感じのが続いてるし少々疲れやすい。

連休前というと、もう少し仕事を頑張って片付けないといけないのだけど、詰め込むと風邪がぶり返しそうなので、今週はおとなしめに1日1台2日やったらオフという休み休みのペースにしておきます。

今年の連休はオットはお休みナシだそうで。
体調が戻ったら、私も出来るだけ休日指定の顧客に連絡を入れて仕事が組めたらと思っているところ。

古くからのお客さんでヴァイオリン奏者の方が、ウィーン短期留学から戻って調律の依頼があり昨日伺ってきた。
年に一度2週間、ウィーンで同じ教授にレッスンを受けていて、今回1年おきに行っているリサイタル前におさらいをしてもらうべく渡欧したのが3月上旬。
3月11日をウィーンで迎えることになってしまってからの怒涛の日々のお話を、色々と聞かせてもらった。
戻る予定の便が成田に飛ばない、その後の便も成田行きが取れず、関空から伊丹経由で帰る振り替えになるということだったけど、国内便はヴァイオリンケースを機内持ち込みできないそうで、その状況ではとても帰れないということで、成田便が取れるまで10日間延長してウィーンで待ったそうだ。
IAEAのあるウィーンでの報道は日本とは大きく違っていたわけで、帰らないほうが良いと多くの人に説得されたそうだけど、4月下旬に決まっているリサイタルをキャンセルするにしても戻らないわけにもいかないし。
やっと戻って東京ののんびりさ加減に唖然としたということだけど、その辺は地震後の交通や流通の混乱を目の当たりにしていなかったり、都内在住で計画停電についても実感がないということはあるでしょうが、原発事故についての報道の大きな違いについてのお話は生々しく実感させられました。
去年のミニコンサートでゲスト出演された声楽家の方は陸前高田市の出身だったため、昨年春にそこでも一緒にコンサートを行っている思い出深い地ということです。
その声楽家の方のご両親はなんとか命は助かったけど、ご自宅は流されたそう。
ステージマネージャーの方は相馬市のご出身で、お母様は入院中に被災され、孤立した病院から別の病院に運ばれたけれど残念ながら亡くなられたそうだ。
悩みに悩んだけれど、リサイタルは予定通り行うことにしたということで、来週からリハーサルに使うご自宅のピアノを調律させて頂きました。
コンサートのプログラムの正規の印刷は間に合わないので簡易な物に変えて、その費用や集った義援金を陸前高田市に送りたいというお話だった。
23日にJTアートホールで行われるリサイタルのチケットを買わせて頂いたので、母と一緒に観に行く予定です。

今日午後は、さいたま市岩槻区と春日部市の境あたりに仕事に行きました。
行きの道中にガソリンスタンドはほぼ開いているのを見て、これは帰りでも入れられるなと一安心。
今日の仕事先一帯は古い家が多くて、瓦が部分的に落ちて屋根にブルーシートが被せてある家多数。
向かいのお寺さんは、石灯籠の上の方が落ちたそうで修復工事をしていました。
お客さんの家は畳の部屋にピアノの下だけ絨毯を敷いて、敷き板にピアノが乗ってたのですが、地震の時ピアノが動いて板から落ちて後で家族で持ち上げて乗せたとのこと。
音はやはり想像以上に狂ってました。
30年来のお客さんでもうお子さんたちは独立して普段弾く人はいないので、毎年きっちり定期調律をしてくれているけど例年は狂いは大きくはないのですが。
地震の揺れと敷き板からの脱輪のためか例年の3倍くらいは音が狂っていて、ここまで影響が出るんだと実感しました。
一般に、引越し後は狂うから移動後は調律をという情報はそれなりに広まっているけど、私の経験では1階から1階、あるいは同じ家での部屋間移動などではさほどピッチに大きな影響はないのです。
経験上、引越し等で明らかに狂いが出るのは、クレーンで吊った場合と長距離移動の場合と思ってましたが、今回の地震の影響は大きいです。
転倒防止タイプのインシュレーターを奨めると、お願いしますと頼まれて、今後仕事に回る中でそのようなオーダーは複数出てくると思うので、個数がいくつかまとまったらオーダーして設置に回ろうと思います。
転倒防止と防音を兼ねたインシュレーターへの交換は、私のような女性調律師でもピアノ用ジャッキを持っていれば出来ますし過去何度も行なって来ました。
ピアノをお持ちの方で、昔の敷き板に乗せているままという方は調律師に相談して早めに交換することをお奨めします。
出来れば、サービス品の薄いプラスティックのインシュレーターもあまりに浅いので、転倒防止タイプのキャスターの受けが深いものをお奨めしたいです。
音の狂いという問題以前に、今回のような規模の地震の時には非常に危険なのです。
以前からお奨めするようにはしていたけど、やはり皆さん今までは実感がなかったので、積極的に交換してくれる方は一部でした。
防音タイプの中には裏にフェルトが貼ってあって滑らせて移動できるのを売りにしているタイプがあって、阪神の震災を経験した問屋さんは皆、そのタイプでは危険なので扱わないと広告していたけど、関東ではその後も販売され続けて来ましたが、見直さなければという動きも出てくることと思います。

さて、仕事が終わって、帰りには久々にホームセンターに寄ってみる。
夜間停電時用に庭用のソーラーライトが便利という情報があったので探しましたが、普段は色んな種類があったようでカンテラタイプが残っていればそれが欲しかったけどそのタイプは売り切れ。
庭に刺すタイプだけはそれなりの数が棚にあって、欲しいタイプが今後すぐ手に入るか分からないから、998円で3個セットという安いソーラーライトを購入。
フル充電で8時間点灯と書いてあるので、今後夜間の停電の時に役に立つかもしれないし買えて良かった。

そして、空いているスタンドでガソリンを満タンに出来た！
最初に目についたスタンドは通りから一周回って脇から入れと指示が出たのが面倒でやりすごして、次の地味ーな小さなスタンドで入れてる車を発見して後ろに付いて、レギュラー入れられますか？って聞いたらもうダイジョブになりました～ってことで、値段は気にせず入れたらリッター155円！
その後のスタンドもおおむね開いていて、150円のとこもあったのでくっそーと思ったけど、この状況だと選べないよね。。。

そしてそして、第2グループは夜の停電あるのか？結局回避の説明は無かったからあるんだろうと帰って風呂に入って速攻で髪を乾かしてろうそくを灯して構えていたら6時40分過ぎからしっかり停電しました。
母は、停電前に晩御飯を食べ終わり自室でラジオを聞いていた。
私はろうそくの灯りで晩酌。
昨年冬、スノーシューに行く前に買った山用のスパッツはすごく暖かく、それと山用の厚手の靴下にユニクロのダウンで寒さは凌げました。
移動する時は、富士登山前に買ったヘッドランプ。
山用品があって良かった～、今だとヘッドランプなどは売り切れだものね。
外の様子が分かるように、雨戸は一枚だけ開けておいたが、町は暗い中、向かいのマンションの階段踊り場だけ、うっすら灯りが付いてる。
非常灯が、しばらくは点くようになってるのね。
だんだん暗くなって来たから1時間くらいもつようになってるんだな、PHSも1時間ほどは通じていたのがやっぱり圏外になっちゃった～と思ったところで電気が復旧しました。
1時間20分ほどの停電でした。
昼はしっかり3時間停電するけど、夜はこれくらいみたいです。
第2グループのうちのあたりは、今まで昼だけだったので、初の夜間の計画停電でした。

9日ぶりの日記ですが、この一週間は割と忙しかったっす。
火曜は上尾で2台仕事。
水曜は自宅でデスクワークのあと、学童と保育園にお迎え。
木曜は八王子で仕事の後、用事で渋谷に移動。
金曜は下北沢でリハをしたあとに、蕨で宅録の手伝い。
土曜も仕事でした。
昨日も請求書作りやらのデスクワークがあって、今日はリハ音源の整理をして、やっと一息ついた。

先月、友人から中古ピアノの購入依頼があり、下調べに始まって検品、付属品の手配や本体の運送手配など続いたけど、先日無事に納品が済み、ホッとしているところでもあります。

調律師は調律だけしていると思われたりしますが、実際は買い替えなどの相談から販売も手がけるので、今までに20数台くらい新品、中古、デジタルも含め販売もしてきました。

搬入時のアクシデントがたまにあることを経験上知っているので、無事に納められるまでは結構気を揉んだりするのです。

今までで一番酷かったのは、中古搬入時に食器棚を倒して、中の食器が全部割れちゃったって事件かな。
高級な食器は入っていなかったということで、うるさくないお客さんだったので、適当な物をご自身で買い集めてもらって運送店が保険で弁償という流れがまあまあスムーズに行ったけど、これがうるさがたのお客さんだったらと思うとぞっとするものがありましたです・・・。

ピアノ運送店のすべてがとは言わないけど、販売後ずっと調律でお付き合いをしていく調律師と違って、運送店はその時だけのことなので、アクシデント時の対応に誠意が足りないケースが少なくないんです。
落とした時に、お怒りのお客さんに向かって「よくあることですから」などと無茶苦茶な言い訳をした輩もいたんだよね。
新築の家の階段で落とされて傷が付いたということもあったし、自分の販売ではないけど壁にぶつけて穴が開いたって話も聞いたことがあるし、なにしろ大きくて重いものですから一歩間違うと大変なことになるわけで。

今回、グレードが高くてコンディションの非常に良い中古ピアノが見つかって、お客さんにとても喜んでもらえたし、一連の仕事が順調に行ってやれやれです。
来月長野まで納入調律に行くので、ライブ後の骨休めも兼ねて紅葉と温泉を楽しんで来たいなー