操縦席で客室乗務員を記念撮影 日航機長ら厳重注意(朝日新聞) - goo ニュース
「機長、コーヒーをお持ちしました」
「ああ、どうも。おや、君ははじめてだったね」
「ええ、今回からこちらの便にお世話になっています。吉永紀香と申します」
「聞いたことのあるような名前だな」
「吉永小百合の吉永と、藤原紀香の紀香と書きます」
「なんと、デラックスな名前じゃないか。そういや顔つきも往年の吉永小百合に似ているね」
「まあ、機長ってお上手。わたしの父も、吉永小百合が大好きだったの」
「お父さんはおいくつ?」
「58よ。団塊の世代の真っ只中」
「そうか。その頃の男にとって、憧れのお姉さんだったものな。おお、このコーヒー、いつもと違うね。美味しいよ」
「まあ、うれしい。わたし、機長のために特別に入れたの。この前、ジャカルタで買ったブルーマウンテンなんですよ」
「そうかい、うれしいじゃないか。おお、そうだ、君、ここに座って見ないか」
「えっ、機長席ですか?」
「ああ、飛んでる時にはなかなか座れない場所だ。今は自動操縦だから、どうってことないから」
「まあ、うれしい、じゃあ」
「おっ、なかなかサマになってるよ。写真も撮ってやるよ。はい、にっこり微笑んで」
ここで、写真を2枚。
「この写真、君に送るから、メールアドレス教えてくれる?」
「ええ、ではあとでメモに書いて」
ということで撮られた2枚の写真は、紀香さんのPCへ。紀香さんは、そのことの重大さを余り深く考えず、ついうっかり友人に写真を見せてしまった。
「ねえねえ、機長席に座ったのよ。見てよこの写真」
「わあ、かっこいいじゃない。どこで撮ったの」
「シベリア上空よ」
「じゃあ、飛んでる時なの?」
「そうよ。だから貴重なの」
「機長はどこにいるのよ」
「写真を撮ってたわ」
「ええっ、そんなことして平気なの?」
「全然平気よ。自動操縦だから、機長は寝ててもちゃんと目的地に飛んでいくわ」
こういうことは尾ひれがついて周りに広まっていくもの。
「ねえねえ、紀香って、機長といい仲らしいわよ。機長席に座らせてもらったお礼に、機長をホテルの自分の部屋に呼んで乗せてしまったそうよ」
「まあ、いやらしいわ。そういう女ね、あの人。チクってやりましょうよ」
と、言うことになる。で、不適切な行為が露見と言うことに。
むろん、露見しないケースは山ほど。
「機長、コーヒーをお持ちしました」
「ああ、どうも。おや、君ははじめてだったね」
「ええ、今回からこちらの便にお世話になっています。吉永紀香と申します」
「聞いたことのあるような名前だな」
「吉永小百合の吉永と、藤原紀香の紀香と書きます」
「なんと、デラックスな名前じゃないか。そういや顔つきも往年の吉永小百合に似ているね」
「まあ、機長ってお上手。わたしの父も、吉永小百合が大好きだったの」
「お父さんはおいくつ?」
「58よ。団塊の世代の真っ只中」
「そうか。その頃の男にとって、憧れのお姉さんだったものな。おお、このコーヒー、いつもと違うね。美味しいよ」
「まあ、うれしい。わたし、機長のために特別に入れたの。この前、ジャカルタで買ったブルーマウンテンなんですよ」
「そうかい、うれしいじゃないか。おお、そうだ、君、ここに座って見ないか」
「えっ、機長席ですか?」
「ああ、飛んでる時にはなかなか座れない場所だ。今は自動操縦だから、どうってことないから」
「まあ、うれしい、じゃあ」
「おっ、なかなかサマになってるよ。写真も撮ってやるよ。はい、にっこり微笑んで」
ここで、写真を2枚。
「この写真、君に送るから、メールアドレス教えてくれる?」
「ええ、ではあとでメモに書いて」
ということで撮られた2枚の写真は、紀香さんのPCへ。紀香さんは、そのことの重大さを余り深く考えず、ついうっかり友人に写真を見せてしまった。
「ねえねえ、機長席に座ったのよ。見てよこの写真」
「わあ、かっこいいじゃない。どこで撮ったの」
「シベリア上空よ」
「じゃあ、飛んでる時なの?」
「そうよ。だから貴重なの」
「機長はどこにいるのよ」
「写真を撮ってたわ」
「ええっ、そんなことして平気なの?」
「全然平気よ。自動操縦だから、機長は寝ててもちゃんと目的地に飛んでいくわ」
こういうことは尾ひれがついて周りに広まっていくもの。
「ねえねえ、紀香って、機長といい仲らしいわよ。機長席に座らせてもらったお礼に、機長をホテルの自分の部屋に呼んで乗せてしまったそうよ」
「まあ、いやらしいわ。そういう女ね、あの人。チクってやりましょうよ」
と、言うことになる。で、不適切な行為が露見と言うことに。
むろん、露見しないケースは山ほど。