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ブログ小説 過去の鳥

淡々と進む時間は、真っ青な心を飲み込む

面倒になる

2014-03-22 07:39:08 | 老いについて
 何事も面倒になる。これは老いのひとつの兆候。
 以前は行動的だと思っていた。が、今は時間に余裕があっても家に閉じこもり、ネットを覗いたりぼーっとしたり。外出と言えば自転車で少し走る程度。部屋も乱雑なまま。
 どうしたことだろう。もうすぐ66歳。劣化はさらに進んでいきそう。しかし、対応のしようがない。老いというやつは。
 妻も老いてきた。何度も同じことを言う。わたしは何度も聞いたことを忘れる。あいこかもしれないが、なぜか哀しい。

 このものぐさなわたしに、最近仕事がどっさり。年度内の仕事が何本も。どれも老人価格で請け負った仕事。安いから仕事が来る。安いけど手を抜けない。で、七転八倒。それでも、時間とともに解決。そういうものだ。多忙とは。
 外は晴天。オナガが叫び、シジュウカラが囀っている。春。
 右にMAC、左にWindows。2台のPCでの作業。今朝は午前3時から。たぶん、夜の9時頃まで。
 自宅作業部屋での編集。目が疲れると、苦いコーヒーで気合を入れ作業。亀田の柿の種をぼりぼり。まだまだ続く。

老いていく日々

2012-12-12 18:23:29 | 老いについて
 しばらく更新から遠ざかっていた。が、完全にブログをやめていたわけではない。もう一つ、時折ブログを。ヤフーのブログ。
 「ジジイの時事川柳」なるブログ。まあ、老人のぼけ防止のブログで、川柳をひねり、結構更新してきた。ただ、慰みのブログ。つまらない川柳、ときにはただのダジャレの川柳。

 友人に勧められ、フェイスブックにも加わっているが、更新はほとんどしていない。本名で参加するのが、何となく気恥ずかしい。知人たち、よく恥ずかしくないもの。僕にはダメ。
 ブログなら自由に、ある意味無責任に書ける。本音も含め。それに、うまく書く必要もない。書きたいように書けるのが匿名のブログの良さ。
 で、最近、老いを強く感じるように。仕事がなかなか進まない。60歳を過ぎてからの老いの速さ。驚くべき。もう64歳。なんという歳月の速さ。
 記憶力がひどくなった。物事を覚えられなくなった。若いころは、よくできたこと、たとえば資料の内容の記憶など、今は全くダメ。作業の工程やパソコンの操作、まるで駄目。マニュアルを一生懸命見てできた操作が、ほとんど記憶できていない事実。老人力のすさまじさ。

 老いというやつは後戻りがない。どんどん進行していくだけ。友人知人で、亡くなる人も増えてきた。僕だっていつどうなるかわからない。知人はテニスで骨折し、ギブスで下肢に血栓ができ、肺に移って肺梗塞で亡くなった。60代前半。また別の知人は心筋梗塞であっという間に亡くなった。やはり60代半ば。
 だんだん死にやすくなる。僕も例外ではない。たぶん。
 体力の衰え。自転車で走っているとわかる。息が切れやすくなった。バランスもわるくなった。クロスバイクでさっそうと走る老人。それが夢だが、もう足腰は弱り始めている。
 そろそろ身辺の整理をしておくべきかもしれない。それが老いのたしなみ。
 
 仕事も、最近はだらだらと。まあ、老人のペース。たくさんの仕事を受けているのだが、ほとんどマイペース。締め切りのある仕事をしていないのがせめてもの救い。
 
 16日は総選挙。入れたい人がいない。困ったこと。消去法で入れるしかない。
 それにしても、状況はよくない方向に。
 

還暦を過ぎての就職

2009-11-29 05:30:19 | 老いについて
 還暦になると、通常はリタイアとなる。が、僕の場合は還暦後に初めて就職。それまではフリーターだった。一度も会社という組織に入ったことがなかった。つまり、一度も就職したことがなかったのだ。
 就職したのは、従業員30人足らずの中小企業。社員ではあるが、毎日出社する必要はなく、原稿書いたり、映像をまとめたりの仕事。自宅で行ってもよいとの話で、いささか不安はあったが就職したしだい。そして、半年が経過。
 就職して強く感じたこと。生活が安定したこと。フリーターの時は、仕事がなければ収入がないが、就職すると常に仕事があり、しかも給料は毎月定額でいただける。ただし、変則的な社員であるため、残業代などは一切ない。
 もうひとつ強く感じたのが老いだ。
 記憶力の減退。反応の鈍化。若い世代とのギャップ。老いを感じる時がいろいろある。
 フリーターの時代は、自分の能力の範囲での仕事をこなしていればよかったため、老いを感じていてもさほど困らなかった。しかし、会社では、組織の一員として行動しなければならない。マイペースではよろしくない。と、つい思いこみ、能力以上の仕事量を抱え込み、精神的に負担も。また、どうしても若い世代との意思疎通のずれなどが生まれる。反応の鈍さで、若い連中に煙たがられているのではないかと懸念してしまう。
 というようなことで、なかなか大変なのだ。

 老い。
 これはなかなか厳しい。
 現場に出ることも多い。外では体力の衰えを感じることも。自転車で身体を鍛えているつもりだが、重い荷物を持つと息が切れたりする。昔はなかったこと。
 記憶力もひどくなった。それはなかなか悲しいものだ。書類をどこかに紛れ込ませて見つからなくなったり、パソコンの取り扱い方が覚えられなかったり。
 で、それがひどくなっていくのは明らか。
 だから、60歳で定年という制度が取り入れられているのか。そのうち、老いをテーマの小説を書きたいと思っているが。
 
 今日も自宅で作業。原稿を少しまとめ、映像も少しまとめておかなければならない。どこまで仕事ができるのか、先行きは不透明。ただ、意欲はある。なんとか、あと5年程度は仕事を続けたいが。そこまで体力が続くか。