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ブログ小説 過去の鳥

淡々と進む時間は、真っ青な心を飲み込む

スタップ細胞存在を検証する理研の愚

2014-08-28 07:25:37 | 事件の真相
 理研では、スタップ細胞が存在するかどうかの検証実験を行ない、今のところ成功していないという。これはわかりきっていること。こんな検証実験を行う愚に、税金が注がれているばかばかしさ。
 小保方さんは、明らかに心に障害がある人物。妄想と現実の区別がついていないのだ。彼女は河童を見たと主張。それを理研の連中は川に出向いて捜索し、検証しようという愚かしさ。いるわけがない。で、彼女をさらに追いこもうとしている。これはきつい。そうでなくとも、笹井さんという有能な科学者の命を理研が奪っている。これ以上、なにをしようというのだ。もっと血を流したいのか。
 もう幕を引くべき。小保方さんは、しかるべきカウンセラーや精神科の医師がしっかり診てあげて、休養させるべき。冷却期間を設けるべき。それをしない理研は、犠牲者をまた出すことになるかもしれない。
 本当におぞましい組織だ。人の命より体面。

飲酒運転の悲劇

2014-07-15 05:48:22 | 事件の真相
1・3キロ引きずるひき逃げ 逮捕の川口市職員「飲んでから運転した」(産経新聞) - goo ニュース

 飲酒運転による悲劇が後を絶たない。小樽市では3名の女性が犠牲となり、埼玉でも。で、加害者の厳罰を求める声が上がる。
 が、それだけでこのような事故がなくなるものではない。飲酒による運転そのものを厳罰にすべきではないか。
 飲酒すれば交通事故を起こす可能性が高まる。これは明白なこと。だから、ぼくは飲んだら絶対に運転しない。知人も、最近では誰も飲んで運転しないし、運転をさせない風潮も高まっている。それでも飲んで運転するということは、未必の故意の殺人。
 たとえば小樽市の事故。ある意味では、運が悪かった事故。たまたま女性たちが歩いていて、運転者が携帯電話をいじっていて前方を良く見ていなかったために起きた不運な事故。こういう不運な事故が、飲酒によって起きやすくなる。
 ぼくは、この事故の加害者を罰するだけではなく、飲酒運転の罰則をもっと強化すべきと考える。たとえば、免許の永久失効、罰金の高額化、車両没収、即競売にかけ、国庫の収入とするなど。罰金は、1000万円程度でもよいと思う。人命を奪えば、それではすまないのだから、安いものだ。
 飲酒運転は、事故を起こすリスクが高まることを自覚するだけでなく、人生の大きな痛手を負うことを自覚しなければならない。
 被害者は、なんの落ち度もなく命を失ってしまう。そんな悲劇を絶対に起こしてはならない。それは結果に対する厳罰よりも、予防への厳罰が不可欠。加害者にどんな厳罰を科しても、被害者の命はよみがえらないのだ。

坂本龍一氏の癌治療に関してのニュース

2014-07-12 14:36:13 | 事件の真相
 ミュージシャンの坂本龍一氏が、がんの治療に専念するというニュース。で、原発に反対する立場から、放射線治療は受けない、と、妻が。何かのニュースで聞いたらしい。
 原発と放射線治療。まったく別物である。坂本氏はまちのクレーマーでもあるまいし、そんな馬鹿な。と思っていったら、どうも誤報らしい。どこかで捏造の記事なのか。
 福島の事故以来、放射線とは何か、まったく理解しない人たちが、勝手なことで人心を惑わしている現実がある。放射線と放射能の混同も見られる。科学者もあてにできない。
 たとえば小出某氏。その言説には何か怪しさが感じられる。読んでも、高木仁三郎氏のような説得力がない。時流に乗っているだけの浅い知識。
 で、扱っている出版社が、扶桑社や幻冬舎という、どちらかいうと学術的な出版社でなく流行書籍の出版社であることも気にかかる。岩波書店や講談社などは、相手にしない学者、という雰囲気。
 放射線の本当の姿を、国民に正しく知らせない。そういう意図が、坂本氏の報道や小出某氏の出版物の背景に見え隠れする。
 原発はむやみに怖がるのではなく、正しく怖がる必要がある。とくに日本は、どんな大きな地殻変動が起きても不思議ではない。たかだか1万年ほど前の縄文時代には、今の原発のある場所はほとんどが海の底だった。地殻変動や海進海退は、簡単には予測できない。地球の温暖化が叫ばれているが、何年後に海水面はどうなっているか、正しいシュミレーションは全くできていない。
 重ね重ね、高木氏の早逝が残念。
 彼もがんだった。たしか大腸がん。
 坂本氏も、正しい治療に専念して回復されることを願う。がんは部位によっては放射線治療が効果的。
 ああ、この暑さは何だ。私の部屋はエアコンがない。扇風機では、本当にどうしようもない。外ではニイニイゼミが鳴いている。

何を検証するのか

2014-07-02 23:44:58 | 事件の真相
小保方氏「がんばります」…検証実験始まる(読売新聞) - goo ニュース

 理研の行おうとしていることの意味が分からない。STAP細胞とかSTAP現象とかは、小保方さんの妄想の産物に過ぎない。彼女は明らかな人格障害者であり、その点を配慮して行動をとらなければならないのに、彼女を追い詰め、さらし者にし、それ見ろ、できないじゃないか、ということでおしまいにしようとしている。おかしな話。
 以前も書いたが、彼女に必要なのは治療やカウンセラー。
 それにしても、理研のでたらめぶりが次々と明らかに。が、それは理研だけだろうか。
 ぼくは先日、ある国立の研究施設へ。そこの金満ぶりに驚愕。民間の中小企業の研究施設にも出かける機会があるが、その落差は大きい。予算の規模が違う。
 むろん、予算は×べきだ。研究開発にはお金がかかる。だが、無駄遣いとわかるものは削るべき。
 それにしても、適切な治療を受けられない小保方さん、かわいそうだ。


笹井芳樹氏と小保方晴子氏の闇

2014-04-17 03:54:07 | 事件の真相
 昨日、笹井氏の会見、PCでライブを見てしまう。で、弁解に終始。予想通り。
 小保方氏は、論文で画像を取り違えた、とされる。それをズサンさ、と笹井氏は表現。ズサンで済む問題なのか。
 明らかに捏造である。論文のキモとなる写真を取り違える背景には、実験試料も取り違えている可能性も極めて高いではないか。それも故意に。で、若山氏までもだましてしまう。そういうことが平気で行え、笹井氏までもマインドコントロールできる嘘を平然とつける病を持っているのが小保方氏であることに、まったく気づいていない笹井氏の哀れさ。ある意味悲惨な会見であった。
 理研としても、人格障害のある人物をユニットリーダーに据えた失態を隠したいのかもしれないが、彼女の病に正面から向き合うべき。医療ジャーナルの女性記者が、小保方氏は実は実験していなかったのではないか、とのような質問を投げかけていたが、ぼくもそう思う。正しい実験はしていなかった。妄想の実験。試料は適当に。
 むろん、それだけの妄想を持てる知性はあるし、熱意はある。妄想のヒロインになろうとするパワーも持ち合わせ、そのためなら何でもしてしまう。それが小保方氏なのではないか。
 ぼくが質問者なら、論文写真をすり替え、平気でコピペを行なえる小保方さんは、実験の資料をそのものをすり替え、STAP細胞を手品のように作り上げていたとしか考えにくい、という点を追及する。あのゴッドハンドの考古学者と同じことが行われていたのだ。それ以外に合理的な説明ができない。
 笹井氏は、STAP現象の合理的説明ができない、としつこく述べていたが、小保方氏が実験そのものを捏造していたのなら、簡単に説明がつく。合理的な説明でもある。ほんとに闇は深い。

こまったちゃん症候群の小保方晴子さんを未熟な研究者とする理研

2014-03-15 02:55:19 | 事件の真相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140314-00000600-san-sctch

 今回の事件、昨日の記者会見でもわかるように、理研は小保方さんを未熟な研究者ということで片付けようとしている。それはおかしい。彼女には人格に障害があり、教育をし直されても研究者としての資質は欠如しており無理なのだ。理研の記者会見では、身内をかばう姿勢が濃厚に出ていたが、あのような博士論文やネーチャーの論文を作成する人物を未熟で片付けるのは、理研そのものが未熟であることを暴露するようなもの。それ以前の問題。剽窃や捏造は、未熟さとは関係ないし、論点のすり替え。未熟な研究者であっても、あれほどのコピペや捏造はありえない。
 理研は、彼女への聞き取りを始め、いろいろ調査を行っているようだが、人格障害に詳しい医師や心理学者などから意見を聞き、小保方さんの心の問題を探るべきではないか。もしはなから捏造であれば、調査や再現実験そのものが無駄になるし、彼女への聞き取りを行っても嘘の弁解しか聞き取ることができないだろう。そして、ますます彼女を追い詰めるだけ。彼女の記者会見を望む声もあるが、それは不要だと思う。
 小保方さんの人格障害は、いわゆる「こまったちゃん症候群」。うつ病の患者に「がんばれ」のことばが禁物なように、小保方さんは追及されたら嘘の弁解か泣き崩れてしまうしか方法を持たない。
 理研は、野依理事長をはじめ、日本の最高水準の学者が大勢いる。彼らにしてみれば、小保方さんが理解不能なため、未熟で片付けたいのかもしれないが、それでは小保方さんを救えない。
 ただぼくは、彼女が従来の生命科学の常識を破る現象の可能性を世に問うたことは凄いと思う。もしかしたら何らかの刺激で細胞が初期化できるかもしれない。それを探るには途方もない無駄が必要かもしれないが、もし僕が研究者なら、ロマンをともなうテーマであることはたしかだし挑戦も夢見るかもしれない。
 小保方さんの妄想も、そこに出発点があったのでは。障害の治療が正しく行われることを、せつに望むが。 


容疑者の自殺

2012-12-13 08:09:51 | 事件の真相
自殺ほのめかす美代子被告、常時監視せず(読売新聞) - goo ニュース

 角田容疑者の死で、事件の真相に迫れなくなったという。
 彼女は自殺願望が強かったとのこと。その心配が現実のものに。で、監視体制の不備が問われている。
 事故というのは、不注意から起きる。笹子トンネルの事故もそうだ。点検ミス。昨日は大丈夫だったから、今日も大丈夫だろう。そんな思いは誰にでもある。が、それが事故を招く。昨日と今日は違う。その点を、しっかり把握しておくべき。

 それにしても、おぞましい事件だった。暴力の支配した疑似家族。増殖し心までむしばむ病魔が、なんでもない家族を地獄へと追いやっていく。善良な人たちは、強権をふるう人たちに無力だ。なかなか抵抗はできない。今日じゃが正義の社会。それは現実社会でよくあること。国家でもそうだ。北朝鮮がそうだし、日本でも石原さんや橋下さんの言動に、その傾向を見る。我々の弱さ。強い意志を求める怖さ。

 犯罪というものは事件が起きて初めて成立し、警察が動き出すということに。表に出なければ警察は何もできない。それがストーカー殺人など野多発を生む。起きる前に予測できれば事故は起きない。
 今回の容疑者の死。死んでしまって、初めて問題になる監視体制の不備。それが現実。
 
 たとえば今、原発の下の活断層が問題になっている。リスクを回避するなら、原発を廃炉にする以外に方法はない。もちろん廃炉が望ましい。が、そこまで原発推進政策を推し進め、はしごで2階に上がっている人たちのケアーもなしに廃炉を推し進めるのは問題だ。
 原発の町を、何らかの新しい施設に変えていく施策。それが必要では。

 原発に代わるクリーンエネルギーの発電施設。樹木を活用した火力発電所なども一つでは。日本は森林の国。森林の再生利用を進めることで、雇用も生まれる。

 話は飛んでいく。歳をとると、どうも考えの一貫性が亡くなったり。
 今日はこれから仕事。
 働くのが億劫になる年齢。が、働かなきゃ食べていけない。さあ、出かける準備をして。

死刑になりたい犯人

2012-06-11 05:52:24 | 事件の真相
「助けて」響く悲鳴=「取りつかれたよう、何度も」―休日の繁華街騒然・大阪(時事通信) - goo ニュース

 私は死刑制度に反対である。このブログでも、以前に書いたことがある。
 が、死刑制度の存続を求める人たちから、予想されている内容の反発のコメントが寄せられた。あなたは家族が殺されても、犯人の死刑を望まないのか、というのだ。まったく荒唐無稽な言葉。私は家族が殺されるのを望まない。だから死刑も望まないのだ。
 今、刑の重罰化の傾向がある。永山基準なども越え、死刑が乱発されるようになった。殺されたら殺し返す。それで済む問題なのか。命は、そんなに軽いのか。
 昨今の自殺の多さ。毎年3万人以上が自殺している現実。その背景には、死刑の乱発を是認する命の軽視があるのではないか。
 命はもっと重いと思う。重いものなのだから、国家が死刑という殺人を犯してはならないのだ。死刑制度は、決して殺人事件の抑止力にはならない。それは死刑のないヨーロッパの現状を見ても言えること。一方の日本。重罰化でも減らない。むしろ今回のような死刑になりたくての無差別殺人。こういう事件はさらに増える気がする。命が本当に軽くなっているのだから。
 記憶に残るところでは、秋葉原の事件や、大阪池田市の小学校の事件。犯人は死刑になりたくて犯した犯罪。自殺はできないが、殺人を犯せば死刑にしてもらえる。だから、なんのゆかりもない相手を無差別に殺してしまおう。
 この恐ろしい現実。命の軽視にある。そして、犯人の望みを、死刑という刑でかなえてしまっている現実。これは異常だ。
 命は、命をもっても償えない。それほど重いものであることを知るべきではないか。教育すべきではないか。それが、3万人以上の自殺者を減らす道でもあると思う。
 また、戦争という国家の愚かな行為を起こさせないために不可欠なのではないか。
 などと、とりとめもなく思う朝。

 梅雨に入ってのうっとうしい天気。
 今日もこれから作業に出かけねば。

ひたむきに生きる

2012-06-06 00:21:19 | 事件の真相
潜伏先から花嫁姿の写真「指輪もらい事実婚」(読売新聞) - goo ニュース

 しばらく、このブログから遠ざかっていた。何となく書く気になれず、また他に興味のひかれることがあったため。
 が、最近二つの印象的な事件。ひとつは、菊地容疑者の逮捕。ひとつは漫才芸人の家族の生保受給の問題。まったく対照的なふたつの件に、ちょっと書いてみたくなった。
 菊地容疑者。事件の報道に触れるたびに、切なくなってくる。彼女は本当に善良な人間だった。隠れて暮らしながら、ささやかな幸せを見つけ、介護ヘルパーの資格も取得し、懸命に生きている姿。過去にオウム真理教という教団に身を置いたばかりに、特別手配を受け、走る爆弾娘などと呼ばれ、いかにも人でなしのようにマスコミでも取り上げられていたが、まったくそうではない。
 パートの彼女が懸命に働き、850円の時給で得られる金額は、一か月びっちり働いても15万円程度。トタンぶきのあばら家に幸せな家庭を作り、ウサギとメダカを飼って懸命に生きている姿。
 一方の漫才師の家族。生保の場合、まったく働かなくても、菊地容疑者と同じ程度の金額が得られる。あの漫才師の母も、姉も、叔母も、生保受給を職業として暮らしていたわけだ。
 菊地容疑者に比較すると、いかにも醜く汚らしい。あの漫才師も、成金趣味を見せびらかす醜悪な人間。私生活を見せびらかしている人間が、プライバシーに触れられて泣き言をいう醜さ。僕は、あのようなタイプの人間には正直吐き気を催す。
 一方の菊地容疑者は、身を隠して仕事をしなければならない。住民票を取ることも、運転免許を持つことも許されない。むろん生活保護は受けられない。せいぜいできることは、花嫁衣装を身に着け、人には見せることのできない写真を撮ること。
 それに比べ、漫才師の家族の就労のハンデは極めて低いはず。仕事で体を痛めたというが、生保を受けるために働く意思を見せなかったと思えてならない。マスコミへの露出を考えれば。
 今、ずるく生きる人間がもてはやされる社会。まっとうに生きる人間は、住みにくい世の中。

 確かにオウム真理教は、われわれの暮らしに脅威をもたらした。多くの人命も奪われた。が、犯罪を行ったのはオウム真理教という宗教法人であり、個別信徒は善良な市民が多かった。僕は、菊地容疑者程度の立場では、罪を問えないと思う。
 あのオウム裁判にしても、13人も死刑判決が出るなんて異常だ。殺人を犯したのは宗教法人であり、宗教ゆえに目が見えなくなった被害者が加害者になったに過ぎない。13人もの死刑判決を、当然のように思っている社会が怖い。そうした心がマスヒステリーを生む。

 と、一杯やりながらの書き込みで失礼。
 

これを機に原発を見直す必要性

2011-03-22 07:19:46 | 事件の真相
死者・不明者2万7千人超す 警察庁(朝日新聞) - goo ニュース

 私の知人に、映像の制作者がいた。彼はどんな企業のPRの仕事でも受けた。消費者金融など、怪しい会社のPR映画、耐震偽装のあったデベロッパーの紹介映像も手掛けた。が、たった一つ、原発のPRの仕事だけは例外で、絶対に受けることはなかった。原発の場合、国家が消滅するほどの大きな被害が生じる危険極まりない悪魔の構造物、という信念があったからだ。

「しかし、東京電力は安全だからつくってきたのじゃないの」
「どこが安全なんだい。今度の地震でよくわかっただろう。へたすりゃチャイナシンドロームだぜ。そうなりゃ、東京だって廃墟さ」
「そんな危険なものを作るわけないだろう。今回の地震被害は想定外の規模だというじゃないか」
「想定外なはずないだろう。日本は地震列島なんだぜ。地殻変動はどんどん起きている。もし、今回よりももっと大きな、チリ沖地震のようなマグニチュード9.5程度の地震が起きたら、高さ30メートル程度の津波が来ても不思議でない。さらにだ、地殻変動で、岩盤自体が傾くことも考えられる。そんな危険な場所に、原発をつくる愚は絶対に許せない」
「でも、何千年に一度の大地震を、なかなか想定できないだろう」
「いや、何万年に一度の超巨大地震が、たまたま明日起きることだって考えられる。今回の地震でも、地盤の沈下や移動が広範囲にわたって起きているが、そんなの日本列島で起きてきた地殻変動の歴史の小さなひとこまにしかすぎない。それも頭に置いて原発をつくるべきなんだよ。それを計画段階から考慮に入れてこなかったわけで、明らかに人災さ」
「しかし、起きてしまったものはしょうがないだろう。今、懸命に原発を冷やす作業をやってるじゃないか」
「ああ、自衛隊や東京消防庁の力を借りてね。しかし、東京電力は、地震発生当初、放射能漏れで危険だから、対策をせずに所員を避難させようとしたんだぜ。それが東京電力さ。この危険な事態でも、なすすべはまったくなく、他人の力任せ」
「その点は問題だな。しかし、どうすればいいんだ」
「方法はいくつかある。ひとつは節電だ。我々にできるのは、電力を使わない生活。照明を抑え、消費電力の少ないものに変えるとか、IHをやめるとか。大きな工場では自家発電の機能を持つようにすべきだ。今、東京では福島や新潟など遠い発電所からの電力に頼っているが、遠距離だと送電ロス、送電コストが大きい。それを解消できるし、いざというとき、工場の電力を売電できる」
「なるほど」
「今建設中、あるいは建設予定の原発はすべてストップし、操業中の原発は代替エネルギーを確保しながら徐々に停止し、廃炉にすること。絶対に安全であると言う確証のない原発は絶対につくらないようにすること。代替エネルギーは、潮流や太陽光、水力、地熱などがあるし、森林資源の活用も考えられる。実際、江戸時代には、薪炭林から得られた燃料のみで、自然破壊することなく日本人は生活していたんだ。そりゃ、質が変化したから、現状とは合わない部分もある。しかし、日本を破滅に追いやる可能性の高い原発よりは、はるかにましな選択だよ」
「しかし、どうしてそんなに危険なものを」
「儲かる人たちがいるからだよ。東京電力が儲かり、原発関連の事業者が儲かる」
「危険性を知らなかったのだろうか。今回も想像を超える災害だったというが」
「いや、十分に想像できた。想像できないなんて、大嘘つきかよほどの怠慢だよ。現に高木仁三郎さんら、多くの学者が、危険すぎる日本の原発について、口を酸っぱくして発言してきた。それを封殺してきたのは、怠慢どころか重大犯罪だよ。これは明らかに人災であり、東京電力はすべてをなげうってでも補償していかなければならない。そして、いかに原発が高くつくのか、身をもって理解する必要がある。もちろん、原発を認め、推進に大きな役割を担ってきた国も、最終的な責任がある」

 友人の鼻息は荒い。
 私としては、放射能がこれ以上広がらないことを望むのみ。
 被災者の皆さん、頑張ってください。わたしにできることは、ささやかな義捐金を送ること、買占めに動かないこと、車を運転しないこと、電気をなるべく使わないこと、そしてこんなブログで声援する以外には方法がないが。