日曜日に行われた国体ロードレースの応援に、朝スタートが早いので土曜日の夜から和歌山へ。
レース会場は白浜の少し北、印南町の特設周回コースなのだが、「観てほしないんかい!」というぐらい山の中の何もない場所。
そりゃあ興味のある人は駅から会場までシャトルバスも出ていたので電車でも行くでしょうけど、せっかく国体なんだから道路使用許可の大変さも分かりますが、もうちょっと街の中を通過したりするコースは取れないものなのか。。。。
そんなわけで、夜中にスタート地点となる中学校に到着したのだが、想像以上に真っ暗で何もない・・・
仕方ないので、公衆トイレが確保出来た少し離れた特産品売り場の駐車場でビバーク。
キャンピングカーはどこでも快適に寝れるから良い。
そしてレースの朝となり起きた時には青空も見えていたが、しばらくすると雨となった。まあ山奥なので天気の変化は仕方ない。。。
会場に着くと、大樹は既にアップに入っていた。なぜ入念なアップが必要かというと
コースはこんな感じで、スタートしていきなり登りとなるのだ。
1周15.8km、最高標高差248m、獲得標高411mで登りの平均斜度は7.2%とヒルクライムレースの様なコースを8周回すると獲得標高は3000mを越える。
周を重ねるごとに脚にくるだろう事は用意に想像がつく。
イベントにマストとなったゆるキャラも現れ、地元小学生のダンスと共にレースを盛り上げ、
小雨の中、126.4kmにおよぶ成年の部のレースがスタート!!
顔なじみの選手も沢山出ているのだが、いつもの学校やプロチームのジャージではなく、各都道府県のジャージなので、誰が誰か分からない。。。
大樹も早稲田カラーのジャージではなく京都府の白いジャージなので分かりにくい
レースは思った通り周回を重ねるごとに人数を減らすサバイバルレースに。
序盤から決定的な逃げは出来ず、大阪代表のマトリックスの選手等2〜3名が集団から抜け出すが、大きなタイムギャップとはならずにレースが進む。
大樹は常に集団の先頭付近で落ちついてレースを進めているようだ。
中盤に入っても大きな動きは無いが、既にメイン集団は20名ほどまでに絞られた。
そして、終盤ラスト3周回を終えて帰ってきた時には集団は10名にまで絞られ、逃げた二人の選手と10秒程のタイムギャップで大樹がメイン集団の先頭を索いてラスト2周回へ!
まだまだ余裕そうな感じだったが、ここからだ!
今日はまだ動いていない有力選手達が動き出すだろう。そのアタックに付けるかどうかが重要だ!
「大樹!これからやぞ〜!!」と激を飛ばしながら見送り、しばらくするとやはり、有力選手の一人、奈良の山本選手が一人で飛び出した事を伝えるアナウンスが流れた!
そして、差は1分以上に開いたが、最有力選手、和歌山の窪木選手が単独で追走に入った模様でその後に集団という形になってメイン会場に向かっているようだ。
差はドンドン縮まり、最終周回を告げるジャンを聞きながら単独で最終周回に入った山本選手に40秒ほど遅れて窪木選手が単独で最終周回に入った!
そして、しばらくしてメイン集団が現れたが、集団は8人で大樹がいない!!
「なんで!?」「ラスト2周回に入る時には余裕そうだったのだが・・・」「インカレに続いてまたメカトラか!?」
心配していると、かなり遅れて大樹が一人で最終周回に入った。
ん〜、落車の形跡もないし、ホイールも変えていないようだが・・・
レースは、単独で追いかけた窪木選手が山本選手を捉え、最後は引き離してゴール!!
少し遅れて2位に入った山本選手の後は、集団もバラけ、少人数でのスプリントとなった。
そして、遅れて大樹がゴール。先頭からは7分ほど遅れて11位でのゴールとなった。
メカトラかと思われたが、ダウン中の大樹に話を聞くと最終局面での登りで振るいにかけなければならないところを、今回は振るいにかけられてしまったようだ。。
まあ、力不足で遅れたのなら仕方がない。
スタミナもパワーもまだまだですな。
ということで、大樹は11位に沈みましたが、レース自体は見応えのあるレースでした。
後半飛び出した山本選手を単独で追走に出た窪木選手が交わして優勝。
地元開催の国体で絶対に勝たなければいけないレースで確実に勝つ。
なかなか出来る事ではないですね。
流石はチャンピオン!!
強い!!!!
このあたりの選手と対等に戦えるようになるには大樹もまだまだ修行が足りませんな
しっかし、レースは結局、大樹が最終走者となり80名出走で完走者は11名。
ロードレースは過酷ですね。
そして、翌日の月曜日からは和歌山競輪場でトラック競技が始まり、大樹は4km団抜きとポイントレースに出場します。
これだけタフなレースの後に走れるのかいな・・・・
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