TEAM MAGO

TEAM MAGOの活動日記

第86回全日本自転車競技選手権大会

2017-07-09 20:46:39 | レース

 遅らばせながら全日本選手権U23の報告を。

6月の23日から25日まで青森は八戸の近く、太平洋側の階上という町で第86回全日本自転車競技選手権大会が開催された。

 23日の金曜日は個人タイムトライアル、24日の土曜日はU23のロードレース、25日はエリートのロードレースが行われ、大樹は個人TTとロードレースに出場する。

 オヤジは23日に新幹線で個人TTの結果を聞きながら八戸入り。

 個人TTは1周13㎞のコースを1周回で争われ、高低差は35m。前半は下り基調で後半は登り基調というレイアウト。

 5㎞ほどかけて30m登るような勾配なのでTTバイクで十分戦える。

 新幹線の中で入ってきた速報で優勝は16分42秒46でツアー・オブ・ジャパンではナショナル・チームとして一緒に走った新城雄大選手。

 大樹は平均速度45㎞、トップから35秒遅れの17分17秒57の12位でフィニッシュしたようだ。

 まあ、そんなもんかなと思いながら八戸に到着。

ホテルにチェックインしてお風呂に入り食事へ。

八戸の居酒屋さんで20年近くぶりに旧友と再会!

 彼とは昔よく一緒にトレーニングをした。

 そのコースは家から二人で京都に入って、京見峠から京北町に入り花背峠を越えて鞍馬を経て大阪まで帰って220㎞。

 それからすぐにランシューズに履き替えて泉北の外周1周20kmのランニングというメニューを毎週のようにこなしていた。

 その頃はまだ生まれてもいない息子が京北町の高校に行くことになるなんて想像すら出来なかった。

 そしてその息子が全日本選手権出場の為に青森に。僕は応援のために青森に来て、旧友はここ青山の高校の自転車部出身で明日、大樹の走るレースの立哨のボランティア。

 人生って、偶然と思っていても必然になっているというか、あの時のあれはこれの布石だったのかなんて事が多々あると長く生きているとすごく感じる。

 そんな事を思いながら昔話に花を咲かせ、レース当日の朝も旧友に車で送ってもらってレース会場入り。

レース当日は天気も良く、気温も高い。

 どこに行っても登場するゆるキャラも大変だ・・・

レーススタート前のセレモニーでは可愛いチアリーダー達のチアリーディングも行われ、いよいよレーススタート。

朝、8時という早い時間にレースはスタートされた。

レース序盤、まだまだ大人数で進む集団。

 ロードレースは1周14㎞、高低差は120mのコースを10周回140㎞で争われる。

 日本のレース特有の平坦箇所は少なく、登ってるか下ってるかという感じだが、大きくは2か所、2kmほどの勾配は3~6%ぐらいで直線的に登るパワークライムと、勾配がキツくコーナーを回りながら2㎞登る峠が一か所ある。

 それらの登りをつなぐ下りもなかなかテクニカルで危険な箇所もある。

 レースはスタートからアタック合戦が繰り広げられるが、決定的な逃げは決まらず集団のまま進むが、周回をこなす度にそのコースの特性と暑さからか、人数が減っていき、中盤には集団の人数もかなり減らされ、メイン集団は40名ほどに。

 大樹も集団前方でレースを進め、有力選手たちの動きを警戒しているようだ。

レース中盤。直線で登るパワークライムセクションで有力選手数名が集団を分断させている。

大樹を含め数名の追走が出ている。

明治と早稲田!

力強くダンシングで踏む!

 ん~、有力選手達のペースアップに少しキツそうだが、なんとか食らいつく大樹だが、自分から攻撃を仕掛ける余裕はないのか?

レースも終盤に向かって人数は絞られた。

 残り3周とちょっと。ここからが本当の勝負になるが、勝ちが決まるアタックに乗れるか?

124名でスタートしたレースもコース上に残っている選手は40名程度か・・・

 勝負が出来る位置にいる選手は30名ほど。

 ゴールまで2周と少しを残した辺りで、2名の逃げが出来、それを追走する数名、その後ろにまた数名のグループという体制になり、大樹は最終グループの後ろで通過したが、あまり余裕はなさそうだ。。

 がんばれ!踏ん張りどころや!と激を飛ばし見送るも心配な方が大きくなる感じだった。。。

 そして、いよいよ最終周回!

 逃げの二人のうち明治の野本選手が一人で抜け出し追走の3名から2分半ほどのアドバンテージをつけて最終周回へ。

 その後もパラパラと選手が通過するが、大樹が来ない・・・

 やはり、最後の勝負所で遅れてしまったか~・・・

 なにをしとんねん!と思っていると北桑田時代の同僚、草場君ともう一人の3人のパックでゴールへの登りを上がってきた。

 特に落車したような跡もない。やはり力が無く遅れたのか。。。

 実況からは逃げを追い、吸収しアタックがの掛け合いが行われているエキサイティングな実況が流れ、最後は3人のスプリントとなり、スプリントを制したシマノの横山君が見事優勝した。

 2位には果敢に攻めた明治の野本選手。3位にはツアー・オブ・ジャパンでのチームメイト、鹿屋の山本選手がはいった。

そして、トップから遅れる事、結局7分31秒の12位でのゴールとなった。

 後で話を聞くと、最後の勝負に向けてスピードが上がったところで落車が発生し、コケる事はなかったものの完全に止まってしまい、スピードの上がった前の集団に追いつくことは出来なかったとのこと。

 しかし、仮に落車が発生しなかったとしても勝負に絡む脚は残っていなかっただろう。

 落車に巻き込まれるような位置にいたこと自体も悪いし、それぐらいのトラブルは自分の脚で復帰できるぐらいの力が無いと勝てない。

 いつも中盤まではいい動きをしているが最後の勝負所で遅れてしまう。。。

 走り込みが足りないんちゃうか?

 まあ、本人が一番わかっているだろうし、悔しいなら弱点をトレーニングで鍛えなおしてインカレに備えてほしい。

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