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just a photograh of yesterday...

4月23日 (日) 森羅万象をテーマに・・・

2006年04月23日 | Enjun’s Diary
京都、大原、三千院~♪

・・というわけで、

「日帰り京都」敢行してきました。


新幹線でお昼頃京都に到着するもすぐさま、大原の三千院へ。

まぁ、観光というよりもお手伝いですょね。。

声明と雅楽の公演が三千院であって、今日はそのお手伝い。

うちの大学の教授とか、知り合いの人結構来てて驚いたな。


<三千院内 実光院にて撮影>


およそ3年半くらい前になるだろうか・・・

フィンランドのヘルシンキに声明の公演のお手伝いで行った事がある。

その時は 現代作曲家、細川俊夫さんの作曲した

雅楽と声明の為の曲

『観想の種子』

を音楽祭の中で演奏した。


今回はその時のメンバーのAさんの追悼公演として催された。

特筆すべきなのは、

集まったメンバーの豪華なこと・・・。

笙は世界的第一人者の宮田さん、

竜笛(横笛)では数々の賞を受賞している芝先生、

そして鼓も芸大の教授のSさんだし・・・

一流の雅楽奏者が三千院のお堂に集まり、

天台の僧侶の声明とのとても贅沢なコラボレーションである。


この細川さんの作曲した『観想の種子』という曲は、

もともと80年代に、

曼荼羅の『森羅万象』をテーマに

雅楽と声明との融合した曲として作曲された。

それが95年、ドイツの音楽祭用に作り変えられ、

『新・観想の種子』として今も尚、演奏されている。

雅楽と古典声明の融合は、

本当に見ていても、聴いていても面白い。

様々な楽器を使って、大きな曼荼羅の中で演奏される。


・・・数年ぶりに聴いたこの曲

本当に心が洗われるようだった

緑の豊かな大原に、声明と雅楽の音が響いていく・・・。

ホントその一つの公演の裏方の仕事しかできなかったけど、

わざわざ京都まで足を伸ばしてよかったな

・・と思えた瞬間だった。


洋楽器も良いけど、

和楽器の魅力っていったらたまらないですよね~。

最近になって、やっと感じられるようになりました。。。


ぜひ、

色んな人にこの曲を聴いてもらえたらいいなぁ・・・

って、思う。

すごく良い曲だから。

すごく面白くて、雅楽への見方も変わると思うんだな。。

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