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4月2日(土) 光と影

2005年04月02日 | Enjun’s Diary
上野公園の国立西洋美術館で開催されてるジョルジュ・ド・ラ・トゥール展を見てきた。
地下のイベントスペースには約30点くらいの作品が展示されてた。

とにかく土曜日だったこともあり、すっんごい人、人、人・・・
動物園、東京文化会館にいく人もいたり、花見してる人もいたり様々でしたが。
美術館も込み合ってた。
ぼーっと絵を見てると、前にオッサンの頭が割り込んできたり・・・、オバサンにはねのけられたり・・・
一つの絵に人が10人以上群がってて、もう落ち着いてみてらんない(笑)
絵の一部が絶対人で欠けちゃうから、「絵と自分」という構図を組むのはほぼ無理。
まるで イモ洗いのようでした。

海外の美術館じゃ多くの絵の中の一つみたいな感じで、人がわんさか集まるような絵じゃないのに、なんで日本持って来るとこんなに格があがるんだろ・・・。


今回西洋美術館がジョルジュ・ド・ラ・トゥールの作品を購入したらしく、そのお披露目をかねての展覧会だったらしい。
四国の大塚美術館にもジョルジュ・ド・ラ・トゥールの作品は展示されてたので、いくつかは知ってるのだけど自分の知ってるものはやはり数が少なくて、彼の模作も含めて初めて見るものばかりでした。

個人的にはルーブル、メトロポリタンに所蔵されてたものは、今回東京には持ってこられてないのが残念だったが・・・。
一週間前くらいに「ダ・ヴィンチコード」をもとにビートたけしが、彼の作品、「モナリザ」を紐解くって特集番組があった。そこに登場した、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールのマグダラのマリアの絵を見たかった。(今回は無かった)

今回見てみて、彼の作品の光とそれによって現れる影、の描き方は凄いな と思った。
全て表と裏、光と影が大事 ってきく。暗いものの中に光を描く。彼の作品は全てのものに光、影をあてて描いてるように見えて、その点にホントにこだわったんだろうな…と感じる。一見暗い絵だけど、よくよく見ると暖かかったり、見れば見るほど明るくなったりするから不思議だ。

ダ・ヴィンチ・コード (上)

角川書店

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