Take the ''E'' Train!!

yesterday...
just a photograh of yesterday...

6月17日 (土) イラン熱と上質サッカー

2006年06月17日 | Germany (W杯 2006)
昨晩、ミュンヘン駅前のClubで地元の子と飲みすぎ、騒ぎすぎた為、

今日の朝は、少しゆっくり・・・・



って、わけにもいきません

ソーセージを片手に、

ガッツリ午前のICEに乗り込んで、

フランクフルトを目指す。


こちらドイツでは、ソーセージは日本のように

串で刺して食べるものではありません。

ソーセージを焼いてるおじさんは、

必ずといって良いほど、ブレッドにサンドしてくれます。

てか、

ドイツのビールとソーセージをはじめとする肉料理の組み合わせは最高なんだ

・・という事で、昼間から当然のようにビールを飲みます


ICEの乗車ももはや、手馴れたものになってきた☆

ドイツのレールパスを使うと本当に楽ちん

イギリスは、EURAILに加盟してない為に(お堅いお国柄)行けないが、

その他の国だったらパス一つで行きたい放題である。

途中、ホッシーと同じボストンの大学に通い、

ドイツに住んでるアメリカ人を同席だったので少し話していた。

なんでも、ドイツ人の彼女がいるからドイツで働いてるのだ、という。

ボストンカレッジ出身(アメリカの大学の中でも指折りの超一流大学)で、

そんな頭の良い人が何気なくドイツの列車の隣にいるんだから、

世界は面白い



彼も、昨晩一緒だったクラリサ(ドイツ在住のアメリカ国籍の女の子)

と同じことを言っていた。

『ドイツに暮らしてみたけど、ココはそんなに良い国じゃない。。。

 早くアメリカに帰りたい

って。

果たしてそうなのだろうか・・・?

ここには、

明らかなる、ドイツとアメリカの国際関係が浮き彫りになってる、と俺は思う。

そう。

日本人がアメリカに住んでて良い気分がしないのと同じように、

ドイツをはじめとする、ヨーロッパ諸国では、

基本的には、アメリカを受け入れていない。

だから、アメリカ人に対する反応、当たり方が、

日本人のそれとは確実に違うのであろう・・・。

それは現地に住むジャーナリストの方にも教えていただいた。

確かに、ヨーロッパの先進国を中心に

街並みは、アメリカナイズされつつある。

日本なんかはもう手遅れだけどw

だから、逆に古い体制や歴史を重んじるドイツの国の人はアメリカ人が好きじゃないんだろうな。

アメリカに言わせれば、映画でもそうだけど、

ドイツはいつも敵扱いされてきたわけだし、

当然の報いだ、と俺は思う。


そうこう言ってるうちに、フランクフルト中央駅到着。

街は、昨日や一昨日の雰囲気とは全く違い、

ポルトガルとイランの国の色で埋め尽くされていた・・・。

早速、臨時トラムに乗って、フランクフルトのスタジアムへ!

どうにもこうにも人込みが凄い。

そして、

驚いたのがイランサポーターの応援。

超激しぃ~~

    

男どもが国旗を振りかざし、

中近東特有の独特なリズムで太鼓を叩き、

そんな中、女の子が腰を振って踊りまくる・・・

2人で顔を見合わせて、出た言葉が

『イラン、すげぇ・・』

だったww

そして・・・スタジアムへ→→→



『さすが、W杯

って、見る者を唸らせる位、フランクフルトのスタジアムは素晴らしかった。

ちょうど、ポルトガル側の席であんまりピッチから近い方じゃなかったけど、

(ていうか、一番天井近かったけど・・・)

なかなかの眺めである。

さて、

『ポルトガル-イラン』

キックオフ

試合は、終始ポルトガルの質の高いサッカーが目立っていた。

今回が最後であろう、キャプテンマークを腕に巻いた7番フィーゴ。

そして、若武者クリスティアーノ・ロナウド。

ルイ・コスタを追いやった新司令塔デコ、

マニシェ、パウレタ、ヌーノ・ゴメス・・・・

そうそうたるメンバーがポルトガル代表に並ぶ。

本当に生のワールドカップは凄い。

司令塔デコを中心に中盤をコンパクトにまとめ、

特に、フィーゴとロナウドはサイドアタッカーだが、

10分ごとにポジションチェンジを繰り返し、

イラン側はマークが徹底できなかったと思う。

しばらく膠着状態が続いたが、

後半・・・

ポルトガルは、デコの華麗なミドルシュートで先制

スタジアム中が『ワァ~~』と湧き上がり、

ポルトガルの国旗が飛び交う。

試合終了間際には、ロナウドのPKも決まり・・・

終わってみれば、2-0でポルトガルが余裕を見せてイランを退けた。




やっぱ・・・

ポルトガル強い。

特に今回は、『本当に強い』と感じた。

アジアで一番の攻撃力を誇る、イランを全然寄せつけなかった。

マハダビキアとかカリミとか良い選手もいるのにな・・・。


イランの熱の入った応援と、

ポルトガルの質の高いサッカーを両方体験できた貴重なゲーム。

日帰りといえども、

わざわざフランクフルトに来た甲斐があったよ~

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