よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

眼視観望の記録002(金星)

2023-05-06 00:00:00 | 太陽系内

 第1部 金星(観測員+飼育員)

画像①Mak127+天頂プリズム+2倍バローレンズ+8mm-24mmズームアイピース+UV IRカットフィルターiPhone7コリメート撮影)

本日は、支部ミナミヌマエビ飼育員の来館(帰省とも言う)により、急遽金星を観望することになった。金星をAZ-GTiで1スターアライメント後の金星追尾、追尾ずれまくり、スマホのSynScanProアプリで、微修正を続けながら、最終的に375倍での眼視観望となった。

眼視では、明るく輝き、他の恒星と違って大きく見えるのでこれが金星かの感動があり、2人とも『見えた。これが金星!』と喜びながらの観望となった。欠けている様子も観察できた。

コリメート撮影は難しい。スマホを置いただけで金星が視野からずれるなど、悪戦苦闘。Youtubeのボスケさんのようにはいかない。写った形も見えているものとはちがうが、まあ良しとしよう。

今回は、ピント合わせにバーティノフマスクを使用。『金星で使用できるの?』で恐る恐る使用したが、きちんと使えた。実用上だけでなく、これでピントが合っていると目で確認できる精神的な効果も大きいと感じた。FMA135とSV165用の口径3cmに対応したバーティノフマスクも販売してほしいものだ。はじめからバーティノフマスクが標準でつくRedCat51がうらやましい。

 

画像②(Mak127+Neptune-CⅡ+2倍バローレンズ+天頂プリズム+AZ-GTI+UV IRカットフィルター、スナップショット)

画像③(Mak127+Neptune-CⅡ+2倍バローレンズ+天頂プリズム+AZ-GTI+UV IRカットフィルター、動画10枚からRegiStax6による処理画像)

 

補足情報

1)2倍バローレンズ:Vixen製

2)8mm-24mmズームアイピース1.25インチ:セレストロン製

3)バーティノフマスク:ノースタン・クロス製

4)天頂プリズム:笠井トレーディング製

 

第2部 月齢13.9の月(館長、観測員、飼育員)

第2部は、星座ビノ・3倍オペラグラス・1000円10倍単眼鏡などを使った月の眼視観望。これが意外に楽しかった。記録しない観測も楽しいものです。最後はSV165にズームアイピースをつけての観望になったが、このレベルになると三脚が無いと観望は難しい。

追加画像

翌日5月5日の月(月齢14.9)

(FMA135+Neptune-CⅡ+IR UV IRカットフィルター+Virtuoso-GTi+SharpCapPro)

飼育員にはこの画像を持ち帰ってもらいました。

なお、飼育員より、メダカ・エビ・植物等のブログを増やすように要望があり、前向きに努力することを約束。

 

参考資料

1)金星~Wikipedia

2)シニアで始める天文観測~バーティノフマスク

 

撮影データ
2023年5月4日
2F西和室特別観測所
金星
画像②
Mak127+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+UV IR-CUTフィルター
SharpCapPro4.0でスナップショットでpng保存
RGB24、Area1024x768、Offset=101、Gain=100
Exposure=33.3ms
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(なし)
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、トリミング
花子フォトレタッチ3で、サイズ調整等
 
画像③
Mak127+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+UV IR-CUTフィルター
SharpCapPro4.0でAvi保存(10frames)
RGB24、Area1024x768、Offset=101、Gain=100
Exposure=33.3ms
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(なし)
Ragistax6で処理
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、トリミング
花子フォトレタッチ3で、サイズ調整等