駅から家に続く住宅街では、ホームイルミネーションが輝き、それを電車から鑑賞

しながら帰宅するのが最近の小さな楽しみです。

昔は赤や金、緑などの電球が主流でしたが、最近ではＬＥＤ(発光ダイオード)の

普及に伴い、青と白の色使いをよく見かけるようになりました。

六本木ヒルズのイルミネーションでは定番になりつつあります。

新宿の小田急サザンライトのもこの色でしたので、パチリ

では、現代のイルミネーションカラーである、青と白のコンビネーションの

色彩心理的な意味はどんなものかといえば・・・

寒色の代表でもある青と白は、幻想的で美しい輝きを放ちますが、心理的には抑制

的で無機質な性質をもちます。直接人と温かくかかわるよりは、自分の感覚や価値観

を大切に、感情をコントロールでき物事を慎重にさせ、人をクールにさせてくれる

色なのです。

直接、人とぶつかり合ったり、関わるよりメールやチャットの世界にはまる

最近の若者の傾向を象徴しているかのようです。

また、精神的な満足感を求めやすくなり瞑想などを好む傾向もあります。

巷でヨガブームになっているのも、わかる気がします。

現代の若者の消費者心理を『青と白』の色彩心理の意味と重ねてみると

ぴったりと一致します。

色彩思考は非常に流動的ですが、時にはそこから現代人の心理を測ることが

できます。色の明度が低くなるほど心理的には抑圧的にあり、不満が大きくなります。

同じ色でも、”暗”よりは”明”へと、少しでも明るい色を使う方が心理的には

お薦めです。

元気満々の時にはいいのですが、落ち込んでいたり、暗い気分の時に、

黒とかグレーなど褐色は、絶対避けて下さいね。。