www.humanwellness-institute.orgより引用
ストレス対処や心を整える技術で『マインドフルネス』という心のエクササイズがあります。
人は大きなストレス受けるとその事にとらわれ、縛られ、身動きが取れなくなって次第に心は閉ざされ弱くなってしまいます。
マインドフルネスとは、「今」の自分に気づき、現実をあるがままに受け入れることで感情や物事にとらわれている自分を
開放することができる心理療法といわれており、1つのことに集中して行います。いつでもどこでも実践できます。
多くの研究から、うつ病の改善・予防効果が実証されているそうです。欧米では、1970年代から徐々に普及し現在では医療や教育現場、
心理療法にも導入されています。
先日、国内でマインドフルネスの普及・啓発を行っている組織『ヒューマンウェルネス インスティテュート』という心理教育法人で
『呼吸のマインドフルネス』というストレス対処法のひとつを学んできました。
日常生活でイライラしたり、落ち込んだ時のメンタルヘルスとしても非常に興味をもちましたので皆さんにもシェアしたいと思います。
(1)手を前で合わせて合唱のポーズをとる。
(2)鼻からゆっくり4秒で息を吸い込みながら、合掌した手をそのまま上に押し上げる。
(3)下腹部に力を込めて、両手を上げたまま7秒息を止める。このとき、吸い込んだ息を全身に放散させる感じをイメージする。
(4)肺に残っている息を全部吐ききるようなイメージで両手を広げ、8秒かけてゆっくり腕を下ろしながら息を吐く。
(5)(1)〜(4)を2〜4分ほど(6セット~12セット)ほど繰り返す。
ポイントは、集中することが大切なのですが、この『集中する』という事が実に難しいのです。
やっていると「右の腕が上がりにくい」「なんだかイライラする」「今日のごはんは何を食べよう」・・・など考えが浮かんできます。
しかしその考えを否定せずそのまま受け流し、すぐに意識を“今ここ”に引き戻すことです。
代表の石井朝子先生のお話では、自分の気持ちを『雲が流れている様子を見るように』、自分の感情を客観的に見ることが大事なんだとか。その際の大事な事として、どんな感情が浮かぼうが、『No Judgement!良いとか悪いとかを決して判断してはいけない』そうです。
自分が体験し、何度も繰り返し行うことでコツを掴んでいけるようです。
私もイライラして怒りがこみ上げてきた時にトライしてみました。その場を離れ、マインドフルネスの呼吸法をやってみました。
気持ちは、「イライラして、怒っている」。しばらく続けていくと、なんだか、心が落ち着き
さっきまでカチンときたことが大したことないように思えてきました。ムカムカした感情が消えていました。
心と身体がぶれることが減るのでストレスケアになることはもちろん、身体のちょっとした不調にも気づきやすくなるので
風邪をひきづらくなったり、体調がすっきりするなどのメリットもあるのだそう。
ストレスは心と身体の両方に悪影響を与えるものです。
相手に対して腹がたったり、イライラしても、結局は自分にかえってきてしまうのです。
気持ちの切り替えなどにも使えるので、仕事や対処法などに煮詰まった際にも使えるかな・・・と思いました。
2013-09-25 17:49:39 コメント(0)| Trackback(0)