「渋谷マークシティ」の連絡通路に設置されている巨匠、岡本太郎氏の巨大壁画
「明日の神話」
その大きさと色彩、描写に圧巻です。
内容的には、平和とはかけ離れているが、逆に平和を呼びかけている
メッセージを私たちに投げかけているようです。
この作品は、30年以上前に、岡本太郎さんがメキシコシティに建築中のホテルから依頼されて、制作されたものらしい。
しかし、依頼者の経営状況が悪化し、そのホテルは未完成のまま人手に渡り、
壁画はその際に取り外され、転々とするうちに行方がわからなくなっていたそうです。
2003年、岡本太郎さんのパートナーである岡本敏子さんがメキシコシティ郊外の資材置き場に保管されていた無惨な状態の『明日の神話』を奇跡的に発見されたそうです。
太郎さんを思う気持ちが、この作品の奇跡的な発見となったのでしょうか?
まさに深い愛を感じますです。
青の背景に赤の炎が、ダイナミックであり何とも言えない気持ちになります。
青と赤の色彩心理の意味である、『嫉妬・葛藤・競争・戦い』など
すべてのキーワード入っているこの壁画は、皆さん一見の価値があります。
2008-11-29 23:53:09 コメント(0)| Trackback(0)