久しぶりの更新です。
この2年間ほど、心理学と臨床心理学を大学で学び直し
ウン十年ぶりに、勉強漬けの日々でした。
この春より、桜美林大学大学院で心身医学と、国立精神・神経医療研究センター
で、認知行動療法を学んでおります。
認知行動療法というのは、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神療法
(心理療法)の一種です。認知というのは、ものの受け取り方や考え方という意味です。
ストレスを感じると私たちは悲観的に考えがちになって、問題を解決できないこころの状態に
追い込んでいくのですが、認知療法では、そうした考え方のバランスを取ってストレスに
上手に対応できるこころの状態をつくっていきます。
これまでは、色彩と人の心や体の関係を中心とした色彩心理学の世界で
活動させて頂いておりましたが、セラピーの場面でも、ストレス社会の現代を反映
して、うつ病や精神疾患など心の健康問題の領域にかかわる理由で悩んでおられる
ケースが増えてきました。こうした場合は専門的な知識が必要になり
セラピーの範囲で扱うことは難しくなります。
うつ病などの対応では、セラピーは補助的には有効の場合もありますが、
心療内科や精神科にてきちんと治療を受けることが必要であります。
うつ病は心の風邪といわれることもありますが、一度完治しても、また再発する
ケースも多いのが現状です。現在、うつ病の薬物療法以外での有効な
心理療法として、「認知行動療法」が注目されています。
企業などのメンタルヘルスのプログラムにもこうした認知療法が取り入れられるように
なっています。
今後は、認知行動療法をカウンセリングやメンタルヘルスセミナーにも
取り入れていきたいと思っております。
認知行動療法的な会話や対応は、普段の生活や会話などに取り入れることで
人間関係の円滑化やストレス軽減にも役立ちます。
このブログでも、基本的な事をご紹介していきたいと思っております。
もちろん、色彩の活動も続けていきますので宜しくお願いしますね。
現在、心理療法は400~500ほどあると言われています。
色彩を表現したり、見ることは、色彩療法といわれる世界です。
表現するだけではなく、自分の感性や感覚(何故だか心地よい・ 嬉しい・楽しい・
安らぐ・躍動する・・・という感性)とフィットする色彩やアートを観ることでもセラピー効果が あるといわれています。
絵画やアート展に行って、好きな作品を見るのも、立派なセラピーなんですよ
今日は、こんなカラフルなペイントを添付します。
感じたままに、お楽しみ下さい。
2013-05-08 23:25:09 コメント(1)| Trackback(0)