Yonghua de shenghuo ~ふと想うこと~

永華的生活。yonghua(ヨンフア)の日記。つぶやいてます。メインはアメブロです♪

民族

2005-11-10 | Weblog
どうも。yonghuです。
今日は、先日の旅行の話の続きで、自分って??と考えさせられたことをひとつ。。

中国には公認されているだけで、56の民族がいます。
そのなかでも、漢民族が人口の92%以上を占めるらしいです。
そうなら、そのほかの55民族で人口の8%弱ですね。。

中国は人口が13億人だから、8%としてもかなりの人数ですが、やはり地方に行かないと、少数民族の人や文化には触れることができないです。
今回の旅行で地方都市のフフホト(呼和浩特)とそこから車でかっ飛ばして2時間半ぐらいの草原に滞在しました。
フフホトの空港で出迎えてくれたガイドさんと運転手さんは、見るからに漢民族の顔ではなくて、朝青龍やチンギスハーン(社会の資料集とかにあった肖像画)と同じ雰囲気を醸し出す面持ち。。
内モンゴル自治区という通り、もともとはモンゴル人が住んでた地域らしいです。
(今は漢民族も増えてるらしいですが。。)

そして、二人の間で交わされる聞いたことの無い言葉!なんとモンゴル語!!
あの息の吐き方、、なんとも言えない。どこにきたか一瞬わからなくなりました。

いわゆる中国語と言われるのは、北京語のことで、これが中国の共通語です。
でも、ここはモンゴル人が多く住む内モンゴル自治区。
モンゴル語なのも当然ですね。。ただ予想してなかったので、少し驚きでした。
最近の人はみんな北京語をしゃべるのかと、勝手に思っていたので。。

省都フフホトでは漢民族と蒙古族が共存しているので、蒙古族の人は北京語もしゃべれます。
2つの言葉を流暢に使ってます。しかもガイドさんは日本語も達者です!すばらしい。

草原に滞在していた時のこと。
夕食時にガイドさんと話す機会がありました。
北海道で3年間仕事していたこと、好きな芸能人やお笑い芸人のことを懐かしそうに話してました。
その当時のヒット曲も歌えてました。
ナイナイと小池栄子が大のお気に入りぽかったです。

その時の話のなかで、自分たちが受け継いでいる血にとても誇りを持っていることに気がつきました。
とにかくチンギスハーンが大好きです。
言わずと知れた民族一番の英雄ですが、21世紀にもモンゴル人に尊敬されているとは思いませんでした。
かつては世界一の帝国を築いた蒙古人。
そのことを今でも誇りにしていたんです。

それってすごいことだと思う。
何百年前の栄光だけど、それを誇りに今を強く生きてけてるんです!

その感覚って自分にはありませんでした。

民族の団結が強くて、自分たちに自信を持っています。
そうやって何代も何代も時を経ても、廃ることがありません。

ちょっと感動でした。

いまの日本ってそういう感覚ないですよね?
有事の時は、民族が一致団結するのかもしれないけど、今のこの平和な時代、そういうことを考えることは、これまで皆無でした。

蒙古族の人たちに出会えて、自分という存在を改めて考えさせられました。
日本に生まれ育っても、本当のことはよくわかっていなかったんじゃないかな?

■ここからは余談です。■
モンゴル人は、漢民族のことが大嫌いでした。
彼ら曰く、ずるいそうです。そして嘘をつくと。
でも、日本人は好きだと言っていました。というか、ことあるごとに「モンゴル人と日本人は親戚だ」と言ってた!
まぁ、遠い祖先は同じだろうと思いますが。。
「おばあさんに聞いてみて下さい。日本人とモンゴル人は親戚だと言うでしょう」
と何回も言ってたけど、それはうちのおばあちゃんは言わないと思うね(^^)

ガイドさんは日本で働いたことがあるからだろうけど、日本人みたいに一生懸命働く人たちを見たことがない。と。
とにかく勤勉で真面目だと言ってました(漁船に乗ってたこともあるらしい。海の熱い男衆を見てたんだね)

また、日本に行きたいと言ってた。
大学に入りたいんだって。10月に試験があると言ってました。
受かって、晴れて日本にくることになったら、バイトを探して!とのこと。
ちゃっかりしてますよ!
現地でお世話になったんで、探しますが(^^;

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