人と獣(けもの)は心を通わせることが出来ないとされている。
けれど、特別な力を持った少女が獣(けもの)と共に生きていく物語。
忘れたいけど、忘れたくない、大切な人との思い出をかかえながら。
『獣(けもの)の奏者(そうじゃ)』講談社青い鳥文庫
上橋菜穂子/作 武本糸会/絵 講談社 2008年発行
主人公のエリンは好奇心おうせいで、特に生き物を観察するのが好き。
母を助けるために、おそろしい闘蛇(とうだ)の群れの中にも入っていく勇気を持つ10歳。
竪琴(たてごと)の才能もあるようだ。
※「2010年度 箕面・世界子どもの本アカデミー賞」主演女優賞ノミネート作品より