ひとりでは到底(とうてい)できないことでも、仲間と一緒なら計(はか)り知れない力が出るものです。
『誰(た)がために鐘(かね)をならす』
山本幸久/著 KADOKAWA 2016年発行
来年3月には廃校する諏那高(すなこう)。
3年生の錫之助(すずのすけ)たち4人は自分の担当の音だけを鳴らせばよいとハンドベル部を復活させた。
だが、全員そろわないと練習にならないと気付き、時間を合わせてコツコツ練習した。
そのかいあって、保育園の七夕演奏会では大喝采(だいかっさい)をあびた。
4人は人生に悩みながらも、ベルの音色とともに成長していく。