散歩と俳句。ときどき料理と映画。

北村宗介さんの個展

昨日は約20年来の友人で書家・美術家の
北村宗介さんの個展へ。
会場のカフェギャラリー〈ひねもすのたり〉は阿佐ヶ谷駅のすぐそば。
転居前なら、総武線でたった三つ先の駅だが、いまは果てしなく遠い。

在廊の宗介さんに、一緒に行った遠足仲間のK氏とMさんを紹介。
ツレアイも同行。ツレアイと宗介さんは旧知の仲。

今回の展示は篆刻作品が中心。
篆刻と言っとも文字ではない。
風景や猫、花が彫られている。
篆刻でこういう題材は珍しい。

宗介さんに
〈篆刻で風景や花を彫る人ほかにいる?〉
と尋ねてみた。
〈いない、いない、私だけ〉とのこと。

あとは古い板を磨いて、そこに花を描いたものが数点。

書は一文字だけのものが5点。
その中で〈風〉の文字がとてもいい。

少し外れた棚に展示された篆刻作品に
二匹の猫を描いたものが数点ある。
ツレアイと相談してその中の1点を購入。
3500円なのでビンボーなワタシにも買えた。

買ったのはこの作品。左下のA.Pとはエディションナンバーではなく、「Artist Proof」の略で「作家保存」の意味を持つ。

Mさん、K氏、ツレアイは宗介さんを囲んで歓談。
作品を作る動画を見せてもらってみんなうれしそうだ。
質問にもこころよく答えてくれる宗介さんである。

帰りにMさん曰く
〈書家って難しい顔で、無口だと思って怖い印象だったけど、楽しかった〉

K氏も
〈宗介さん目がキラキラしてて、なんか元気もらったな〉
と喜んでくれた。

誘ってよかった。

阿佐ヶ谷はあまり馴染みのない街なので、安そうな呑み屋を探すのに難渋した。

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